週報No.2370　詩篇（70）　26篇1～12節「ダビデの信仰の確立」

2022年12月18日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

詩篇　26篇1～12節
< 26 > ダビデによる
26:1 私を弁護してください。【主】よ。私が誠実に歩み、よろめくことなく、【主】に信頼したことを。
26:2 【主】よ。私を調べ、私を試みてください。私の思いと私の心をためしてください。
26:3 あなたの恵みが私の目の前にあり、私はあなたの真理のうちを歩み続けました。
26:4 私は、不信実な人とともにすわらず、偽善者とともに行きません。
26:5 私は、悪を行う者の集まりを憎み、悪者とともにすわりません。
26:6 【主】よ。私は手を洗ってきよくし、あなたの祭壇の回りを歩きましょう。
26:7 感謝の声を聞こえさせ、あなたの奇しいみわざを余すことなく、語り告げましょう。
26:8 【主】よ。私は、あなたのおられる家と、あなたの栄光の住まう所を愛します。
26:9 どうか私のたましいを罪人とともに、また、私のいのちを血を流す人々とともに、取り集めないでください。
26:10 彼らの両手には放らつがあり、彼らの右の手はわいろで満ちています。
26:11 しかし、私は、誠実に歩みます。どうか私を贖い出し、私をあわれんでください。
26:12 私の足は平らな所に立っています。私は、数々の集まりの中で、【主】をほめたたえましょう。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

　9～10節、罪人

罪深い人々、残酷な人々です。信用のおけない堕落した人々です。彼らは、民の間で力ある人々で、富もあり、国の経済に影響を与える人々です。ダビデは国民の平和と安寧の責任を担う国王として、彼らと会わないわけにはいかない人々でした。国力を強めるためには、富と権力を持っている腹黒い人々と一緒に仕事をしないわけにはいきません。これは、今日でも起きて来る問題です。

パウロは、ローマ12：2の初めで「この世と調子を合わせてはいけません。」と言いましたが、事実上、難しい問題が生じて来ます。

しかし、ダビデは、そういう人々とは関わりを持たないように決心し、その決意が更に強くなるように、祈っています。

　9節「どうか私のたましいを罪人とともに、また、私のいのちを血を流す人々とともに、取り集めないでください。」

これは、何者かがダビデに「おそらく、おまえも結局、悪者とともに取り去られてしまうのだ。」とののしっていたからです。

それを聞いたダビデは、恐れるようになり、信仰が脅かされていたのです。それはダビデが、過去の罪を思い出したことと、聖い心を求めているダビデの心使いとの、板ばさみになったことによって生じた恐れです。

救いの確信に立っている人でも、他人から「もし、最後の審判の時、あなたの罪が認められ、あなたの名前がいのちの書から落とされていたら、どうでしょう。」と言われたら、恐れを感じないでしょうか。、愛にも、聖潔にも、不十分な状態を思い、恐れないでしょうか。自分の弱さや、多くの誘惑に倒れて、サタンの餌食になってしまうのではないかと、恐れないでしょうか。

付き合う人から受ける悪い影響力は強く、早く浸透していきます。二心の人と付き合えば、直ぐに、二心になってしまいます。

ダビデは、自分の腐敗性を覚えて、「どうか、私を罪人とともに取り去らないで下さい」と祈らざるを得なかったのです。

兄弟姉妹、あなたのたましいが、この詩篇のダビデのような信実な状態であるなら、あなたは罪人とともに取り去られることを恐れる必要はありません。

あなたが、ダビデの持っていた二つの徳、「神の目に誠実な歩みをし」「主に信頼する心」を持っているなら、恐れることは全くありません。

イエス・キリストの十字架を信じて心が平安でいるなら、へりくだって主を愛し、隣人に愛を行なっているなら、あなたは決して悪人と一緒に取り去られることはありません。まず、信仰者が、毒麦の悪人と一緒に取り集められることはないからです。（マタイ13：28～30）

11節「しかし、私は、誠実に歩みます。どうか私を贖(あがな)い出し、私をあわれんでください。」

これは、ダビデの祈りによる信仰の積極面を示しています。ダビデは二心の人々を避けて、神の前に誠実に歩んでいます。しかしダビデは、自分がいくら誠実であろうとしても、自分の努力だけでは十分でないと感じていたのです。神によって贖(あがな)い出され、救い出されなければ十分でないことを、感じ取っていたのです。

12節、ダビデの結論は、信仰の確信です。

「私の足は平らな所に立っています。私は、数々の集まりの中で、主をほめたたえましょう。」

ダビデは罪の自覚から、不安な気持ちで神を礼拝し始めましたが、主の臨在に触れた時、平安な確信に満たされたのです。いつでも、主の臨在される礼拝は、神のいつくしみのゆるがない確信が与えられます。

彼は「平らな所に立っています。」心の平安と、生活の安定した状態を保っています。「数々の集まりの中で」証しと交わりの生活をしていることは、信仰の確信の証しです。
「主をほめたたえましょう。」賛美と感謝をささげていることです。・・・・・

＜今週の活用聖句＞

詩篇26篇3節
「あなたの恵みが私の目の前にあり、
私はあなたの真理のうちを歩み続けました。」

＜集会案内＞

◇12月21日（水）聖別会（123）午前10時半
第二のみわざの四重の面（6）
積極面…内住の御霊（1）

☆12月25日（日）聖誕節礼拝　午前10：30
. 　　クリスマス感謝会　礼拝後
どうぞ、お気軽にご参加ください。

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421
牧師　真部　明

☆クリスマス感謝献金のお願い

主イエス様のご降誕の恵みと、今年一年も主の恵みの中で守ら　れたことを感謝して、クリスマス感謝献金を実施します。信仰と感謝を込めてお加わり頂ければ幸いです。この献金は、教会の牧師費や光熱費、その他の諸経費のために使わせて頂きます。
締め切りは、12月31日とさせていただきます。
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口座番号　00250一1－14559
加入者名　宗教法人　地の塩港南キリスト教会
電話・FAX　045(844)8421

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