週報No.2486　詩篇（177）詩篇66篇1～7節「主に賛美と栄光を」

週報No.2486　詩篇（177）詩篇66篇1～7節「主に賛美と栄光を」

2025年2月23日(日)　午前10時半

頌　　栄　　　私たちはほめたたえる　　　 　　　2番
讃　　美　　　日々に新たなる愛　　　　　　　　319番
使徒信条
讃　　美　　　主イエスはわれに　　　　　　　　320番
聖書交読　　　イザヤ書26章1～6節
主の祈り
讃　　美　　　心の平安　　　　　　　　　　　　313番
聖書朗読　　　詩篇66篇1～7節
メッセージ　　詩篇（177）　　　　　　　　　眞部明牧師
「主に賛美と栄光を」
讃　　美　　　わが魂を愛するイエスよ　　　　　834番
頌　　栄　　　みたまの交わり　　　　　　　　　　4番

詩篇66篇1～7節
< 66 > 指揮者のために。歌。賛歌
66:1 全地よ。神に向かって喜び叫べ。
66:2 御名の栄光をほめ歌い、神への賛美を栄光に輝かせよ。
66:3 神に申し上げよ。「あなたのみわざは、なんと恐ろしいことでしょう。偉大な御力のために、あなたの敵は、御前にへつらい服します。
66:4 全地はあなたを伏し拝み、あなたにほめ歌を歌います。あなたの御名をほめ歌います。」　セラ
66:5 さあ、神のみわざを見よ。神の人の子らになさることは恐ろしい。
66:6 神は海を変えて、かわいた地とされた。人々は川の中を歩いて渡る。さあ、私たちは、神にあって喜ぼう。
66:7 神はその権力をもってとこしえに統べ治め、その目は国々を監視される。頑迷な者を、高ぶらせないでください。　セラ
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

1～4節「神に向かって喜び叫べ。」という、「神をさんびせよ」という、全地への呼びかけで始まっています。

1節「全地よ」の呼びかけは、イスラエルに当時、起きた、救いの経験、即ち、アッシリヤ軍の壊滅が、当時の世界的権力領域に変動をもたらすことを宣言しています。

最近のシリヤの崩壊を見ると、人間の世界は少しも変わっていないことを思い知らされます。神に逆らう権力の世界は、いかに誇っていても、滅ぼされるのです。この事実は、創世記の時代から変わっていません。

「すべての国々の民よ。手をたたけ。喜びの声をあげて神に叫べ。まことに、いと高き方、主は、畏れられる方。全地の大いなる王。」（詩篇47：1～2）

それ故、全ての人に、「神に向かって喜び叫ぶ」ように呼びかけています。ここにも、主が万民の神であることを示しています。

私も、主イエスに信頼して従って行くなら、アッシリヤの大軍を壊滅させるほどの、主の勝利を経験するのです。このメッセージを、作者は自分の経験を通して、確信を持って、全世界の人々に呼びかけているのです。

2節「御名の栄光をほめ歌い、神への賛美を栄光に輝かせよ。」

ここでは「栄光」が二回繰り返されています。

作者は、この救いは、神の民イスラエルを存続させるためだけでなく、この歴史的出来事は、神の栄光を現わすため、神の輝かしい御性質を現わすために、神が起こされたのだと言っています。

主イエスは、ベタニヤのラザロが死んだ時、姉のマルタに、「イエスは彼女に言われた。『もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る。』、とわたしは言ったではありませんか。」と言っておられます。

どんな困難な状況の中でも、ラザロの死の時のようなときでも、不可能に見えるときでも、主を信じて従って行く人には、神の栄光が現わされるのです。

ベタニヤのマリヤとマルタは、主イエスがよみがえりであり、復活のいのちの与え主、今すぐ、与えることができる神であられることを信じる必要があったのです。マルタとマリヤには、ラザロが終わりの日によみがえる信仰しかなかったのです。

主イエス様は、マリヤとマルタの信仰を、今すぐ、神の栄光を現わす信仰に引き上げられたのです。主のみわざを経験した者は、この栄光を自分の手柄にせず、自分の自慢にせず、主に栄光をお返しすることが、大切です。

この救いのみわざを、勝利のみわざを、自分の手柄にすると、そこから高慢になり、自分の知恵と力を主張するようになり、他人を見下すようになり、自分を王座に据えて、恵みを失ってしまいます。

神への賛美は、自分の感情や気分がよくなるために歌うのではなく、自分のたましいを、賛美に載せて主にささげ、神の御名の栄光を輝かせるために、歌うのです。自分がうっとりする自己満足のための賛美は、主の臨在を証ししません。賛美している私のたましいが、主の栄光を輝かせている賛美、それが神にささげている賛美です。

「ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」（ヘブル13：15）

最初のうちは、自分の気持ちがよくなり、感情、気分が高まるように、歌うでしょう。そこから神のみわざを経験することによって、主の栄光を証しする賛美に変わっていきます。……

賛美は、心の中で輝いている喜びの光を、伝えてくれるのです。賛美は礼拝や特別の時にだけ歌うのではなくて、普段の生活の中でも、口ずさみましょう。

3、4節は、その賛美の内容です。

3節は、敵に対する神のみわざの賛美です。……

4節は、全地の民の賛美です。「全地はあなたを伏し拝み、あなたにほめ歌を歌います。あなたの御名をほめ歌います。」

主の救いは、イスラエル人のためだけでなく、全地の人々が主の救いを経験して、主を伏し拝んで、礼拝するようになり、主の御名を賛美するようになります。

これは、どうして起きるのですか。ピリピ2：10～11
主イエス様が、十字架の死にまでも御父に従われたからです。

それ故、私たちがキリスト教の知識の理解や、水の洗礼だけでなく、主イエス様の十字架を信じて、救いを体験し、復活の信仰を持って証しするなら、多くの人々が「イエス・キリストは主である」と告白し、賛美するようになります。……

＜今週の活用聖句＞

コロサイ人への手紙3章16節
「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、
知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、
詩と賛美と霊の歌とにより、
感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。」

＜集会案内＞

◇2月26日（水）聖別会（214）午前10：30
聖潔を求める人へのメッセージ（2）
「三つの注意点（2）」

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421
牧師　眞部　明

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