音声:ルカの福音書(184) ヘロデとピラトは仲良くなった 23:1~12

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ルカの福音書(184) ヘロデとピラトは仲良くなった 23:1~12

23:1 そこで、彼らは全員が立ち上がり、イエスをピラトのもとに連れて行った。
23:2 そしてイエスについて訴え始めた。彼らは言った。「この人はわが国民を惑わし、カイザルに税金を納めることを禁じ、自分は王キリストだと言っていることがわかりました。」
23:3 するとピラトはイエスに、「あなたは、ユダヤ人の王ですか」と尋ねた。イエスは答えて。「そのとおりです」と言われた。
23:4 ピラトは祭司長たちや群衆に。「この人には何の罪も見つからない」と言った。
23:5 しかし彼らはあくまで言い張って、「この人は、ガリラヤからここまで、ユダヤ全土で教えながら、この民を扇動しているのです」と言った。
23:6 それを聞いたピラトは、この人はガリラヤ人かと尋ねて、
23:7 ヘロデの支配下にあるとわかると、イエスをヘロデのところに送った。ヘロデもそのころエルサレムにいたからである。
23:8 ヘロデはイエスを見ると非常に喜んだ。ずっと前からイエスのことを聞いていたので、イエスに会いたいと思っていたし、イエスの行う何かの奇蹟を見たいと考えていたからである。
23:9 それで、いろいろと質問したが、イエスは彼に何もお答えにならなかった。
23:10 祭司長たちと律法学者たちは立って、イエスを激しく訴えていた。
23:11 ヘロデは、自分の兵士たちといっしょにイエスを侮辱したり嘲弄したりしたあげく、はでな衣を着せて、ピラトに送り返した。
23:12 この日、ヘロデとピラトは仲よくなった。それまでは互いに敵対していたのである。
【新改訳改訂第3版】

写真は、ハンガリーの画家 Mihály Munkácsy (1844–1900) による「Christ in front of Pilate(ピラトの前のキリスト、1881年画)」(Wikimedia Commonsより)