心と健康
「親と健康は、失ってみてその有難さを知る」とか。
元気な時には、健康のことなど少しもかえりみず、暴飲暴食に夜ふかしを重ねて無茶をします。大体 病気は40才を過ぎると出て来るものが多いようです。
それは多分に、過去の不節制が、その原因らしいのです。
40代と言えば、家庭でも職場でも重要な時期です。
そういう時に病気で倒れると、一家が悲惨な目に会うのは当然です。
こういう話は至る所にあるのですが、自分が元気な間は、一向に心に留めようとしません。
しかしひと度それが我が家に飛び込んで来ると、大変な憂き目に会ってしまうのです。
とかく若い時は、自分の健康を浪費します。
しかしやがて厳格な計算をされる時が来るのです。
その時にあわてても、「時はやおそし」です。
健康と長寿と楽しい晩年を願う者は、質素で規則正しい生活をすることが大切です。
先ず、十分な睡眠が必要です。
睡眠は、夏も冬も換気のよい部屋で取ることを医者も勧めています。
ある人が
「この世の人々が、太陽が朝上って来ることを認め、あの人工的な光によって夜を昼に変える代わりに、夜は早く寝て、朝は太陽とともに起き上がるようになったら、健康になり、驚くべき経済的節約が全世界にもたらされるであろう。」と言いました。
次に、食事のことを考えてみましょう。
ある賢い妻は、夫が身も心も疲れ切っている時、強いて一日中夫を休ませておき、また野菜を中心にした食事を食べさせました。
翌日になると夫は元気を回復して、どんなに激しい仕事にも直ぐに取りかかることが出来ました。
人間の身体はバランスの良い食事が必要です。
特に夕食に脂肪の多い食事をとると、身体に悪いことがあります。
また、良く噛んでゆっくり食べるとよいでしょう。
90才を越えたある人の秘訣は
「第一に若い頃、放蕩やタバコをやらなかったこと、ウィスキー等の興奮性の飲み物を一切飲まなかったこと。
第二は早く寝て熟睡し、朝は早く起きたこと。
第三は他人を愛したこと、社会の道徳的改革のために積極的に力を尽くしたこと。
第四は自分の過去の経験によって、自分に害があると知ったものは一切食べなかったこと」ですと。
またある人は、
「私は今や老人になった。齢は百にならんとしている。
どうすれば長寿を楽しみ、幸福に暮らせるかと問う者があるなら、次のようにお答えしよう。
いつもゆっくり食べて、よくそしゃくすること、笑顔で仕事をし、どこに行っても快い気分を保っていることが必要である。」と言われました。
最後に、健康に大きな影響力を持つ「心」についてお話しましょう。
心に安らぎを持っていない人、少しもくつろがない人は、必ず気むずかしい、神経質な、イライラした人になり、周囲の人々に心配と迷惑をかけるようになります。
あるいはまた陰気になり、意気消沈して、自分の仕事も放り出すようになります。
仕事にやる気がなくなったり、育児が面倒になったりするのは、これが原因です。
健康の不調もこれが原因です。
あなたは家族のことでか、仕事のことでか、将来のことでか、何か
「思い煩っていませんか?」
「心を悩ませていませんか?」
「失望していませんか?」
思い煩いは万病の素です。
絶望は致命的な病気です。
この世には、人に負い切れない悩みがあります。
苦しみがあります。
イエス・キリストがおいでになったのは、私やあなたの「心の重荷」を代わりに背負って下さるためなのです。
聖書に
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
わたしがあなたがたを休ませてあげます。」 (マタイの福音書11章28節)
と約束しているのはこのことなのです。
どのような苦しみを負っている人でも、イエス・キリストはその人の苦しみを代わりに背負って下さいます。
それでこそ、私たちは心に真の平安を持つことができるのです。
あなたも、イエス・キリストを信じて、心に真の平安をお持ちになりませんか。
どうぞお気軽に、教会へお出かけ下さい。