すばらしい悲しみ

今年は北京オリンピックで、メダルを目指している競技者に、世界の目はスポットライトを当てています。
しかしその背後には、どんなに努力をしてもスポットライトが当らない人のほうが圧倒的に多いのです。
「勝利者、成功者、勝ち組にならなければ」と、追い立てられて生きるのは、息がつまります。
心が平安で、互いに助け合う心豊かな生活こそ、私たちの目指す幸せな冠です。


「成功すること」「繁栄すること」を求めてきた生活で、私たちは何を得ましたか。
たえず不安と、恐れと心配で苦しめられただけではありませんでしたか。
生きることが苦しくなりませんでしたか。

だれでも一度や二度は、敗北して悔しい思いをしたり、失うことによって悲しみを経験します。
あたかも「負けも、悲しみも知らない」という成功主義の人生観をもって生きていると、いつか必ず大きなツケが回ってきます。
成功者になることだけを目指す人生観は非現実的で、多くの人が絶望のドン底に陥っています。
だれもが、家族や仕事、健康、財産を失うことなど、自分にとって大切なものを失い、その後、言い知れない悲しみと寂寥感に襲われるのです。


しかし失望しないでください。
この悲しみと寂寥感には、私たちの心を痛め、苦しめるだけでなく、豊かにしてくれる良薬も含まれているのです。
泣くのは悪いことではありません。
落ち込んでも大丈夫です。
イエス様が立ち上がらせてくださいます。


「自分の人生はコレしかない。」と思ってしまうと、行き詰まりますが、木の枝はどこからでも新しい枝を出します。
何本折られても、新しい枝を出すではありませんか。
イエス様はあなたを見捨てません。
悲しみに背を向けるなら、悲しみはうしろからあなたに襲いかかってきます。
悲しみと向き合ってください。
そうすれば、あなたはきっと「新しい自分」になることができます。

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。
古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」
(コリント第二5:17)


ぜひ、お気軽に、私たちの教会においでください。
あなたのためにお祈りさせていただきます。
信仰を強制されたりすることはありません。

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