週報No.2468 詩篇（162）詩篇60篇5～12節「信仰の立て直し」
2024年10月27日(日) 午前10時半
頌 栄 私たちはほめたたえる 2番
讃 美 信仰の導き手 10番
使徒信条
讃 美 主よ十字架の道 948番
聖書交読 イザヤ書15章1～9節
主の祈り
讃 美 あなたの道を主の御手に 950番
聖書朗読 詩篇60篇5～12節
メッセージ 詩篇（162） 眞部明牧師
「信仰の立て直し」
讃 美 主イエスは言われる 951番
頌 栄 栄光あれや 3番
詩篇60篇5～12節
60:5 あなたの愛する者が助け出されるために、あなたの右の手で救ってください。そして私に答えてください。
60:6 神は聖所から告げられた。「わたしは、喜び勇んで、シェケムを分割し、スコテの谷を配分しよう。
60:7 ギルアデはわたしのもの。マナセもわたしのもの。エフライムもまた、わたしの頭のかぶと。ユダはわたしの杖。
60:8 モアブはわたしの足を洗うたらい。エドムの上に、わたしのはきものを投げつけよう。ペリシテよ。わたしのゆえに大声で叫べ。」
60:9 だれが私を防備の町に連れて行くでしょう。だれが私をエドムまで導くでしょう。
60:10 神よ。あなたご自身が私たちを拒まれたのではありませんか。神よ。あなたは、もはや私たちの軍勢とともに、出陣なさらないのですか。
60:11 どうか、敵から私たちを助けてください。まことに、人の救いはむなしいものです。
60:12 神によって、私たちは力ある働きをします。神こそ、私たちの敵を踏みつけられる方です。
【新改訳改訂第３版】
＜礼拝メッセージ＞「信仰の立て直し」（一部分）
神に祈って、救いと勝利が与えられると確信できる根拠は、何でしょうか。
第一に、6節最初の行「神は聖所から告げられた。」
これは、マタイ4：4後半の「神の口から出る一つ一つのことば」です。
「聖所」は、神の臨在によるご支配と、神の約束を表わしています。
6～8節の鍵カツコの中は、数世紀にわたり神がイスラエルに対して語られていた多くの主の約束を言い表わしたものです。
この時ダビデの心は、信仰の確信に満ちて、自分に与えられたみことばの約束、それ以前にアブラハムや族長たちと結ばれた契約を思い起こして、主に祈っていたのです。
特に、聖霊の確信が与えられている時は、ダビデのように、神のみことばに立って、多くの約束の成就を執り成すことは、良いことです。
第二は、神の支配と摂理です。
6節後半～8節……
こうして、昔からの宿敵は、イスラエルの奴隷にされてしまいます。
ここには、凱旋将軍の姿が見られます。
彼は、モアブを足を洗うたらいに用いています。エドムを奴隷とみなして、汚れた履物を投げつけています。ペリシテには、大声で賛美して、凱旋将軍を迎えるように要求しています。
「わたしの頭のかぶと」、「わたしの杖」、「わたしの足を洗うたらい」、「わたしのはきものを投げつけよう。」「大声で叫べ」
これらは、神の主権を表わしていますから、この神により頼むことが、勝利の最大の鍵です。
第三は、9～11節、この状況に対処するには、人の力では全く無力だという事実を挙げています。
……イスラエルがこのような敗北をしてしまったのも、主がともに戦ってくださらなかったからであり、今後、侵略して来るエドム、モアブ、ペリシテに応戦していくのにも、主がイスラエルの軍勢とともに戦ってくださらなければ、とてもイスラエルに勝ち目はありません。
新約のクリスチャンにとっても、毎日、主とくびきを負うのでなければ、サタンの攻撃に勝つことはできません（マタイ11：29）。
11節前半「どうか、敵から私たちを助けてください。」
この「助け」は、神ご自身が与えられることです。主の臨在と同行による助けを、求めています。
11節後半「まことに、人の助けはむなしいものです。」
ダビデは、人の助けや人の知恵や力に頼ることは、むなしいことを経験した後、主だけを求めています。この信仰は、主にだけ信頼して、勝利を得た経験のある人だけができることです。
だれでも、自分が責任を持って、苦難と戦わなければならなくなるまでは、容易に「主にだけ信頼します。」と言います。
しかし、本当に苦難と敗北に襲われる時、自分の知恵を出し尽くして戦おうとするので、惨めな状態に陥るのです。
ダビデの息子ソロモンは、父ダビデの信仰を守っている間は、神の知恵を受け、王国は平和で、繁栄を続け、シェバの女王が見に来たほどでした。ソロモンの評判は、世界に広がったのです。しかしソロモンが更なる繁栄と巨大勢力を求めて、異邦人の諸国と同盟を結び始めると、偶像礼拝を呼び込み、ソロモンの息子レハブアムの時代に、イスラエル王国は北と南に分裂してしまったのです。
それは彼が、信仰の選択を自分の知恵と力と欲によって、誤ってしまったからです。……
実際に、私たちが神を信じる生活をするとは、聖書を読んで、祈って、教会に行っているだけで、いいのでしょうか。
主は、宝を天に積めと、仰いました。隣人を愛しなさいとも言われました。互いに重荷を負い合いなさいとも言われました。「与えるは受けるよりも幸いです。」とも言われました。私たちに与えられた富を、どのように使うか、それが私たちの信仰です。
12節は、ダビデのこの訴えの祈りが、すでに答えられたという、確信で締め括られています。
12節「神によって、私たちは力ある働きをします。神こそは、私たちの敵を踏みつけられる方です。」
ダビデは、この祈りによって、神から、神がともに戦って下さる確信を受けたのです。力の源は、神にあります。この神の力を使わせていただくのが、信仰の力です。
「なぜなら、神によって生まれた者はみな、世に勝つからです。私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。世に勝つ者とはだれでしょう。イエスを神の御子と信じる者ではありませんか。」（Ⅰヨハネ5：4～5）
＜今週の活用聖句＞
ローマ人への手紙8章37節
「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、
これらすべてのことの中にあっても、
圧倒的な勝利者となるのです。」
＜集会案内＞
◇10月30日（水）聖別会はお休みします。
地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5－22－2 TEL/FAX 045（844）8421
牧師 真部 明
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