週報No.2485　詩篇（176）詩篇65篇9～13節「感謝」

2025年2月16日(日)　午前10時半

頌　　栄　　　私たちはほめたたえる　　　 　　　2番
讃　　美　　　恵みの御座から　　　　　　　　　　11番
使徒信条
讃　　美　　　わたしのイエスよ　　　　 　　　　155番
聖書交読　　　イザヤ書25章1～12節
主の祈り
讃　　美　　　主イエスはわれに　　 　　　　　　320番
聖書朗読　　　詩篇65篇9～13節
メッセージ　　詩篇（176）　　　　　　　　　眞部明牧師
「感謝」
讃　　美　　　わたしをきよめる　　 　　　　　　322番
頌　　栄　　　みたまの交わり　　　　　　　　　　 4番

詩篇65篇9～13節
65:9 あなたは、地を訪れ、水を注ぎ、これを大いに豊かにされます。神の川は水で満ちています。あなたは、こうして地の下ごしらえをし、彼らの穀物を作ってくださいます。
65:10 地のあぜみぞを水で満たし、そのうねをならし、夕立で地を柔らかにし、その生長を祝福されます。
65:11 あなたは、その年に、御恵みの冠をかぶらせ、あなたの通られた跡にはあぶらがしたたっています。
65:12 荒野の牧場はしたたり、もろもろの丘も喜びをまとっています。
65:13 牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています。まことに喜び叫び、歌っています。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

10節「そのうねをならし、」は、神の前で、謙遜で、教えられやすい信仰の心を持つことです。このような心でないと、神のみことばが心に深く根をおろさず、実を結ぶことができません。

「夕立ちで地を柔らかにし、」雨の少ないパレスチナでは、一時的な夕立でも、貴重な水です。夕立は、平らにされた畑を潤し、種は芽を出し、その生長を祝福します。

神の側には、私たちを祝福するための、全ての準備が整えられています。神は、私たちがそれを切に求めるのを待っているのです。
心渇いて、主を求めることは、大事なことです。
生活が物で豊かになってくると、主を渇いて求めなくなってしまいます。たましいが乏しく、霊のいのちを失いかけています。
神は、心が整えられた者の祈りに、答えて下さるのです。
私たちは、おなかをパンで満たすようになると、みことばのいのちのパンを求めなくなってしまいます。

11節「あなたは、その年に、御恵みの冠をかぶらせ、あなたの通られた跡には、あぶらがしたたっています。」

11節の最後の行の「あぶらがしたたっています。」は、神の最高の祝福を表わしています。

神は、いつも、私たちを祝福して下さっています。私が眠っている時も、起きている時も、神の恵みは途絶えることはありません。雨の日も、太陽が光を放っているように、神が私たちに、愛の光を注がれるのを止められることは、決してありません。
神のいつくしみ深さは、尽きることなく満ちています。
しかし、作物が成長する時には、太陽の輝く時間は長くなり、雨も多くなります。気候もさわやかになり、自然界が新鮮になり、良い香りを放つようになります。
神の恵みにも、満ち溢れる季節があります。花が咲き、収穫の日々は、恵み溢れる季節です。それは成熟の季節であり、実現の季節です。

ダビデは、大いなる収穫の日を、「御恵みの冠」と言っています。
私たちは、収穫を得るたびに、大いなる神のあわれみを覚えて、神に感謝をささげようではありませんか。

「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」（哀歌3：22）

12節「荒野の牧場はしたたり、もろもろの丘も喜びをまとっています。」

通常、荒野は潤っておらず、牧草はなく、荒野で穀物が採れたり、家畜が増えることはありません。しかし、神の祝福は荒野にまで及んでいます。荒野にまで、神の恵みがしたたっています。

12節の「もろもろの丘」は、高地の牧草地で、殆ど荒野です。ここにまで、喜びが及んでいます。

13節の「もろもろの谷」は、谷間にある低地のことです。

荒野も谷間も、耕作には不向きで、家畜を飼うには適しません。イスラエルには、そういう所が沢山あります。しかし、神のいつくしみは、そのような光の届かないような所にまで及んで行って、豊かな収穫をもたらし、恵みで満たし、喜びに溢れさせています。

「天は喜び、地は、こおどりし、海とそれに満ちているものは鳴りとどろけ。野とその中にあるものはみな、喜び勇め。そのとき森の木々もみな、主の御前で、喜び歌おう。」（詩篇96：11～12）

この12～13節は、収穫の時の喜びです。
神と共に歩む人の人生の豊かさ、幸い、賛美と喜びとが満ちていることを歌っています。

牧場にも、野原にも、喜びのあぶらが溢れています。
朝日が一面に、照り輝いて、朝露がきらきら光るように、喜びが満ちています。

13節「牧草地は羊の群れを着、もろもろの谷は穀物をおおいとしています。」

牧場は、羊の群れで満ち、緑の草が見えないくらい、羊でおおわれています。丘も谷も、穀物でおおわれています。
これは、単に、物質的な穀物と家畜の繁栄を言っているのではありません。作者を初め、信仰者の人生が霊的に大きな祝福を受けることを言っています。

私たちも、この恵みを味わい、証しさせていただきましょう。

＜今週の活用聖句＞

詩篇65篇11節
「あなたは、その年に、御恵みの冠をかぶらせ、
あなたの通られた跡には、
あぶらがしたたっています。

＜集会案内＞

◇2月19日（水）聖別会（214）午前10：30
聖潔を求める人へのメッセージ（2）
「三つの注意点」

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421
牧師　眞部　明

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