週報No.2423 2023年 聖誕節礼拝 「クリスマスの二つの奥義」 ルカの福音書1章26~38節
上の絵は、オランダの画家 アドリアーン・ファン・デ・ヴェルデ Adriaen van de Velde (1636–1672)による「De Annunciatie aan Maria(受胎告知)」(Wikimedia Commonsより、Amstelkring Museum蔵, Amsterdam)
2023年12月24日(日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
ルカの福音書1章26~38
1:26 ところで、その六か月目に、御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。
1:27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。
1:28 御使いは、入って来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
1:29 しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
1:30 すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。
1:31 ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。
1:32 その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
1:33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
1:34 そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
1:35 御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。
1:36 ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。
1:37 神にとって不可能なことは一つもありません。」
1:38 マリヤは言った。「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
【新改訳改訂第3版】
<礼拝メッセージ>(一部分)
このクリスマスは、神がマリヤの胎内に宿られただけでなく、神の御霊が信仰者の内に宿られる奥義を示しています。
それ故、聖霊に満たされていてこそ、礼拝の喜びができるのです。
それでは、どうすれば聖霊の満たしを確信できるでしょうか。
心を主に明け渡して、みことばを信じることです。心に神の愛を持っていることです。隣人を互いに愛し合い、重荷を負い合い、助け合い、主に仕える思いで、何事もすることです。
心に聖霊が満ちていないと、神の愛は注がれません。平和の神ご自身が私の心に満ちてくださらないと、心は平安になりません。
それ故、神の愛を持って隣人を愛して、助け合っている人、平安を持って、苦しみの中を乗り越えている人、主に仕える思いで仕えている人は、そのたましいの内にキリストの御霊に満たされている人です。
これだけ分かれば、他人に聞かなくても、自分が聖霊に満たされていることを確信できるでしょう。
これが、第一のクリスマスの奥義です。
それ故、クリスマスは私たちの聖霊経験を明確にする時です。
聖霊が働かれないと、何事もみわざは行なわれません。
それは、ちょうど、この世のクリスマスの騒ぎに似ています。人の起こしている騒ぎだと、何か盛んに勢いがあるように見えていても、一晩過ぎると、跡形もなく消えてしまいます。
しかし聖霊が働かれる時は、乙女マリヤの信仰の奥義が働きます。
・ 神の知恵と力によって、
・ その意志の堅固さにおいて、
・ 愛と謙遜の人格的成長において、
・ 困難な働きや忍耐において、
・ 具体的な課題において、
聖霊は、あらゆる分野において、働いてくださいます。
聖霊の働きをいただいて、神の愛を活用しましょう。
小さいことにおいても、親切なサマリヤ人になりましょう。
イエス様に呼ばれて、直ぐにいちじく桑の木から降りて来たザアカイのように、へりくだって、主に仕えましょう。そうすれば、私たちの心は確実に輝いて来ます。
自分に与えられている信仰を、小さいからと言って、侮って活用しないで、放っておいてはいけません。一夕ラント預かったしもべのように、土の中に埋めておいてはいけません。
働かせると、真理は私の内で、輝き始めます。
私たちが主の栄光を現わすためにも、満ち溢れるためにも、心を尽くして、生活の中で神の愛を活用させていただきたい。
信仰が、儀式を守ったり、抽象論の議論で終わってはいけません。
「小犬もテーブルから落ちるパンくずはいただきます」と答えたカナンの女の人のように、具体的にへりくだって、信仰を活用したいものです。大きな信仰の働きをすれば、大きな栄光を現わすのではありません。
「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにもただ神の栄光を現わすためにしなさい。」(Ⅰコリント10:31)
「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。」(Ⅱコリント3:18)
私たちは、自分の考えによって信仰を活用するより、聖書の模範に従ったり、教えに従う方が安全です。
五つのパンと二匹の魚を主にささげる時でも、弟子たちの考えではこの大ぜいの群衆のためには、役に立たないと考えてしまったのです。これをささげた子供は、ただイエス様を愛して、主に用いていただきたいという信仰からささげたのです。
この世の知恵を持つ大人は、直ぐに「多い、少ない」「足りる、足りない」の計算をしてしまい、不信仰になってしまうのです。信仰のような態度を取りながら、体裁のいい不信仰を現わしてしまうのです。
私たちが、飲むにも食べるにも神の栄光を現わすためには、もっともっと聖霊と信仰が必要です。
<今週の活用聖句>
ルカの福音書1章38節
「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」
<集会案内>
◇礼拝後 「感謝とお交わりの時」
. どなたでもご自由にご参加ください。(退出はご自由)
◇12月27日(水)聖別会(175) 午前10時半
. 恩寵のみわざ(9)「罪は破壊され得るか」
☆年末年始の集会の御案内 どうぞ、お気軽にご来会下さい。
1、2023年12月31日(日)聖日礼拝 午前10:30
2、2024年1月3日(水)新年礼拝 午前10:30
地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
牧師 真部 明
☆クリスマス感謝献金のお願い
今年も、私たちの救い主イエス様のご降誕の恵みと豊かな見守りに感謝して、クリスマス感謝献金を実施します。
締め切りは、12月31日とさせていただきます。
下記の郵便振替をご利用ください。
口座番号 00250一1-14559
加入者名 宗教法人 地の塩港南キリスト教会
電話・FAX 045(844)8421
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【メッセージCDの販売】
メッセージCDは、一回分CD1枚500円+送料で販売しています。
(送料1~3枚160円、4~8枚210円、9枚310円、10枚以上送料無料)
【礼拝メッセージ・CD、テープのホットサービスのご案内】
毎週、日曜日の礼拝メッセージをお送りしています。全国どこでも、火曜日か、水曜日には、お手元に届きます。一年間ご予約下さると幸いです。
1年間ご予約(60分CD、52~53回分)36,000円(送料含む)
1ケ月毎の分割(1ケ月3,000円4~5回分)もできます。
いずれも代金前納で、お申し込み下さい。
お支払いは、郵便振替をご利用ください。
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