週報No.2427 詩篇(122)詩篇46篇1節「神はわれらの避け所」

2024年1月14日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇46篇1節
46:1 神はわれらの避け所、また力。苦しむとき、そこにある助け。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>「神はわれらの避け所」(一部分)

この詩篇の中心メッセージは、10節の「わたしこそ神であることを知れ。」です。そして、このお方がいかなる神であるかを、1~11節で、敷衍(ふえん)しています。

1~3節、神は絶対的に、安全な避け所です。

神以外の、その他の全ては不動に見えていても、不確実で、揺れ動いています。神以外の物の強調点は、外的変化を挙げています。

自然界の動揺による混乱

2節「地は変わり」 「地」は、人間社会のこと

2、3節「山々が海のまなかに移ろうとも」、「山々が揺れ動いて」
「山々」は、国々のこと

3節「その水がたち騒ぎ、あわだっても、その水かさが増して」
「水かさ」は、津波のように押し寄せてくる、神を畏れない人々の突然の来襲を表わしています。この表現は、周囲の諸国の崩壊を、隠喩で表わしています。

「あのときは、その声が地を揺り動かしましたが、このたびは約束をもって、こう言われます。『わたしは、もう一度、地だけではなく、天も揺り動かす。』この『もう一度』ということばは、決して揺り動かされることのないものが残るために、すべての造られた、揺り動かされるものが取り除かれることを示しています。こういうわけで、私たちは揺り動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか。こうして私たちは、慎みと畏れとをもって、神に喜ばれるように奉仕をすることができるのです。」(へブル12:26~28)

恐らく、主の再臨の時であると思われますが、最後の、私たちの信仰を試みるための大地震が起きることが預言されています。

「しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火で焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びの日まで、保たれているのです。しかし、愛する人たち。あなたがたはこの一事を見落としてはいけません。すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。しかし、主の日は、盗人のようにやってきます。その日には、天は大きな響きをたてて消えうせ、天の万象は焼けて崩れ去り、地と地のいろいろなわざは焼き尽くされます。このように、これらのものはみな、崩れ落ちるものだとすれば、あなたがたは、どれほど聖い生き方をする敬虔な人でなければならないことでしょう。そのようにして、神の日が来るのを待ち望み、その日の来るのを早めなければなりません。その日が来れば、そのために、天は燃えてくずれ、天の万象は焼け溶けてしまいます。」(Ⅱペテロ3:7~12)

1節「神はわれらの避け所」

このことばは、神が信仰者個人を、助けて下さる神であることを示しています。「避け所」は、主に信頼する者に対する神の保護です。敵の攻撃や苦難の嵐を避けて、逃げ込む隠れ家となって下さる神、これは、消極的な面から見た助け主なる神。

しかし、苦難の中にある人は、こう言います。「それなら神は、なぜ、もっと早く、私を助けて下さらないのですか。」

神はいつも、正しい順序をもって、助けておられます。
先ず、神は、苦難の中にいるあなたとともにいて下さいます。

神は、ヨセフが17歳の時、エジプトの奴隷に売られた時から、主人ポティファルに誤解されて投獄された時も、献酌官に王への報告が二年間も忘れられて獄中生活を続けた時も、神は牢獄の中で、ヨセフが30歳になるまでともにいて、牢獄の中で祝福されたのです。

神の第一の順序は、神は苦難の中で、ともにいて下さることです。

ヨセフの13年間の苦難は、後のエジプトの宰相としての特質を身に着けさせたのです。……
主と共にくびきを負う苦難は、その後、栄光と喜びが与えられます。

苦難から逃れる道は、二つあります。
一つは、苦難の嵐が過ぎ去るまで、岩なる避け所に隠れていることです。
もう一つは、苦難を神からの挑戦と受け止めて、「患難も喜んで」受け止めて、信仰を積極的に活用します。(ローマ8:37)……

10節の「わたしこそ神であることを知れ。」と言われたのは、この神を体験するようにということです。……

1節後半「苦しむとき、そこにある助け。」

「そこにある助け」とは、苦難や危機に対して、テスト済の、いつでも、直ぐに間に合う、準備が整っている助けのことです。……

この助けは、神の臨在そのものを指しており、このお方は、新約のパラクレートス(聖霊)を指しています。……

<今週の活用聖句>

詩篇46篇1節
「神はわれらの避け所、また力。
苦しむとき、そこにある助け(いと近き幼けなり)。」

<集会案内>

◇1月17日(水)聖別会(177)恩寵のみわざ(11)
「栄光の御前に立たせる聖化(1)」

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牧師 真部 明

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