週報No.2435 詩篇(130)詩篇49篇1~4節「人の真価」

2024年3月10日(日) 午前10時半

頌  栄   私たちはほめたたえる       2番
賛  美   喜び歌えよ           658番
使徒信条
讃  美   死んで終わりではないよ     660番
聖書交読   雅歌8章1~7節
主の祈り
讃  美   悲しみの中から         661番
聖書朗読   詩篇49篇1~4節
メッセージ  詩篇(130)「人の真価」  眞部明牧師
賛  美   聞け、天のさんび        666番
頌  栄   栄光あれや            3番

詩篇49篇1~4節
< 49 > 指揮者のために。コラの子たちの賛歌
49:1 すべての国々の民よ。これを聞け。世界に住むすべての者よ。耳を傾けよ。
49:2 低い者も、尊い者も、富む者も、貧しい者も、ともどもに。
49:3 私の口は知恵を語り、私の心は英知を告げる。
49:4 私はたとえに耳を傾け、立琴に合わせて私のなぞを解き明かそう。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>「人の真価」(一部分)

この詩篇は、お金にできないことを、六つ記しています。

1、7節前半「…兄弟をも買い戻すことはできない。」

しかし、15節では「しかし神は私のたましいをよみの手から買い戻される。神が私を受け入れてくださるからだ。」

へブル語で「兄弟」とは、「血を分けた、一番身近な者」のことです。すなわち、神の贖(あがな)いに導かなければならない、一番責任ある者のことです。しかし、どんなにお金を積んでも、一人の兄弟のたましいも贖うことができません。自分のたましいも、お金では贖うことができません。

「弟子たちはこれを聞くと、たいへん驚いて言った。『それでは、だれが救われることができるのでしょう。』イエスは彼らをじっと見て言われた。『それは人にはできないことです。しかし、神には、どんなことでもできます。』」(マタイ19:25~26)

2、8~9節「… たましいの贖いしろは、高価であり、永久にあきらめなくてはならない … 人はとこしえまでも、生きながらえるであろうか。墓を見ないであろうか。」

どんなに医学が発達しても、アダムの子孫として生まれてきた人を、永遠に生きながらえさせることはできません。お金では、永遠に価値あるものを買うことができません。永遠のいのちも、信仰も、復活の希望も、神の愛も買うことができません。

ただ、この世の富のお金も、神の国の働きのために使うとき、永遠の価値を持つのです。
「自分の宝は、天に蓄えなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴を開けて盗むこともありません。」(マタイ6:20)

「イエスは、彼に言われた。『もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」(マタイ19:21)

3、9節後半「墓を見ないであろうか。」

文語訳では、「朽ちざらしむることあたわず」と訳しています。

しかし、詩篇16:10「まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。」

「イエスは言われた。『わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。』(ヨハネ11:25~26)

4、10節「彼は見る。知恵のある者たちが死に、愚か者もまぬけ者もひとしく滅び、自分の財産を他人に残すのを。」

この世の富は、いつまでも自分の手の中にとどまっていません。

16~17節「恐れるな。人が富を得ても、その人の家の栄誉が増し加わっても。人は死ぬとき、何一つ持って行くことができず、その栄誉も彼に従って下っては行かないのだ。」

富を自分のものと思っているけれども、死はそれを許しません。却って、死は、富をいつまでも自分の手に握っていようとする者を無残に扱うのです。

16、17節の「栄誉」は、自分に害があった時、周りの人々がうらやんでいた評判です。その栄誉は、お金で買い取ったものですが、死の時には、何の役にも立たず、何の評価にもなりません。

5、11、12節「彼らは、心の中で、彼らの家は永遠に続き、その住まいは代々にまで及ぶと思い、自分たちの土地に、自分たちの名をつける。しかし人は、その栄華のうちにとどまれない。人は滅びうせる獣に等しい。」

その名と栄華(繁栄)を、とどめることができません。
この世にあって富を蓄えている人は、家や土地をゆるがない財産だと思って、それに自分の名をつけて、自分の子孫にその不動産を残して、自分たちの家が永遠に続くと思っています。しかし、物質的財産では、名前も、家も残すことはできません。どんなに人目を引く財産であっても、その人自身の思いや考えを続けることは出来ず、この世の栄華は、必ず消えていきます。

「もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人でもあります。」(ローマ8:17)

13節は、これまで語ってきたことのまとめです。

作者は、ここまでこの世の富、地位、名誉、権力、栄華を誇ってきた愚かな人々の行き着く果てを、語って来ました。その行き着く果ては、すでに無数の人々がたどって来た道で、今の世代の人々も、その結末を自分の目で確かめて来ているのです。しかし、それでもなお、愚かな人々と同じ富を乞い求める道を歩むのを、止めないのです。……

6、14、18~19節、富によって、死後の幸福を持つことはできません。……

<今週の活用聖句>

詩篇49篇20節
「人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅び失せる獣に等しい。」

<集会案内>

◇3月13日(水)聖別会(185)恩寵のみわざ(19)
経験的な聖化(1)「罪の性質」

【お知らせ】 2024年3月31日 復活節礼拝
毎日を復活の希望を持って、歩ませていただきましょう。

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牧師 真部 明

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