音声:ヨハネの福音書(040) 永遠のいのちに至る食物のための働き 6:22~29

ガリラヤ湖の西岸にあるイーガル・アロン・センターという博物館には、1986年に発見され、発掘して復元された紀元一世紀頃(イエスの時代)の古代の漁師の舟が展示されている。(参照:たけさんのイスラエル紀行「イエスの舟」


ヨハネの福音書 6章22~29節
6:22 その翌日、湖の向こう岸にいた群衆は、そこには小舟が一隻あっただけで、ほかにはなかったこと、また、その舟にイエスは弟子たちといっしょに乗られないで、弟子たちだけが行ったということに気づいた。6:23 しかし、主が感謝をささげられてから、人々がパンを食べた場所の近くに、テベリヤから数隻の小舟が来た。6:24 群衆は、イエスがそこにおられず、弟子たちもいないことを知ると、自分たちもその小舟に乗り込んで、イエスを捜してカペナウムに来た。6:25 そして湖の向こう側でイエスを見つけたとき、彼らはイエスに言った。「先生。いつここにおいでになりましたか。」
6:26 イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからです。6:27 なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ、人の子があなたがたに与えるものです。この人の子を父すなわち神が認証されたからです。」
6:28 すると彼らはイエスに言った。「私たちは、神のわざを行うために、何をすべきでしょうか。」
6:29 イエスは答えて言われた。「あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神のわざです。」【新改訳改訂第3版】

(録音の最後の部分が欠けていましたので、文章で補っておきます。)

簡単にキリストを捨ててしまう人もいますが、その人は、自分が何をしているか、全く分かっていない人です。
その人は、霊を持っている人間をやめようとしている人です。
犬や猫のように、肉ののパンだけを求める動物になろうとしている人です。
人間の本質は、霊を持っていることです。
霊を持っているなら、永遠のいのちの食物が毎日必要です。
このことを拒否するなら、霊を持つ人間として生きることをやめてしまうことですから、明らかに自ら滅びを選んだ人です。
あなたが霊を持つ人間であるなら、イエス・キリストを信じることは不可欠です。
永遠のいのちがあなたには必要だからです。

私はこうして25年、イエス・キリストを本当に信じてきました。一日も名目だけのクリスチャンであったことはありません。
その上で証言できることは、本当にイエス・キリストを信じ続けて、永遠のいのちを第一に求めて働き続けてくれば、必要な肉のパンは与えられ続けてきたことです。
今もそれは変わりません。
今も私は永遠のいのちのためだけに働いています。しかし、皆さんもご存知の通り、必要は与えられ続けています。
このことは、主が生きて働いてくださっていることを証明しています。
ですから、皆さんも主のみことばに従って、永遠のいのちに至る食物のために、キリストのために、キリストのみことばのために、働いてください。
それによって、皆さん自身で証ししていただきたいのです。
(1992年2月 まなべあきら)


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