週報No.2457 詩篇(151)詩篇56篇1~3節「恐れの日に」

2024年8月11日(日) 午前10時半

頌  栄   私たちはほめたたえる       2番
讃  美   あなたの十字架耐えがたく    969番
使徒信条
讃  美   苦難に耐えたイエスの姿     981番
聖書交読   イザヤ書9章8~21節
主の祈り
讃  美   主よ十字架の道         948番
聖書朗読   詩篇56篇1~3節
メッセージ  詩篇(151)         眞部明牧師
「恐れの日に」
讃  美   この世の嵐の中         954番
頌 栄   栄光あれや  3番

詩篇56篇1~3節
< 56 > 指揮者のために。「遠くの人の、もの言わぬ鳩」の調べに合わせて。ダビデのミクタム。ペリシテ人が、ガテでダビデを捕らえたときに
56:1 神よ。私をあわれんでください。人が私を踏みつけ、一日中、戦って、私をしいたげます。 56:2 私の敵は、一日中、私を踏みつけています。誇らしげに私に戦いをいどんでいる者が、多くいます。 56:3 恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>「恐れの日に」(一部分)

ダビデがサウル王からの逃亡中、彼はこのまま逃げ切れないと計算して、イスラエルの敵であったペリシテ人ガテの王アキシュのもとに逃げ込んだ時の不安を表わしています。
ダビデは、どうして、ここで神の中に逃げ込まなかったのでしょうか。

目先の恐れに心が捕らわれてしまった時、彼は自分の知恵による判断で行動してしまったのです。

神への信仰によらず、自分の肉的判断によって行動すると、傷口は更に深くなります。

信仰者が、困難があるからと言って、不信仰者に助けと慰めを求めて行くと、批判と欺きを浴びせかけられることがあります。

昔、ルツ記のエリメレクとナオミは、ベツレヘムが飢饉の時、神の約束の地を離れて、異教の地、偶像の地、モアブに移住したのです。そこで、ナオミは、夫も、二人の息子も失い、更に悲惨な状態に陥ったのです。

これは、私たちにとって、神の御手を離れて、この世の助けを求めて行くことが、非常に危険であることの実例です。

1節「神よ。私をあわれんでください。人が私を踏みつけ、一日中、戦って、私をしいたげます。」

この世の人々は、ダビデを踏みつけ、しいたげています。

2節「私の敵は、一日中、私を踏みつけています。誇らしげに私に戦いを挑んでいる者が、多くいます。」

ダビデは、周囲に勝ち誇ったように、誇らしげに戦いを挑んでくる高慢な者たちに取り囲まれていました。ダビデはここまで侮られても、自分の運命を諦めていません。なお、勝利の道が残っているからです。

3~4節「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。私は神に信頼し、何も恐れません。肉なる者が、私に何をなしえましょう。」

ダビデは、神に信頼し続けました。

この詩篇では、「信頼する」という言葉が、3節、4節、11節に3回使われています。これが、この詩篇の重要なテーマです。

先ず、ダビデは、どんな時に、神に信頼しましたか。

3節「恐れのある日」です。

詩篇50:15では「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。」と言っています。悩みの日には、悩み続けてはいけません。思い煩い続けてはいけません。

ダビデは、そんな時、神に信頼したのです。
神のみことばを信じて下さい。これが、恐れ、不安、思い煩い、悩みを断ち切る、最も良い方法です。
敵は、一日中、私を踏みつけているのですから、神に信頼していないと、私の心は一日中、苦しみ続けることになります。そんな状態では、当然、心身ともに疲れ果てて、衰えてしまいます。悪循環を繰り返して、完全な敗北になって行きます。
毎日、何回でもイエス様の血潮を仰ぎ、みことばを信じ、キリストの平安を味わって下さい。

ジョージ・ミュラーが、「強い信仰をもつための最も良い方法は、何ですか。」と尋ねられた時、彼は、次のように答えました。
「強い信仰を持つための唯一の道は、大きな試練を、信仰で耐えて乗り越えることです。」と答えました。「私は厳しい試練の中で、しっかりと信仰で立っていることによって、信仰を身につけたのです。」と答えました。

もし、あなたが今、苦難の中を通過しているなら、あなたは最も強力な信仰を形成している確信の中にいるのです。ただ主を信じて、「恐れのある日に、私は、あなたに信頼しています。」と主に告白して下さい。

「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう。」(詩篇50:15)

「私は苦難の日にあなたを呼び求めます。あなたが答えてくださるからです。」(詩篇86:7)

「人が、若い時に、くびきを負うのは良い。それを負わされたなら、ひとり黙ってすわっているがよい。口をちりにつけよ。もしや希望があるかもしれない。自分を打つ者に頬を与え、充分そしりを受けよ。主は、いつまでも見放してはおられない。たとい悩み続けても、主は、その豊かな恵みによって、あわれんでくださる。」(哀歌3:27~32)

「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」(ヨハネ16:33)

・・・

<今週の活用聖句>

詩篇56篇3節
「恐れのある日に、私は、あなたに信頼します。
神にあって、私はみことばを、ほめたたえます。
私は神に信頼し、何も恐れません。
肉なる者が、私に何をなしえましょう。」

<集会案内>

◇8月14日(水)聖別会(205)
動詞の時制に見られる神のみわざ(1)
霊的努力と祈り(2)

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
牧師 真部 明

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