週報No.2479 詩篇(170)詩篇63篇4~11節「神は私の喜び(2)」

2025年1月5日(日) 午前10時半

頌  栄   私たちはほめたたえる       2番
讃  美   いつも喜びたえず祈りて     851番
使徒信条
讃  美   ありがとうイエスさま      852番
聖書交読   イザヤ書22章1~14節
主の祈り
讃  美   ほろびの道歩みし        853番
聖書朗読   詩篇63篇4~11節
メッセージ  詩篇(170)         眞部明牧師
「神は私の喜び(2)」
讃  美   イエスはわが王なり       855番
頌  栄   栄光あれや            3番

詩篇63篇1~4節
< 63 > ダビデの賛歌。彼がユダの荒野にいたときに
63:1 神よ。あなたは私の神。私はあなたを切に求めます。水のない、砂漠の衰え果てた地で、私のたましいは、あなたに渇き、私の身も、あなたを慕って気を失うばかりです。
63:2 私は、あなたの力と栄光を見るために、こうして聖所で、あなたを仰ぎ見ています。
63:3 あなたの恵みは、いのちにもまさるゆえ、私のくちびるは、あなたを賛美します。
63:4 それゆえ私は生きているかぎり、あなたをほめたたえ、あなたの御名により、両手を上げて祈ります。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

5~7節、神による満足の経験

5節前半「私のたましいが脂肪と髄に満ち足りるかのように、」

これは、ユダヤ人にとって、最も満ち足りている表現です。礼拝者がいけにえをささげる脂肪は、神にささげるものですが、その一部を礼拝者自身も祭司と一緒に食べるように定められています。ここに、食事が神を礼拝する要素を持っている起源があります。

主イエスも、しばしば弟子たちや民衆と一緒に食事をしておられます。

5飾後半「私のくちびるは喜びにあふれて賛美します。」

ダビデの心は、主と交わることによって、主の臨在を味わって、満ち溢れています。喜びによって、口は開き、賛美が溢れ出てきたのです。ダビデの心は、主の臨在の中で、溶かされていったのです。

ダビデの外的環境は、王の位が奪われ、王国を失い、1節にあるように、ひからびたユダの荒野を追われていたのです。

しかし、ダビデの霊的状態は、5節にあるように、脂肪と髄に満たされる、いのちに溢れ、喜びに溢れる経験をしていたのです。

ダビデは、しばしばこのような経験をしていたのです。

「それゆえ、私の心は喜び、私のたましいは楽しんでいる。私の身も安らかに住まおう。」(詩篇16:9)

「あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。」(詩篇16:11)詩篇27:4~6、36:5~9

神と交わる恵みのすばらしさを味わうと、追われる身の危険も、荒れ果てた荒野の状態も、何ら、神と交わる恵みのすばらしさを妨げることは、なかったのです。

6節「ああ、私は床の上であなたを思い出し、夜ふけて私はあなたを思います。」

ダビデは、夜、寝ようと思っても、主を思う思いが深まって来て、夜更けまで主と交わっていたのです。あたりは宮殿ではなく、獣が行き交うユダの荒野です。しかし、そういうことも忘れて、主を恋い慕う思いが、深まっていったのです。

瞑想は、はっきりと神を信じていないで、瞑想にふけると、とんでもない、真理からはずれた神秘主義に陥りますが、みことばと聖霊に導かれて、主イエスを思い巡らすなら、夜がふけるのも忘れてしまうでしょう。

7節「あなたは私の助けでした。御翼の陰で、私は喜び歌います。」

これは、神の保護、お守りに対する感謝の賛美です。ダビデの周りの状況は、まだ何も変わっていません。相変わらずダビデは、ユダの荒野の逃亡者の身でした。

しかし、彼は神の臨在の中に、すべての事態を任せ、主に全く信頼して、主と交わった時、「あなたは私の助けでした。」と言ったのです。

この言い方は、主が何かをして助けてくださったのではなく、主ご自身が共にいてくださること、主の臨在自体がダビデの助けとなったと、告白したのです。主から何かを受けるよりも、主ご自身を求めることの大切さを、体験したのです。

7節後半「御翼の陰で、私は喜び歌います。」

「御翼の陰」は、神の臨在を表わしています。詩篇17:8にも、同じような信仰経験が記されています。「私をひとみのように見守り、御翼の陰に私をかくまってください。」

神の臨在の中で守られつつ、生きる生活の味わいは、何とすばらしいことでしょう。

これに比べて、自分の知恵と力で生きている人の高慢は、見かけは同じように見えていても、全く異質のものです。

8飾前半「私のたましいは、あなたにすがり、」

これまでの、神との深い親密な交わりによって、ダビデは驚くほど活力と安心が与えられました。
「すがり」は、神に心をまっすぐに向けて、全く信頼して、確信していることを表わしています。即ち、「一意専心」していることです。これは、「壊すことができないほど、堅く結びついた信仰」を表わしています。

8節後半「あなたの右の手は、私をささえてくださいます。」

ダビデが、主に堅く結びついて信頼した時、主はダビデを支えてくださいました。

「あなたの右の手」は、左右の右ではなく、「神の主権」を表わしています。これは、全き信仰を持って主に信頼する時、主は、ただ、臨在を現わしてくださるだけでなく、神の尊厳の源である「主権」を現わしてくださったのです。これは何か重大なみわざを行なわれることを意味しておられるのです。

これは、ダビデの信仰に対する、神のお答えです。

<今週の活用聖句>

詩篇63篇7節
「あなたは私の助けでした。
御翼の陰で、私は喜び歌います。」

<集会案内>

◇8日(水)聖別会(211)午前10:30
動詞の時制に見られる神のみわざ(7)
全き聖化における転機的時制(5-2)

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
牧師 眞部 明

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