音声:使徒の働き(110) 第二次伝道旅行(7) ローマ市民権の活用 16:35~40


使徒の働き16:35~40
16:35 夜が明けると、長官たちは警吏たちを送って、「あの人たちを釈放せよ」と言わせた。
16:36 そこで看守は、この命令をパウロに伝えて、「長官たちが、あなたがたを釈放するようにと、使いをよこしました。どうぞ、ここを出て、ご無事に行ってください」と言った。
16:37 ところが、パウロは、警吏たちにこう言った。「彼らは、ローマ人である私たちを、取り調べもせずに公衆の前でむち打ち、牢に入れてしまいました。それなのに今になって、ひそかに私たちを送り出そうとするのですか。とんでもない。彼ら自身で出向いて来て、私たちを連れ出すべきです。」
16:38 警吏たちは、このことばを長官たちに報告した。すると長官たちは、ふたりがローマ人であると聞いて恐れ、
16:39 自分で出向いて来て、わびを言い、ふたりを外に出して、町から立ち去ってくれるように頼んだ。
16:40 牢を出たふたりは、ルデヤの家に行った。そして兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出て行った。【新改訳改訂第3版】

上の写真は、ギリシャのピりピの遺跡にある「パウロの牢獄」の外観、下の写真は、その牢獄の内部。(「聖書の世界 使徒行伝編 ミルトス社刊」より)