週報No.2321　詩篇（22）　9篇「感謝の理由」　9:1～6

2022年1月9日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

詩篇 9:1～6
< 9 > 指揮者のために。「ムテ・ラベン」の調べに合わせて。ダビデの賛歌
9:1 私は心を尽くして【主】に感謝します。あなたの奇しいわざを余すことなく語り告げます。
9:2 私は、あなたを喜び、誇ります。いと高き方よ。あなたの御名をほめ歌います。
9:3 私の敵は退くとき、つまずき、あなたの前で、ついえ去ります。
9:4 あなたが私の正しい訴えを支持し、義の審判者として王座に着かれるからです。
9:5 あなたは国々をお叱りになり、悪者を滅ぼし、彼らの名を、とこしえに、消し去られました。
9:6 敵は、絶え果てて永遠の廃墟。あなたが根こぎにされた町々、その記憶さえ、消えうせました。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

1節前半「私は心を尽くして主に感謝します。」

心を尽くした感謝は、喜びとなり、賛美に変わり、主への礼拝へと導かれます。心の中で経験する霊の営み、即ち信仰は、主に感謝することから始まります。
もし、私たちが主に感謝しなくなれば、やがて無関心になり、頑なになり、不信仰の暗やみに陥ります。

ダビデの感謝は、心を尽くした感謝です。
それは天の父なる神の愛が、地上の人の心を温め、感謝の祈りの霊が立ち上るのです。主は、あなたを深くあわれんで下さり、あなたの訴えに耳を傾けて下さっています。

そうですから、いのちの与え主の神（エルシャダイ）に、感謝をささげましょう。

神のあわれみに対して、感謝を忘れ、沈黙することは、思を忘れる忘恩の罪を犯すことになります。

ルカ17章12～19節で、十人の病人が、主に癒されたのに、一人のサマリヤ人の他は、九人とも感謝しに帰って来なかったのです。この九人は恵みを受けたのに、感謝しなかったことによって、神との交わりを断絶してしまったのです。

感謝することは、私たちのたましいが主とより親しく、より深く交わるための有力な手段なのです。

感謝は、私たちの重荷を軽くします。希望を燃え立たせます。信仰を強めます。

「神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。」（Ⅰヨハネ5：3）

感謝を続ける生活は、信仰者の活力を盛んにします。
主のために、使命を帯びて、新しいビジョンに力を受けます。

神に感謝することは、自分だけでなく、苦難の中にある隣人に希望を与えます。
私が主の御名をほめたたえ、主が私に恵みを与えられたと、証しする時、弱さを覚えている隣人は、強められ、慰められ、互いに励ますようになります。

教会は、そういう交わりの場になって行きます。
「詩と賛美と霊の歌とをもって、互いに語り、主に向かって、心から歌い、また賛美しなさい。」（エペソ5：19）

賛美は歌だと思っていませんか。賛美の本質は、私のたましいが神の御霊に触れた時の私のたましいの震えです。息が震動する時、歌を奏でるように、神にふれたたましいが震える時、神をほめたたえる賛美となるのです。

私たちが主イエス様の御名を賛美する時、回りの人々の心にも、主を賛美する思いが生まれるのです。

クリスチャンにできる最もすばらしいことの一つは、心を尽くして主に感謝することです。

主に贖(あがな)われた者は、白い衣を身にまとい、棕櫚(しゅろ)の枝を手に持って、小羊イエス・キリストの贖(あがな)いの新しい歌をほめ歌うのです。
「その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数え切れぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。彼らは大声で叫んで言った。『救いは御座にある私たちの神にあり、小羊にある。』」（ヨハネの黙示録7：9～10）

2節「私は、あなたを喜び、誇ります。いと高き方よ。あなたの御名をほめ歌います。」

心を満たす楽しみと喜びと賛美の源は、神の御名にあります。
1節後半では、「あなたの奇(くす)しいわざ」を感謝の理由にしていましたが、2節では、それにもまして、主の御名を賛美しています。

「新しい歌を主に歌え。主は、奇(くす)しいわざをなさった。その右の御手と、その聖なる御腕とが、主に勝利をもたらしたのだ。」（詩篇98：1）

「主に感謝して、御名を呼び求めよ。そのみわざを国々の民の中に知らせよ。主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇(くす)しいみわざに思いを潜めよ。主の聖なる名を誇りとせよ。主を慕い求める者の心を喜ばせよ。」（詩篇105：1～3）

＜今週の活用聖句＞

テサロニケ人への手紙第一、5章18節
「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」

＜集会案内＞

◇1月12日（水）聖別会（74）午前10時半
新約聖書における聖化（8）
ローマ人への手紙が教える全き聖化（1）「神の聖なるご性質」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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牧師　真部　明