週報No.2421　詩篇（118）44篇17～26節「契約を無にしません」

2023年12月10日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　「契約を無にしません」　 眞部明牧師

詩篇　44篇17～26節
44:17 これらのことすべてが私たちを襲いました。しかし私たちはあなたを忘れませんでした。また、あなたの契約を無にしませんでした。
44:18 私たちの心はたじろがず、私たちの歩みはあなたの道からそれませんでした。
44:19 しかも、あなたはジャッカルの住む所で私たちを砕き、死の陰で私たちをおおわれたのです。
44:20 もし、私たちが私たちの神の名を忘れ、ほかの神に私たちの手を差し伸ばしたなら、
44:21 神はこれを探り出されないでしょうか。神は心の秘密を知っておられるからです。
44:22 だが、あなたのために、私たちは一日中、殺されています。私たちは、ほふられる羊とみなされています。
44:23 起きてください。主よ。なぜ眠っておられるのですか。目をさましてください。いつまでも拒まないでください。
44:24 なぜ御顔をお隠しになるのですか。私たちの悩みとしいたげをお忘れになるのですか。
44:25 私たちのたましいはちりに伏し、私たちの腹は地にへばりついています。
44:26 立ち上がって私たちをお助けください。あなたの恵みのために私たちを贖い出してください。【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞「契約を無にしません」（一部分）

23～26節、神の助けが、緊急に必要である訴え

22節「だが、あなたのために、私たちは一日中、殺されています。私たちは、ほふられる羊とみなされています。」

パウロは、この言葉を引用して、「『あなたのために、私たちは一日中、死に定められている。私たちはほふられる羊とみなされた。』と書いてあるとおりです。」（ローマ8：36）と、自分が経験した迫害の苦難の証しをしています。

パウロは、この苦難を愛してくださったキリストの愛によって、勝利を持って乗り越えたことを証ししています（ローマ8：35～39）

22節の敵の圧力は、みことばの真理によって与えられる慰めよりも、強く身に迫って感じられます。それは神の臨在の同行がない時です。

主イエス様も、「どうして、わたしをお見捨てになったのですか。」と叫ばれています。主イエス様の場合は、私たちの罪を背負ってくださったからです。

23節「起きてください。主よ。なぜ眠っておられるのですか。目をさましてください。いつまでも拒まないでください。」

ここでは、眠っている神を起こしているようですが、神は眠っているのではありません。

しかし、神の目を呼びさますような、たましいが燃えて、叫び出す祈りを、神は聞きたいのです。神は、ことばや口先だけの、きれいに祈りの形式の整った祈りを聞き飽きているのです。

神の沈黙は、神がみわざを始められる時が来たことのしるしです。神の沈黙は、神の時です。神の民を叫ばされるための時です。ここでは作者は、神の求め通りに、激しく叫び求めています。

24節「なぜ御顔をお隠しになるのですか。私たちの悩みとしいたげをお忘れになるのですか。」再び、神の臨在を求めています。

25節「私たちのたましいはちりに伏し、私たちの腹は地にへばりついています。」

作者の主を求める飢え渇きと生きることの苦痛を、身を地に伏せるという外的行動と態度によって、象徴しています。

「ダビデはその子のために神に願い求め、断食して引きこもり、一晩中、地に伏していた。」（Ⅱサムエル12：16、他にヨブ記1：20）

詩篇の作者でもヨブでも、主イエスでさえ、父なる神との親密な交わりが断たれ、失われると、非常に苦しんで、絶望的になっています。主イエスは「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」と叫ばれました。それは私たちの罪を背負われたためでしたが。22節では、一日中、殺されているのと同じような状態であったと言っています。

作者はここでは、霊的にも打ち砕かれており、肉体的にも打撃を受けています。

26節最後の行「私たちを贖い出してください。」

これは、「神がいのちの代価を払って、私たちを買い戻してください。」と、求めているのです。作者は旧約の信仰者ですが、贖いを求めています。

彼らは、罪を犯しませんでしたが、自分の弱さを告白しました。その弱さや、欠点、弱点から受ける苦難の現状を告白しました。

そして、ついに、26節で、神の恵みによりすがったのです。恵みは、私たちの働きに対する報酬ではありません。私たちの信仰に対する、神の賜物（無代価のプレゼント）です。

Ⅱコリント12：9、
パウロは自分の弱さを自覚し、それを主の前に持ち出して訴える率直さを持っていました。そのパウロの率直な訴えに対して、神はパウロの弱さの中に、キリストの力を現わされたのです。

ここには、神の二つの十分なものが、あります。主の恵みと、主の力です。恵みは信仰によって与えられ、力は求める人の弱い所に与えられます。私たちには、自分の弱さを素直に神に訴えるだけの、へりくだった率直さが必要です。

＜今週の活用聖句＞

ローマ人への手紙8章37、39節　「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです。…私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません。」

＜集会案内＞

◇12月13日（水）聖別会（173）　午前10時半
恩寵のみわざ（7）「純化された生活（1）」

☆年末年始の集会の御案内

1、12月24日（日）聖誕節礼拝　午前10：30
. 　私たちの救い主に心からの賛美と感謝をささげましょう。
.　　礼拝後、感謝とお交わりの時を持ちます。
. どなたでも、ご自由にご参加ください。（退出はご自由です。）

2、12月31日（日）聖日礼拝　午前10：30

3、2024年1月3日（水）新年礼拝　午前10：30
. 新年をイエス様とともに始めましょう。

【お知らせ】

☆クリスマス感謝献金を実施します。
. 今年も、私たちの救い主イエス様のご降誕の恵みと豊かな見守りに感謝して、クリスマス感謝献金を実施します。額の多少に関わらず、お加わりいただければ幸いです。
. 入口の封筒をご利用下さい。

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いずれも代金前納で、お申し込み下さい。
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