週報No.2420　詩篇（117）44篇9～16節「私たちを拒む神」

2023年12月3日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　「私たちを拒む神」　 眞部明牧師

詩篇　44篇9～16節
44:9 それなのに、あなたは私たちを拒み、卑しめました。あなたはもはや、私たちの軍勢とともに出陣なさいません。
44:10 あなたは私たちを敵から退かせ、私たちを憎む者らは思うままにかすめ奪いました。
44:11 あなたは私たちを食用の羊のようにし、国々の中に私たちを散らされました。
44:12 あなたはご自分の民を安値で売り、その代価で何の得もなさいませんでした。
44:13 あなたは私たちを、隣人のそしりとし、回りの者のあざけりとし、笑いぐさとされます。
44:14 あなたは私たちを国々の中で物笑いの種とし、民の中で笑い者とされるのです。
44:15 私の前には、一日中、はずかしめがあって、私の顔の恥が私をおおってしまいました。
44:16 それはそしる者とののしる者の声のため、敵と復讐者のためでした。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞「私たちを拒む神」（一部分）

9～16節、今の苦しい状態

現在の辱めを受けている状態を訴えています。

「それなのに、あなたは私たちを拒み、卑しめました。あなたはもはや、私たちの軍勢とともに出陣なさいません。」（詩篇44：9）

9節は、「それなのに」という言葉をもって、作者は現在の途方もない矛盾の状態を訴え始めています。
彼らの王であり、神であるお方が、ご自分の民を捨て去り、彼らとの関係を拒否されてしまったかのように、感じられたのです。

彼らの軍隊は、出陣したのに、主は共に出陣してくださらず、とどまっておられました。

「翌朝早く、彼らは山地の峰のほうに上って行こうとして言った。『私たちは罪を犯したのだから、とにかく主が言われた所へ上って行ってみよう。』するとモーセは言った。『あなたがたはなぜ、主の命令にそむこうとしているのか。それは成功しない。上って行ってはならない。主はあなたがたのうちにおられないからだ。あなたがたが敵に打ち負かせられないように。そこにはアマレク人とカナン人とがあなたがたの前にいるから、あなたがたは、剣で打ち倒されよう。あなたがたが主にそむいて従わなかったのだから、主はあなたがたとともにはおられない。』
それでも、彼らはかまわずに山地の峰のほうに登って行った。しかし、主の契約の箱とモーセとは、宿営の中から動かなかった。
山地に住んでいたアマレク人とカナン人は、下って来て、彼らを打ち、ホルマまで彼らを追い散らした。」（民数記14：40～45）

主は、無条件で、私たちに同行して、勝利を与えてくださるのではありません。

主が先に、出て行って下さる場合（ダビデの場合）、「そこで、ダビデが主に伺ったところ、主は仰せられた。『上って行くな。彼らの後ろに回って行き、バルサム樹の林の前から彼らに迎え。バルサム樹の林の上から行進の音が聞こえたら、そのとき、あなたは攻め上れ。そのとき、主はすでに、ペリシテ人の陣営を打つために、あなたより先に出ているから。』（Ⅱサムエル記5：23～24）

こういう場合は戦いやすい。主が自分たちと共に、戦いの先頭に立って下さっているからです。

しかし、作者の場合、ある程度、繁栄して生活していました。それ故、信仰も好い加減になりつつあることを、作者は自覚していたので、遠慮がちに、神の同行を求めています。この場合、主に歩調を合わせて、自分に力があるからと言って、自分の力を振り回さないことが大事です。

11節「あなたは私たちを食用の羊のようにし、国々の中に私たちを散らされました。」

この句は、イスラエルの民が自分勝手なことをして、非常に弱体化していたことを表わしています。彼らは、食肉のために飼育された羊のように、頼りない状態になり、おじ惑い、途方にくれ、敵の思いのままに略奪されています。

信仰が世俗化し始めると、神の保護が緩み、異教民族の敵が抜け目なく侵略を始めるのです。今日、教会が世俗化を始めると、すぐに教会はこの世の社交場になります。信仰がちょっと緩むだけで、神の臨在は去ってしまわれます。神の愛を分かち合う交わりを失ってしまいます。

ペンテコステで、聖霊に満たされたエルサレム教会も、信仰が緩むと、給食のパンの配給でもめるようになってしまいました。
私たちも、高慢で、自分の知恵と力に頼るようになると、使徒5章のアナニヤやサッピラのような人が出てしまいます。……

＜今週の活用聖句＞

詩篇44篇3節「彼らは、自分の剣によって地を得たのでもなく、自分の腕が彼らを救ったのでもありません。ただあなたの右の手、あなたの腕、あなたの御顔の光が、そうしたのです。あなたが彼らを愛されたからです。」

＜集会案内＞

◇12月6日（水）聖別会（172）　午前10時半
恩寵のみわざ（6）「新生はきよめではない」

☆年末年始の集会の御案内

1、12月24日（日）聖誕節礼拝　午前10：30

. 　私たちの救い主に心からの賛美と感謝をささげましょう。
.　　礼拝後、感謝とお交わりの時を持ちます。
. どなたでも、ご自由にご参加ください。（退出はご自由です。）

2、12月31日（日）聖日礼拝　午前10：30

3、2024年1月3日（水）新年礼拝　午前10：30

. 新年をイエス様とともに始めましょう。

【お知らせ】

☆クリスマス感謝献金を実施します。

. 今年も、私たちの救い主イエス様のご降誕の恵みと豊かな見守りに感謝して、クリスマス感謝献金を実施します。額の多少に関わらず、お加わりいただければ幸いです。
. 入口の封筒をご利用下さい。

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口座番号　00250一1－14559
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電話・FAX　045(844)8421