音声:信仰の列伝(50) 「サムエル(3) 悩める預言者」(サムエル記第一、8章)へブル人への手紙11章32~34節
フランスの画家James Tissot (1836–1902)による「Samuel at Ramah(ラマでのサムエル)」(New YorkのJewish Museum蔵)
2017年7月30日 (日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
へブル人への手紙11章32~34節
11:32 これ以上、何を言いましょうか。もし、ギデオン、バラク、サムソン、エフタ、またダビデ、サムエル、預言者たちについても話すならば、時が足りないでしょう。
11:33 彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行い、約束のものを得、獅子の口をふさぎ、11:34 火の勢いを消し、剣の刃をのがれ、弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました。【新改訳改訂第3版】
<インフォメーション>
メシヤであられるイエス・キリストの職分、働きの性質は三つです。
第一に、祭司です。聖なる神は、罪人を和解させるために、罪人の私の罪を背負って、身代わりとなって、十字架にかかって死んで下さり、よみがえって下さり、今も、私のために執り成していて下さるのです。
第二は、預言者です。主イエスは、神のみことばそのものです。神のみことばを信じることは、イエス・キリストを信じることです。
イエス・キリストは、目に見えない神が、人の体を取って、神はこのように愛とあわれみに満ち、聖なるお方であることを、私にも分かるように表わして下さっているお方です。それ故、キリストは神を告げる預言者と言えるでしょう。
第三の職分は、王です。地上の支配者たちは、自分がその国を支配していると思っていますが、だれも自分が全宇宙を支配して、太陽や月や星々を動かしている人はいません。そしてこの地球も、宇宙の星の一つです。そして私はその中で、まさに地のちりの一つなのです。
そして主は今も、全宇宙の星を正しい軌道で動かし、争い好きな人間の社会をさばき、主を信じて宿す人の心を平和と平安に保ち、永遠の神の国を永遠に治められる神です。メシヤなるキリストは、全宇宙の王、人の心を平安に満たす王、永遠の神の国の王です。
これらのことを私が悟るには、困難が伴います。主はダビデの子孫として来られるメシヤの、これらの役割を、徐々に悟らせるために、敢(あ)えて、イスラエルが王を立てることを、許可されたのです。
「わたしが彼らをエジプトから連れ上った日から今日に至るまで、彼らのしたことと言えば、わたしを捨てて、ほかの神々に仕えることだった。そのように彼らは、あなたにもしているのだ。」(サムエル記第一、8:8)
主は民の不信仰、不従順にひどく失望して、落胆していたサムエルを、慰め、気落ちさせず、立ち上がらせようと、優しさを込めて、サムエルを諭(さと)しておられます。
このことを見ても、サムエルがいかに主に忠実であったか、また、主と深く親密に交わっていたかが分かります。
<今週の活用聖句>
マタイの福音書6章33節
「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」
地の塩港南キリスト教会
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