週報No.2106 涙の預言エレミヤ書(19) 「審判の確かさ」 6:16~26
2017年12月17日 (日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
涙の預言エレミヤ書(19) 「審判の確かさ」 6:16~26
エレミヤ書6章16~26節
6:16 【主】はこう仰せられる。「四つ辻に立って見渡し、昔からの通り道、幸いの道はどこにあるかを尋ね、それを歩んで、あなたがたのいこいを見いだせ。しかし、彼らは『そこを歩まない』と言った。
6:17 また、わたしは、あなたがたの上に見張り人を立て、『角笛の音に注意せよ』と言わせたのに、彼らは『注意しない』と言った。
6:18 それゆえ、諸国の民よ。聞け。会衆よ。知れ。彼らに何が起こるかを。
6:19 この国よ。聞け。見よ。わたしはこの民にわざわいをもたらす。これは彼らのたくらみの実。彼らが、わたしのことばに注意せず、わたしの律法を退けたからだ。
6:20 いったい、何のため、シェバから乳香や、遠い国からかおりの良い菖蒲がわたしのところに来るのか。あなたがたの全焼のいけにえは受け入れられず、あなたがたのいけにえはわたしを喜ばせない。」
6:21 それゆえ、【主】はこう仰せられる。「見よ。わたしはこの民につまずきを与える。父も子も共にこれにつまずき、隣人も友人も滅びる。」
6:22 【主】はこう仰せられる。「見よ。一つの民が北の地から来る。大きな国が地の果てから奮い立つ。
6:23 彼らは弓と投げ槍を堅く握り、残忍で、あわれみがない。その声は海のようにとどろく。シオンの娘よ。彼らは馬にまたがり、ひとりのように陣備えをして、あなたを攻める。」
6:24 私たちは、そのうわさを聞いて、気力を失い、産婦のような苦しみと苦痛が私たちを捕らえた。
6:25 畑に出るな。道を歩くな。敵の剣がそこにあり、恐れが回りにあるからだ。
6:26 私の民の娘よ。荒布を身にまとい、灰の中をころび回れ。ひとり子のために苦しみ嘆いて、喪に服せ。たちまち、荒らす者が私たちに襲いかかるからだ。
【新改訳改訂第3版】
<礼拝メッセージの要点>
律法は、昔から神の道を、教えてくれています。
預言者は、見張り人となって、教えてくれています(6:17)。
律法と預言の両方が、道であるキリストを啓示しています。
しかし、イスラエルもユダの民も、エレサレムの住民も、神の律法にも、神の預言にも、反逆したのです。
「しかしアブラハムは言った。『彼らにはモーセと預言者があります。その言うことを聞くべきです。』(ルカ16:29)
「アブラハムは彼に言った。『もしモーセと預言者との教えに耳を傾けないのなら、たといだれかが死人の中から生き返っても、彼らは聞き入れはしない。』」ト(ルカ16:3)
かつてモーセの時代に、イスラエル人はカデシュ・バルネアから神の約束の地カナンに入るのを拒んだ時、主は彼らを四十年の荒野の放浪によって、ヨシュアとカレブ以外の全員を滅ぼしてしまわれました。
エレミヤの時代に、彼らが預言者を拒んだ時、彼らはバビロン捕囚によって、刑罰を下されました。
彼らがイエス・キリストを拒んだ時、神はAD70年、ローマのティトースによって、エルサレムの町と神殿を破壊され、ユダヤ人は異教の国々に散らされてしまったのです。その状態は、今日の私たちの時代にまで続いているのです。
「わたしはこの民にわざわいをもたらす。」(19節)は、神の招きを拒めば、必然的に、神のさばきを受けることになります。
エレミヤは、このわざわいを二面的に見ています。
第一は、18節の「彼らに何が起こるかを。」これは外面的な出来事として、バビロンの侵略軍がやって来ることです。
第二は、「これは彼らのたくらみの実」(19節)これは内面的なわざわいで、罪には、それ自体のうちに、結ぶ実を持っているのです。
「欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます。」(ヤコブ1:15)
「罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。」(ローマ6:23)
神に逆らう罪は、それ自体、死と滅びをもたらす、避けられない性質があります。罪は爆薬と同じです。それに一旦、火がつくと、破壊します。そうするのが罪の本性だからです。このことに気付くことは、最も有益です。
エルサレムの住民は、バビロンの侵略軍が、エルサレムの城門に到達する時、すでに、彼らは、邪悪と霊的暗黒に陥り、神にさばかれていたのです。
<今週の活用聖句>
ミカ書6章8節
「主はあなたに告げられた。人よ。何が良いことなのか。主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行ない、誠実を愛し、へりくだって、あなたの神とともに歩むことではないか。」
<集会案内>
◇12月20日(水)聖別会 午前10時半
必要な諸区別(8)
「フィレオーとアガペー」
【お知らせ】
12月24日(日)聖誕節礼拝 午前10:30
礼拝後 クリスマス感謝会
私たちの救い主イエス様の御降誕をお祝いし、また一年間の感謝をささげて、お交わりの時を持たせていただきます。
時間の許される方は、お気軽にご参加下さい。退室は、ご自由です。
2018年1月3日(水)新年礼拝 午前10:30
新年を、主に礼拝をささげて、信仰を新たにして始めましよう。
【クリスマス感謝献金のお願い】
主イエス様の御降誕の恵みと、今年も一年間、恵みの中で守られたことを感謝して、クリスマス感謝献金を実施致します。信仰と感謝を込めてお加わり頂ければ幸いです。
この献金は、教会の牧師費や光熱費、その他の諸経費のために使わせていただきます。入口の指定の封筒をご利用下さい。
一応、締め切りは12月31日(日)とさせて頂きます。
地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421