2018年 聖誕節礼拝「この方こそ、主キリストです。」 ルカの福音書2:1~20
週報No.2160 2018年12月23日 (日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
ルカの福音書2:1~20
2:1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であったときの最初の住民登録であった。
2:3 それで、人々はみな、登録のために、それぞれ自分の町に向かって行った。
2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤもいっしょに登録するためであった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
2:14 「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
【新改訳改訂第3版】
<礼拝メッセージの要点>
第三にお話したいことは、礼拝です。
礼拝とは、主イエス様とお会いすることです。今、イエス様を心に持っていれば、あなたは救い主を礼拝しています。
モーセは、友だちが顔と顔を合わせて話すように、主とお会いしたと、出エジプト記33章11節で言っています。
主イエス様は、ヨハネの福音書4章24節で、「霊とまことによって礼拝しなければなりません。」と言われました。
また、マタイの福音書22章37、39節で、「心を尽くし、思い、を尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。」また、「あなたの隣人を、あなた自身のように愛せよ。」と言われました。これが礼拝です。
こうして、主とお会いした人の心には、必ず、賛美と喜びがあふれます。
「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。」(ルカ2:20)
この羊飼いは、野宿で羊の夜番をしていた所から、幼子の救い主を礼拝しに来ていたので、彼らは再び自分の仕事の持ち場に帰って行ったのです。あたりは暗やみで、野獣が出る危険な所ですが、羊飼いたちの心は神をあがめ、喜びと、賛美があふれていたのです。
私たちも、あまりにも大きな喜びに出会うと、仕事が手につかなくなりませんか。
皆さんもこの礼拝で、イエス様とお会いして下さい。そして、心に喜びと賛美を味わって下さい。その喜びは、普段の生活の時にも続くようになります。
「いと高き所には、栄光が神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(ルカ2:14)と言われています。このベツレヘム村の羊飼いは、世界で最初の「御心にかなう人」になったのです。
この羊飼いは、なぜ、神を畏れかしこむ、礼拝する心を持っていたのでしょうか。これには二つのことが考えられます。
一つは、エルサレムの都の近郊にあるベツレヘムの野原で飼育されている小羊は、人の身代わりのいけにえとして、ささげられていた羊でした。当然、この羊飼いたちはその意味を知っていたはずです。
今夜、礼拝した幼子は、この羊たちが予表している、自分たちの罪の身代わりとなって死んで下さる神の小羊であることを悟って、驚いたことでしょう。
「ご承知のように、あなたがたが先祖から伝わったむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷も汚れのない小羊のようなキリストの、尊い血によったのです。」(ペテロ第一、1:18~19)
もう一つは、この幼子は、身代わりのいけにえとなって下さるとともに、まことの良き羊飼いです。
「わたしは良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」(ヨハネ10:11)
良い羊飼いは、迷子だった私を見つけ出して、死の陰の谷から救い出して下さいました。偽りの教えや、誘惑や試練から、守り導いて下さいます。
ベツレヘムの羊飼いたちは、羊の夜番をしながら、自分の良い羊飼いを礼拝したのです。
私たちも、不思議な方法で、救い主に出会うように導かれています。この導きをしっかり自分のものにして下さい。そうすれば、私も皆さんも、「主のみこころにかなっている人」になります。
そうすれば、主イエス様と深く交わることができるようになります。
(写真は、ベツレヘム郊外にある羊飼いの野の教会の壁画)
<今週の活用聖句>
ルカの福音書2章11節
「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
<集会案内>
◇12月26日(水) 聖別会 午前10時半
旧約の聖化と新約の聖化(2)「旧約における完全」
【お知らせ】
☆2019年1月2日(水)新年礼拝 午前10:30
新しい年、主を礼拝して始めましよう。
同日の聖別会はお休みします。
地の塩港南キリスト教会
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