週報No.2291 希望の預言エゼキエル書(72)「礼拝による交わり」 42:1~20
2021年6月13日(日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
エゼキエル書 42:1~20
42:1 彼は私を北のほうの外庭に連れ出し、聖域に面し、北方の建物に面している部屋へ連れて行った。
42:2 その長さは百キュビト、その端に北の入口があり、幅は五十キュビトであった。
42:3 二十キュビトの内庭に面し、外庭の石だたみに面して、三階になった回廊があった。
42:4 部屋の前には幅十キュビトの通路が内側にあり、その長さは百キュビトであった。その部屋の入口は北に向いていた。
42:5 上の部屋は、回廊が場所を取ったので、建物の下の部屋よりも、また二階の部屋よりも狭かった。
42:6 なぜなら、これらは三階建てであり、庭の柱のような柱がないためである。それで、上の部屋は下の部屋よりも、また二階の部屋よりも狭かった。
42:7 部屋に沿った外側の石垣は、外庭のほうにあって、部屋に面し、その長さは五十キュビトであった。
42:8 したがって、外庭に面する部屋の長さは五十キュビトであった。しかし、本堂に面する側は百キュビトであった。
42:9 これらの部屋の下には、外庭から入れるように、東側に出入口があった。
42:10 聖域や建物に面している南側の庭の厚い石垣の中には、部屋があった。
42:11 その部屋の通路は、北側の部屋と同じように見え、長さも同じ、幅も同じで、そのすべての出口も構造も入口も、同様であった。
42:12 南側の部屋の入口も同様で、通路の先端に入口があり、東側の石垣に面し、そこから入れる通路があった。
42:13 彼は私に言った。「聖域に面している北の部屋と南の部屋は、聖なる部屋であって、【主】に近づく祭司たちが最も聖なるささげ物を食べる所である。その場所は神聖であるから、彼らはそこに最も聖なる物、すなわち穀物のささげ物、罪のためのいけにえ、罪過のためのいけにえを置く。
42:14 祭司たちは聖所に入ったなら、そこから外庭に出てはならない。彼らが奉仕に用いる服は神聖だから、それを脱いで他の服に着替えてから民の所に近づかなければならない。」
42:15 彼は、神殿の内側を測り終えると、東向きの門に私を連れ出し、神殿の周囲を測った。
42:16 彼が測りざおで東側を測ると、測りざおで五百さおであった。
42:17 北側を測ると、測りざおで五百さおであった。
42:18 南側を測ると、測りざおで五百さおであった。
42:19 彼が西側に回って測りざおで測ると、五百さおであった。
42:20 彼が外壁の回りを巡って四方を測ると、その長さは五百さお、幅も五百さおで、聖なるものと俗なるものとを区別していた。
【新改訳改訂第3版】
<礼拝メッセージ>(一部分)
エゼキエルは、この神殿の幻によって、救い主イエス・キリストと彼を信じる信仰者を造り上げていく、霊的、永遠的神殿の特質を、預言して、表わしたのです。
これを解き明かすには、御霊の助けを必要とします。
「彼は私を北の方の外庭に連れ出し、聖域に面し、北方の建物に面している部屋へ連れて行った。」(エゼキエル書42:1)
七十人訳では「中庭」となっていますが、中庭の方が文脈に適合しています。北側には、二つの部屋がありました。一つは、聖域に面しており、もう一つの建物は、おそらく41:12~13に言われている、神殿の西側の建物に面していたと思われます。
42:2~4、これらの二つの部屋は中庭から外庭の西側にある石だたみの通路に繋がっています。4節、聖域に面する通路は百キュビト(約50メートル)、もう一つの部屋に通じる通路は、50キュビト(約25メートル)です。3~4節、これらの建物は、三階の高さがあり、回廊と玄関口を通して、外庭に通じています。
42:10~12は、神殿の南側の部屋のことが書いてあります。これは北側に面したものと正確に同じです。
礼拝者たちの部屋は、他の部屋や庭とつながっています。この預言の特徴の一つは、全ての各部屋が、密接に繋がっていることです。
「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」(エペソ4:16)
パウロは、私たちの神殿の内容について、エペソ3:17~19で次のように言っています。
「こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いているあなたがたが、すべての聖徒とともに、その広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解する力を持つようになり、人知をはるかに越えたキリストの愛を知ることができますように。こうして、神ご自身の満ち満ちたさまにまであなたがたが満たされますように。」
私たちの心の部屋が、キリストの愛に満たされ、堅く結び合わされていることが求められています。
礼拝には、聖なるささげものを食べて、祝い、感謝し、交わったのです。
42:13~14、祭司たちは、神に仕えるために聖別されているからです。彼らのためにささげられた、聖別されたいけにえを食べなければなりません。また、主にささげる穀物のささげ物、罪のためのいけにえ、罪過のためのいけにえの準備をこの部屋でします。
私たちは、礼拝で永遠のいのちのパンを食べ、いのちの水を飲んでいるでしょうか。
「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ人の子があなたがたに与えるものです。この人の子を父すなわち神が認証されたからです。」(ヨハネ6:27)
今日、すべてのクリスチャンは主と交わり、主に執り成す祭司です。聖なる神の小羊イエス・キリストの血によって、贖われた時、祭司とされたのです。それ故、私たちは祭司として、罪のためのなだめのいけにえをささげません。罪のためのいけにえは、イエス・キリストの十字架の死で完全に完成しているからです。イエス・キリストの十字架以外に、罪のためのいけにえをささげてはいけないのです。
しかし、私たちの礼拝は、ローマ12:1後半にあるように、私の毎日の生活を、主に喜ばれる供え物としてささげるように勧められています。クリスチャンの礼拝は、日曜日の1~2時間の礼拝式だけではありません。日常生活において、主に仕える心で行ない、主を喜ばせる動機で、生活を営むことです。
「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。あなたがたは、主から報いとして、御国を相続させていただくことを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。」(コロサイ3:23~24)
また祈りにおいても、重荷を負い合ったり、弱さを担い合ったり、喜ぶ者とともに喜び、泣く者とともに泣くことは、実際的な執り成しの祈りなのです。
貧しさ、弱さ、病い、痛みを分かち合うことも、執り成しです。これらは私たち祭司がなすべき愛の執り成しの奉仕です。主はこのような、執り成しの祈りを喜ばれ、祝してくださいます。
「まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みをになった。」(イザヤ書53:4前半)
<今週の活用聖句>
ローマ人への手紙12章1節
「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」
<集会案内>
◇6月16日(水)聖別会(44)午前10時半
聖化における転機(6)「聖潔を受ける手段と動因」
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牧師 真部 明