週報No.2335　2022復活節メッセージ「このことを信じますか」ヨハネの福音書11:25～26

2022年4月17日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

ヨハネの福音書11:25～26
11:25 イエスは言われた。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。
11:26 また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」
【新改訳改訂第３版】

上の写真は、イスラエルのナザレの「ナザレ村」にある、紀元一世紀頃の墓の遺跡

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

後に二つのことを、主イエスは命じておられます。

第一は、「その石を取りのけなさい。」です。

死人を葬って四日目の墓の扉の石を取りのけるのは、非常識でしょう。しかしイエス様のみことばに、人間の知恵や判断を入れてはいけない。信仰を進んで行くと、この世の常識にぶつかります。しかし、真理を体験することによって、人間の常識は問題にならなくなります。

第二は、「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」

アブラハムは、ひとり子イサクを全焼のいけにえにするご命令を理解できませんでした。しかし、イサクが返された時、御子イエスの復活の栄光の信仰を体験したのです。「…神には人を死者の中からよみがえらせることもできる、…」（へブル11：18～19）

マリヤとマルタは忠実で、熱心な信者でした。教理的に間違っているところは、ありませんでした。しかし、自分の常識的知恵に頼って、神の栄光を現わせなくなっていたのです。

ペテロは、主イエスを信じて喜んでいる人々について、次のように言っています。
「あなたがたは、イエス・キリストを見たことはないけれども愛しており、今見てはいないけれども信じており、ことばに尽くすことのできない、栄えに満ちた喜びにおどっています。」（Ⅰペテロ1：8）

迫害者たちが消すことのできなかった喜びは、何だったのでしょうか。それは、復活された主イエスを心に持っていたからです。

キリストは、その十字架によって、悪魔と言う死の力を持つ者を滅ぼされたのです（ヘブル2：14）。悪魔は、からだを殺す力だけでなく、心を殺す力も持っています。

「死の力」は、もう一つの力を持っています。

それはキリストの復活のいのちを持っていない人を、地獄に陥れる力を持っています。

18歳で天に召された穴井善三君は、先天的に心臓に二つ穴が開いていましたが、手術をする前日、善ちやんと会って、話しました。彼は私にはっきりと、こう言いました。「私は死ぬのは怖くない。イエス様の所に行くのですから。ただ、私が死ぬと、両親が悲しむのではないかと、それが心配なだけです。」と言いました。手術は成功したのですが、菌が入って発熱が続いて、天に召されました。

70歳だった渡辺信二郎さんは、天に召される前夜、家族の者と心行くまで賛美を歌って、主のみもとに帰って行ったのです。

もう一人の人は、49歳の男性ですが、肺炎を起こしていました。私は、大きな紙に、ヨハネの3章16節のみことばをマジックペンで書いて、「信じるなら、首を縦にうなずいてください。」とお願いしました。その人は、酸素マスクの中から、うなずいてニッコリ笑ってくれました。

渡辺陽子姉妹は南部病院に入院されていましたが、「先生お祈りして」と言われて、お祈りしたのを覚えています。

吉田きみ子さんは、あと十日ほどで百歳になるまで、信仰を全うしてくださいました。介護施設でも良い証しをしてくださって、良き模範になってくださいました。

こうして、私たちはヘブル2：14～15のキリストは「その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。」と、証しするのです。

最後に、主は、「このことを信じますか。」と尋ねられました。

そうですから、復活の主を信じて、受け入れ、言い尽くせない喜びと感謝を持って、賛美をささげましょう。

祈り

主よ。私も信じます。栄光を体験させてください。
主よ。十字架にかかり復活してくださって、ありがとうございます。
悪魔の死の力から解放してくださって、ありがとうございます。
死の恐怖からも解放してくださって、ありがとうございます。
これより後は、主を賛美し、主の栄光を現わす生活を致しますので、お導きください。

主の御名によって、お祈りします。アーメン。

＜今週の活用聖句＞

ヨハネの福音書11章25～26節
「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。』」

＜集会案内＞

◇4月20日（水）聖別会（88）午前10時半
「きよめの生活（2）過失のためのキリストの祭司職」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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牧師　真部　明