週報No.2360 詩篇(60) 23篇1~6節「羊飼いの主(2)」

2022年10月9日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇 23篇1~6節
< 23 > ダビデの賛歌
23:1 【主】は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。
23:2 主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。
23:3 主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。
23:4 たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖、それが私の慰めです。
23:5 私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、私の頭に油をそそいでくださいます。私の杯は、あふれています。
23:6 まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。私は、いつまでも、【主】の家に住まいましょう。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

1~4節、羊と羊飼い
1節「主は私の羊飼い。私は、乏しいことがありません。」

羊は毎日、羊飼いに頼って従っていなければ、生きていけません。
ダビデはそのように、羊飼いの主に全く信頼して従った結果、主の恵みが途絶えることなく、「乏しいことがありません。」と告白したのです。

そして、最後の6節でも「私のいのちの日の限り、いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。」と確信できたのです。

これは、単なる物の豊かさ以上の豊かさを言っています。

「乏しいからこう言うのではありません。私は、どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。私は、貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。私は、私を強くしてくださる方によって、どんなことでもできるのです。」(ピリピ4:11~13)

霊的にも、生活面でも、仕事の面でも、あらゆる面で、乏しいところがなくなってきたのです。

この1節の豊かさを、2~4節で、敷衍(ふえん)して、展開しています。

2節「主は私を緑の牧場に伏させ、いこいの水のほとりに伴われます。」

羊飼いの神の臨在と導きによって、平安な満足を経験していることを示しています。

「緑の牧場」は、いのちの糧である「神のみことば」に豊かにたましいが養われていることを示しています。

「いこいの水のほとり」は、永遠のいのちの水を飲んで、平安な憩いを楽しんでいる心の状態を表わしています。

「ほとり」は、のどかさを表わしています。

「伴われます。」は、羊は自分ではそのような、平安な豊かさを持つことができません。主が連れて行って下さいます。

「私を」は、自分で個人的に信仰を働かせて、個人的に経験することです。

3節前半「主は私のたましいを生き返らせ、」

① 罪と咎(とが)に死んでいるたましいを、キリストとともに生かして下さる神。

「罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし - あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです。- 」(エペソ2:5)

② 疲れ果てて、心がなえてしまって、失望、落胆しているたましいを回復し、力づけて下さる神です。

「あなたは知らないのか、聞いていないのか。主は永遠の神、地の果てまで創造された方。疲れることなく、たゆむことなく、その英知は測り知れない。疲れた者には力を与え、精力のない者には、活気をつける。若者も疲れ、たゆみ、若い男もつまずき倒れる。
しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」(イザヤ書40:28~31)

3節後半「御名のために、私を義の道に導かれます。」

「義の道」とは、神の道、神のみこころにかなう道のことです。神を喜ばせる生活のことです。この道は、神によって守られ、困難や戦いが多い生涯の旅路を、安全に歩めることが保証されています。

神の愛と顧(かえり)みがはっきりと現実に現わされる時には、不安や恐れが心に入り込むすきがなくなります。心が平安に満たされます。

ダビデは、羊飼いの神との愛と信仰の絆を強く結ぶことによって、愛に溢れた、直覚的な安心の意識を表わしています。

預言者イザヤは、イザヤ書35:8~10で、この道を「大路」だと言っています。この道は聖なる道であって、汚れた者は通れません。
贖(あがな)われた者だけが通れる道です。旅人や愚か者が迷い込むことはありません。獅子も猛獣もおらず、この道は、神の都シオンにつながっています。贖(あがな)われた者たちは、とこしえの喜びを抱いて、歌いながら、シオンに入って行くのです。

「道」とは、多くの信仰者たちが通って来た道が、イエス・キリストが「わたしが道である」(ヨハネ14:6)と言われた「道」につながってくると、たましいが生き返ります。

これらのみわざは、「御名のために」行なわれます。
即ち、みわざを受けた私たちが、神の栄光を現わすためです。
主を証しするためです。

<今週の活用聖句>

詩篇23篇3節
「主は私のたましいを生き返らせ、御名のために、私を義の道に導かれます。」

<集会案内>

◇10月12日(水)聖別会(113)午前10時半
全き献別と全き愛(3)「御霊のみわざの究極的目的」

地の塩港南キリスト教会
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牧師 真部 明