音声:信仰の列伝(44) 「主がともにいたダビデ」(サムエル記第二、5:1~25)へブル人への手紙11章32~34節
2017年6月18日 (日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
へブル人への手紙11章32~34節
11:32 これ以上、何を言いましょうか。もし、ギデオン、バラク、サムソン、エフタ、またダビデ、サムエル、預言者たちについても話すならば、時が足りないでしょう。
11:33 彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行い、約束のものを得、獅子の口をふさぎ、
11:34 火の勢いを消し、剣の刃をのがれ、弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました。
【新改訳改訂第3版】
<インフォメーション>
マタイ19章の金持ちの青年も、永遠のいのちを求めて、イエス・キリストのもとにまで来ましたが、彼の本心は、自分の富に向いていたので、主が愛の施しをするように言われた時、主のもとから去って行きました。
取税人ザアカイは、お金の亡者であったはずなのに、主イエスを迎え入れた時、今まで騙(だま)し取り、奪い取っていたものを、自分から四倍にして返しています。彼は、永遠のいのちの糧(かて)を経験したからです。
私がこの世にあって、持てる永遠に価値あるものは、信仰と希望と愛だけです。もっと正確に言うと、みことばを信じる信仰と、復活の希望と、神の愛アガペーを持つことです。私はこの世に生きている間に、この三つ、信仰と希望と愛を、絶対に持たなければなりません。あなたがこの三つを持っていれば、あなたは人生の成功者です。勝利者です。あなたは必ず、永遠に幸せになります。
しかし、信仰と希望と愛を持っていなければ、富、財産、健康を持っていても、ハデスが待っているのです。この地上の生活は、七十年から八十年、長くても九十年から百年です。それは、どんなに楽しくても、永遠に比べれば、ほんの瞬きをするような短さです。
聖書は明らかに、永遠に価値ある神の国と神の義を求めるように命じています。朽ちないものを着るように勧めています。復活を信じるように言っています。
パウロは「キリスト・イエスにおいて上に召してくださる神の栄冠を得るために目標を目ざして一心に走っているのです。」と言っています。神の栄冠を受けることが、私の今日の目標になっているでしょうか。いつも主の栄光を現わしたいという思いを持って生活しているでしょうか。
キリストの御名のために、水一杯を与えることでも、一枚のトラクトを渡すことも、一冊の信仰の本を渡すことも、永遠に価値ある行為です。
私たちは、永遠に朽ちない、揺れ動かされない御国を受けているのですから、感謝しようではありませんか(へプル12:28)。
ダビデ王国は、ダビデの子孫としてご降誕くださった主イエス様によって永遠に完成されました。あなたは今その王国を自分のたましいの内に受け継いでいるのです。
そして、その王国は、先ほどから申し上げている通り、信仰と希望と愛という霊の恵みの経験として、キリストの教会に受け継がれているのです。ですから、全き信仰に満たされることがなければ、復活の希望の確信がなければ、神の愛に満たされることがなければ、聖霊に満たされなければ、きよめられなければ、教会はキリストの王国の霊的本質を失っているのです。旧約の最後のエルサレムから神の臨在が去ってしまわれたように、新約の教会からも、主の御霊が去ってしまわれることになります。
ダビデ王国の信仰の本質は、新約の教会に受け継がれ、やがて主イエスの来臨の時、永遠の御国へと完成するのです。
<今週の活用聖句>
コリント人への手紙第一、13章13節
「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
その中で一番すぐれているのは愛です。」
上の写真は、エルサレムの神殿の丘の南にある「ダビデの町」という考古学公園の入り口です。古代カナン人の時代、ダビデ王の時代、第一神殿時代などの多くの遺跡が発掘されていて、現在もダビデの宮殿の発掘が行われています。
地の塩港南キリスト教会
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