週報No.2447 詩篇(141)詩篇52篇5~9節「正しい者の確信」

2024年6月2日(日) 午前10時半

頌  栄   私たちはほめたたえる       2番
讃  美   苦難に耐えたイエスの姿     981番
使徒信条
讃  美   あなたの十字架たえがたく    969番
聖書交読   イザヤ書5章1~7節
主の祈り
讃  美   誘惑試練に屈するな       984番
聖書朗読   詩篇52篇5~9節
メッセージ  詩篇(141)         眞部明牧師
「正しい者の確信」
讃  美   いまわからなくも        986番
頌  栄   栄光あれや             3番

詩篇52篇5~9節
52:5 それゆえ、神はおまえを全く打ち砕き、打ち倒し、おまえを幕屋から引き抜かれる。こうして、生ける者の地から、おまえを根こぎにされる。 セラ
52:6 正しい者らは見て、恐れ、彼を笑う。
52:7 「見よ。彼こそは、神を力とせず、おのれの豊かな富にたより、おのれの悪に強がる。」
52:8 しかし、この私は、神の家にあるおい茂るオリーブの木のようだ。私は、世々限りなく、神の恵みに拠り頼む。
52:9 私は、とこしえまでも、あなたに感謝します。あなたが、こうしてくださったのですから。私はあなたの聖徒たちの前で、いつくしみ深いあなたの御名を待ち望みます。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>「正しい者の確信」(一部分)

6~7節、正しい者の確信

6節「正しい者らは見て、恐れ、彼を笑う。」

ドエグに下された刑罰は、回りの人々に大きな影響を与えました。神を信じる正しい者たちは、ドエグの受けた刑罰を見て、神の恵みを拒み、悪と偽りと、自分の欲だけを求める、高慢な人の結末の悲惨さを悟るのです。

「彼を笑う。」とは、「ドエグの受けた刑罰は当然のこと」と、認めることです。

神の義に従っている者は、神に守られていることが、確かになり、満足していることを現わしています。

この言葉には、ダビデのドエグへの、個人的な復讐心は見られません。

7節「見よ。彼こそは、神を力とせず、おのれの豊かな富に頼り、おのれの悪に強がる。」

1、「神を自分の力とせず」彼には生きた信仰がない。

2、「おのれの豊かな富に頼り」ドエグは、他人を欺いて多くの富を得ていました。

3、「おのれの悪に強がる」これは邪悪な力を頼りとし、邪悪な目的を成し遂げようとすることです。

このような人生が、どんなに愚かで、空しいかを、ダビデは言っています。

この7節は、次のように言い換えることができます。
「おお、これこそ、神を自分の避け所としなかった、力ある人の残骸である。」

8~9節、作者ダビデの確信

8節「しかし、この私は、神の家にあるおい茂るオリーブの木のようだ。私は、世々限りなく、神の恵みにより頼む。」

ダビデは、悪人ドエグのたどる、はかない、愚かな結末に比べて、自分をノブ(しばらくの間、ここに幕屋が置かれていたので「神の家」と呼ばれることもある)の斜面に、おい茂っているオリーブの木に例えています。

ダビデは尚も、ドエグの裏切りによって、サウル王から逃亡中でしたが、神の守りと神による繁栄とを確信していました。ダビデは、「神の恵みにより頼む」と、告白しています。ダビデはこの意味をよく知っていたので、告白したのです。

神の恵みは、心砕かれ、へりくだって主に求め続ける者に、何の功績もない者に、惜しみなく与えられる神の慈しみです。積極的に求める者に、与えられます。

神の恵みは永遠に、無限に溢れています。神の恵みの川には、恵みが満ちています。神のいのちの泉は、いつも永遠のいのちの水が湧き出ています。

渇く者は、来たりて、無代価で飲むように、招かれています。

この恵みは、決して、あなたを離れません。誘惑や試練の時にも、あなたを守ります。あなたの心に、御顔の光を輝かせてくれたり、力づけてくれます。孤独の時にも、あなたのよき友となって、たましいの慰めと喜びとなります。

9節「私は、とこしえまでも、あなたに感謝します。あなたがこうしてくださったのですから。私はあなたの聖徒たちの前で、いつくしみ深いあなたの御名を待ち望みます。」

悪人が崩壊すること、神に忠実に従っている者が、永遠に守られることは、神のご性質に基づいていることであり、確実です。

ダビデ自身は、この神のあわれみを求めていましたが、それと反対に、「おのれの力と富を誇っていたドエグ」は、滅びに向かったのです。

ダビデは、主に信頼することによって、心に平安と希望と、確信を持って、神を待ち望むことができたのです。

神に忠実に従っている人は、神が善のお方であり、善しか行なわれないことを知っています。

8節は、信仰の確信と、全き信頼を、告白しています。

信仰の確信とは、自分が神に忠実に従っていることの幸いを味わっていること、そして苦難があっても、最後の勝利が自分に与えられることの確信です。

全き信頼とは、神の恵みに堅く拠り頼んで、心が揺るがないことです。……

<今週の活用聖句>

詩篇52篇1、8節
「…神の恵みは、いつも、あるのだ。
…私は、世々限りなく、神の恵みに拠り頼む。」

<集会案内>

◇6月5日(水)聖別会(197)
漸進的聖化(2)「地上生涯において経験的に到達できる過程」

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
牧師 真部 明

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