週報No.2093 涙の預言エレミヤ書(6) 「若いと言うな」 1:7~10

2017年9月17日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

涙の預言エレミヤ書(6) 「若いと言うな」 1:7~10

エレミヤ書1章7~10節

1:7 すると、【主】は私に仰せられた。「まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。
1:8 彼らの顔を恐れるな。わたしはあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ。─【主】の御告げ─」
1:9 そのとき、【主】は御手を伸ばして、私の口に触れ、【主】は私に仰せられた。「今、わたしのことばをあなたの口に授けた。
1:10 見よ。わたしは、きょう、あなたを諸国の民と王国の上に任命し、あるいは引き抜き、あるいは引き倒し、あるいは滅ぼし、あるいはこわし、あるいは建て、また植えさせる。」
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>

「すると、主は私に仰せられた。『まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。彼らの顔を恐れるな。わたしはあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ。-主の御告げ。-』」(エレミヤ書1:7~8)

このみことばは、預言者に与えられる神の保証です。

神の預言者であり続けるためには、神のみことばを受け続け、聞き続けていなければなりません。自分の考え、人間の哲学を話すようになれば、偽預言者です。

神は、私たちに各々の任務につかせ、この世の人の救いのために使いに出される時、驚くべき保証を与えて下さるのです。

それは赤ん坊の世話をすることから、老人の世話をすること、会社で働くことなど、大小、様々です。私がいずれの任務につくにしろ、私はキリストと共に、くびきを負って学び、主のご目的を成し遂げるために、遣わされているのです。

神のご命令がなかったならば、若い未熟さは、大事な仕事を成し遂げるのに重大な障害物になるでしょう。しかし、神は、エレミヤに「まだ若い、と言うな」と、エレミヤの問題を打ち砕いてしまいました。

私たちは、安易に、「できません」と言ってしまいやすい。自分で信仰を働かせないで、「祈って下さい」と言いやすい。

若さと経験不足の未熟さを、神の召命を断る理由にしてはならない。訓練と経験を積んで行けばいいだけですから。

神は、私たちに完壁な仕事を求めているわけではありません。信じて、忠実に従うことだけを求めておられるのです。

「あなたは幼子と乳飲み子たちの口によって、力を打ち建てられました。それは、あなたに敵対する者のため、敵と復讐する者とをしずめるためでした。」(詩篇8:2)

主は、ご自身を証しするために、幼子のように、素直に、従順に、忠実に従う人を必要としているのです。

「そしてイエスに言った。『あなたは、子どもたちが何と言っているか、お聞きですか。』イエスは言われた。『聞いています。「あなたは幼子と乳飲み子たちの口に賛美を用意された。」とあるのを、あなたがたは読まなかったのですか。』」(マタイ21:16)

主は、多くの議論ではなく、幼子のような素直な信仰と従順さを求めておられます。

「わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。」(1:7後半)これは、エレミヤが「どう語っていいかわかりません。」と言ったことに対して、預言者の語るペきメッセージは、主が与えて下さると約束されています。

「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。というのは、話すのはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの父の御霊だからです。」(マタイ10:19~20)

うまく福音を説明できないとか、うまく説得しようと思って自分の知恵で考えて話すので、一方的な話になってしまいます。

それでは、何も準備をしなくてもよいのか。

先ず、主に全く信頼し、神の愛に満たされていること。

次に、相手の心の状態、本当の必要を知っていること。

そして一番大切なことは、日頃から、みことばと聖霊と親しく交わっていることです。そうすれば、その時、その時、話すべきことを教えてくれます。

福音の話は、自分の考えを話すのではなくて、主が語れと言われることを話すのです。自分の考えを話すなら、偽預言者と同じになります。

<今週の活用聖句>

エレミヤ書1章7節

「まだ若い、と言うな。わたしがあなたを遣わすどんな所へでも行き、わたしがあなたに命じるすべての事を語れ。彼らの顔を恐れるな。わたしはあなたとともにいて、あなたを救い出すからだ。」

<集会案内>

◇9月20日(水)聖別会 午前10時半
聖潔の諸要素(84)
「弱さの改善のための聖霊の働き」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421