週報No.2095 涙の預言エレミヤ書(8) 「若き日の誠実」 2:1~8

2017年10月1日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

涙の預言エレミヤ書(8) 「若き日の誠実」 2:1~8

エレミヤ書2章1~8節

2:1 ついで、私に次のような【主】のことばがあった。
2:2 「さあ、行って、【主】はこう仰せられると言って、エルサレムの人々の耳に呼ばわれ。わたしは、あなたの若かったころの誠実、婚約時代の愛、荒野の種も蒔かれていない地でのわたしへの従順を覚えている。
2:3 イスラエルは【主】の聖なるもの、その収穫の初穂であった。これを食らう者はだれでも罪に定められ、わざわいをこうむったものだ。──【主】の御告げ──」
2:4 ヤコブの家と、イスラエルの家のすべてのやからよ。【主】のことばを聞け。
2:5 【主】はこう仰せられる。「あなたがたの先祖は、わたしにどんな不正を見つけて、わたしから遠く離れ、むなしいものに従って行って、むなしいものとなったのか。
2:6 彼らは尋ねもしなかった。『【主】はどこにおられるのか。私たちをエジプトの国から上らせた方、私たちに、荒野の荒れた穴だらけの地、砂漠の死の陰の地、人も通らず、だれも住まない地を行かせた方は』と。
2:7 しかし、わたしはあなたがたを、実り豊かな地に連れて入り、その良い実を食べさせた。ところが、あなたがたは、入って来て、わたしの国を汚し、わたしのゆずりの地を忌みきらうべきものにした。
2:8 祭司たちは、『【主】はどこにおられるのか』と言わず、律法を取り扱う者たちも、わたしを知らず、牧者たちもわたしにそむき、預言者たちはバアルによって預言して、無益なものに従って行った。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>

主は「わたしは、あなたの若かったころの誠実、…わたしへの従順を覚えている。」(2:2)と言っています。

私はかっての若かった日のように、主に対して誠実で、従順でしょうか。それとも、主が私の求めに対して、誠実に答えて下さっていることだけが気になっているでしょうか。

私は大きなことには従順であっても、小さいことにも従順でしょうか。そのことが信仰の喜びとなっているでしょうか。それとも、飽きたり、疲れたり、忘れたりしていないだろうか。

神が誠実であることを忘れているたましいには、喜びはありません。

主イエス様は、サマリヤの女の人に、「わたしに水を飲ませてください。」と求められました。その結果、サマリヤの女の人は、永遠のいのちの水を飲んだのです。

主は私に、大きな恵みを与えるために、小さな事をするように求められるのです。この一週間、小さな事に誠実であることを目に留めてみましょう。主イエス様への愛を心に持ってする事に、心を留めてみましょう。人の評価や賞賛を気にすること
を、止めましょう。

主は私のこれらの思いを、どのように思われるでしょうか。その結果、どうなるでしょうか。各々自分で確かめて頂きたいのです。

主は2章2節の終わりで「わたしは…覚えている。」と言われました。

私たちは、イエス・キリストが教会を覚えられ、集会に集っている一人一人を覚えて、喜んでおられることに注目すべきです。主は、その愛する者を追い求めているのです。飽きることはありません。

主はエレミヤに対して、「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者として定めていた。」(1:5)と言っています。

「あなたの目は胎児の私を見られ、あなたの書物にすべてが、書き記されました。私のために作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。神よ。あなたの御思いを知るのは、何とむずかしいことでしょう。その総計は、何と多いことでしょう。それを数えようとしても、それは砂よりも数多いのです。私が目覚めるとき、私はなおも、あなたとともにいます。」(詩篇139:16~18)

神は受肉前、人となられる前に、ご自分のしもべを覚えて、来て下さいました。マムレのかしの木の林にいたアブラハムを覚えて来て下さいました(創世記18:1)。ヤボクの渡し場で、ヤコブに来て下さいました(創世記32:24~32)。エリコの城壁のもとのヨシュアに(ヨシュア記5:13)来て下さいました。ダニエルの三人の友人シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴが、火の燃えている炉の中にいた時にも、来て下さいました(ダニエル書3:16~29)。

人の子イエスは、ご自分のしもべ、一人一人と、離れていることができないのです。主を信じて従っている私たちを、主が忘れていることは、決してありません。

「見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。あなたの城壁は、いつもわたしの前にある。」(イザヤ書49:16)

「わたしは、あなたがたを捨てて孤児にはしません。わたしは、あなたがたのところに戻って来るのです。」(ヨハネ14:18)

「私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯されませんでしたが、すべての点で、私たちと同じように、試みに会われたのです。ですから、私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づこうではありませんか。」(へブル4:15~16)

主から心を離さず、主とともに生活しようではありませんか。

<今週の活用聖句>

エレミヤ書2章2節
「…わたしは、あなたの若かったころの誠実、婚約時代の愛、荒野の種も蒔かれていない地でのわたしへの従順を覚えている。」

<集会案内>

◇10月4日(水)聖別会 午前10時半
聖潔の諸要素(86)
「聖潔と人間的要素(2)堕落後の人間的要素」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421