週報No.2101 涙の預言エレミヤ書(14) 「悔い改めの報酬」 4:1~4

2017年11月12日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

涙の預言エレミヤ書(14) 「悔い改めの報酬」 4:1~4

エレミヤ書4章1~4節

4:1 「イスラエルよ。もし帰るのなら、──【主】の御告げ──わたしのところに帰って来い。もし、あなたが忌むべき物をわたしの前から除くなら、あなたは迷うことはない。
4:2 あなたが真実と公義と正義とによって『【主】は生きておられる』と誓うなら、国々は主によって互いに祝福し合い、主によって誇り合う。」
4:3 まことに【主】は、ユダの人とエルサレムとに、こう仰せられる。「耕地を開拓せよ。いばらの中に種を蒔くな。
4:4 ユダの人とエルサレムの住民よ。【主】のために割礼を受け、心の包皮を取り除け。さもないと、あなたがたの悪い行いのため、わたしの憤りが火のように出て燃え上がり、消す者もいないだろう。」
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>

苦難に打ち勝って、主の恵みとあわれみを受けるためには、ダビデのように、いつも自分の前に主を置き、隠れた、密かな神との交わりを通してです。「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。それゆえ、私の心は喜び、私のたましいは楽しんでいる。私の身もまた安らかに住まおう。」(詩篇16:8~9)

決して、私の才能や力によってではありません。

「すると彼は、私に答えてこう言った。『これは、ゼルバベルへの主のことばだ。権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。」(ゼカリヤ書4:6)

「私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです。」(コリント第二、4:7)

族長ヤコブは自分の知恵と力で、兄のエソウを押しのけ、おじのラパンも押しのけて、成功者になろうとしましたが、神の御霊はヤコブを捕えて、受肉前のイエス様と格闘させました。

ヤコブは、自分の性質をあからさまにして、主と戦い、負けませんでした。そこで主は、ヤコブの腰の関節にさわられ、自分の力で他人を押しのけることができなくされました。こうしてヤコブは、神の力に頼らなければ、前に進めなくなったのです。(創世記32:24~32)これがヤコブのきよめの経験です。神の御顔を見たので、ペヌエルの経験と呼ばれています。私たちも、主イエス様の御顔を経験させていただきましょう。

「『光が、やみの中から輝き出よ。』と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです。」(コリント第二、4:6)

これは、儀式でもなく、教理の理解でもなく、キリストのご人格にある栄光を私の内に持つことです。これは、キリストの御霊を、私の内に持つことです。

私たちは、このキリストの御顔にある神の栄光を、今、経験しているのです。この主イエスとの格闘は、あなたにとって、一分で終わるかもしれません。あるいは長くかかるかもしれません。

この格闘では、私の態度が変わることに問題があります。

自分の力に頼るという権利を放棄するという、自分中心の自我に死ぬという苦痛を経験することが必要です。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」(ガラテヤ2:20)

この聖句には、二種類の「私」が出てきます。

最初の二つの私、即ち「キリストとともに十字架にかかっている私」、「もはや生きていない私」は、自分中心の性質の自我です。

もう一つの私は、「キリストがうちに生きている私」、「キリストを信じている私」です。この私は、キリストを自分のうちに持っている、自己存在の私のたましいです。

キリストの御顔にある神の栄光を経験するためには、この自分
中心の自我が取り除かれなければならないのです。

そうすれば、私は「すでに戦いに勝利を得た」という確信を持って、主の恵みを受けることができます。私たちは、一人一人で、主の前に出て行って、自分のカに頼りやすい性質を打ち砕かれて、きよめられ、主の恵みに満たされましょう。

<今週の活用聖句>

ローマ人への手紙6章11節
「このように、あなたがたも、自分は罪に対しては死んだ者であり、神に対してはキリスト・イエスにあって生きた者だと、思いなさい(信仰による決算をしなさい。)」

<集会案内>

◇11月15日(水)聖別会 午前10時半
必要な諸区別(3)
「誘惑と罪」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421