音声:使徒の働き(008) 足元から地の果てまで 1:8

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1:8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
【新改訳改訂第3版】

(たけさんの一口まとめ)
この節を読んだ人はどのように理解するでしょうか?
1.聖霊が臨在すると力を与えられ証人になるのだ、と理解する人は、勉強家ですが、何かもの足りない感じです。
2.これはペンテコステの日に聖霊降臨があった時に使徒たちに起こったことだ、と理解する人は、歴史家であり、評論家です。
3.こりゃあ大変だ、と慌てふためく人は、本物の信仰者なのでしょう。

これは誰に語られたことばでしょうか? 自分に語られたのだ、と理解する人は、そう言われても自分では何もできないことに気付き、うちひしがれてしまいます。

ペンテコステの日に聖霊を受けたのは約120人くらいの普通の凡人たちでした。彼らに世界に出て行ってあかししなさいと命じることはめちゃくちゃな事です。しかし、彼らが迫害にもかかわらず成し遂げていった歴史的事実は驚くべきことでした。まさに、聖霊のみわざが働かれたことを示しています。
イエス様をあかしする人は、失敗しても馬鹿にされてもあきらめない人です。それは聖霊にみたされていないとできません。神学の勉強だけではできません。
弟子たちは、聖霊降臨の前までは迫害を恐れて隠れていました。しかし、聖霊を受けた後は足元の地であるエルサレムで述べ伝え始めました。それから、南側のユダヤへ、そして、北側のサマリヤへ、更に北上してダマスカス、アンテオケ、小アジア、ギリシャ、そして、ローマへと証しして行きました。
イエス様はずっと以前からこの計画を用意しておられました。例えば、サマリアではサマリアの女に「いのちの水」を与え、また、ヨッパやカイザリヤでは異邦人の求道者を起こされ、人種、文化、偏見にとらわれない多くのクリスチャンを用意されていました。
「地の果てまで」とは、どこまでなのでしょうか? これは、まだ述べ伝えられていないところすべてであり、まだ終わっていません。私たちの身近なところでも証しすべきところはたくさんあります。
私たちも聖霊に満たされて力を頂いて身近な足元から証しさせて頂きましょう。