週報No.2147 涙の預言エレミヤ書(57)「なわとかせの警告」エレミヤ書27:1~11

2018年9月23日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エレミヤ書27章1~11節
27:1 ヨシヤの子、ユダの王エホヤキムの治世の初めに、【主】からエレミヤに次のようなことばがあった。
27:2 【主】は私にこう仰せられる。「あなたはなわとかせとを作り、それをあなたの首につけよ。
27:3 そうして、エルサレムのユダの王ゼデキヤのところに来る使者たちによって、エドムの王、モアブの王、アモン人の王、ツロの王、シドンの王に伝言を送り、
27:4 彼らがそれぞれの主君に次のことを言うように命じよ。『イスラエルの神、万軍の【主】は、こう仰せられる。あなたがたは主君にこう言え。
27:5 わたしは、大いなる力と、伸ばした腕とをもって、地と、地の面にいる人間と獣を造った。それで、わたしの見る目にかなった者に、この地を与えるのだ。
27:6 今、わたしは、これらすべての国をわたしのしもべ、バビロンの王ネブカデネザルの手に与え、野の獣も彼に与えて仕えさせる。
27:7 ──彼の国に時が来るまで、すべての国は、彼と、その子と、その子の子に仕えよう。しかし時が来ると、多くの民や大王たちが彼を自分たちの奴隷とする。──
27:8 バビロンの王ネブカデネザルに仕えず、またバビロンの王のくびきに首を差し出さない民や王国があれば、わたしはその民を剣と、ききんと、疫病で罰し、──【主】の御告げ──彼らを彼の手で皆殺しにする。
27:9 だから、あなたがたは、バビロンの王に仕えることはない、と言っているあなたがたの預言者、占い師、夢見る者、卜者、呪術者に聞くな。
27:10 彼らは、あなたがたに偽りを預言しているからだ。それで、あなたがたは、あなたがたの土地から遠くに移され、わたしはあなたがたを追い散らして、あなたがたが滅びるようにする。
27:11 しかし、バビロンの王のくびきに首を差し出して彼に仕える民を、わたしはその土地にいこわせる。──【主】の御告げ──こうして、その土地を耕し、その中に住む。』」
【新改訳改訂第3版】

<strong><礼拝メッセージの要点></strong>

エレミヤは二度にわたり、バビロンの勢力と戦うために、隣接する国々と同盟を結ぶことに反対しています。

最初の時は、ユダの民が、神の憤りの杯を飲まなければならないと、警告しました。

二度目の時は、エレミヤはこのことを、ことばで教えただけでなく、自らなわとかせを作って、それを自分の首につけて、ゼデキヤ王と外国の諸王にも、バビロンに降伏して、従うように、勧め続けています。

くびきを首に巻いたエレミヤの姿を見れば、神のメッセージが何を意味するのか、直ぐに分かったでしょう。

今は、ネブカデネザルを通して行なわれる神のさばきに、従順に従うべき時なのです。軽んじてはなりません。

しかし、エレミヤのこのような発言は、エレミヤに愛国心が欠けているという非難を招いたのですが、エレミヤのことばは、ユダの国が近隣諸国との軍事同盟に加わるのを阻止したのです。

エレミヤとしては、「わたしはこの国を廃墟にする」という神の審判を告げる、神のみことばのスポークスマンになる以外になかったのです。

「そして、あなたがたに向かって子どもに対するように語られたこの勧めを忘れています。『わが子よ。主の懲ちしめを軽んじてはならない。主に責められて弱り果ててはならない。主はその愛する者を懲らしめ、受け入れるすべての子に、むちを加えられるからである。』

訓練と思って耐え忍びなさい。神はあなたがたを子として扱っておられるのです。父が懲らしめることをしない子がいるでしょうか。

もしあなたがたが、だれでも受ける懲らしめを受けていないとすれば、私生児であって、ほんとうの子ではないのです。」(へブル12:5~8)

エレミヤは、十分に父なる神のみこころを心に持って語ったのです。

バビロンの振り上げた剣は、恐ろしく見えますが、その背後に隠されている、あわれみ深い神の摂理を、見抜く信仰の目を持たなければなりません。

<strong><今週の活用聖句></strong>

テモテ第二、2章21節 「ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。」

<strong><集会案内></strong>

◇9月26日(水)聖別会 午前10時半
聖潔とは何か(20)
「聖潔の道を歩む(8)」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421