音声:使徒の働き(122) 敵者追放 18:12~17 コリントの法廷にて

使徒の働き18:12~17
18:12 ところが、ガリオがアカヤの地方総督であったとき、ユダヤ人たちはこぞってパウロに反抗し、彼を法廷に引いて行って、
18:13 「この人は、律法にそむいて神を拝むことを、人々に説き勧めています」と訴えた。
18:14 パウロが口を開こうとすると、ガリオはユダヤ人に向かってこう言った。「ユダヤ人の諸君。不正事件や悪質な犯罪のことであれば、私は当然、あなたがたの訴えを取り上げもしようが、
18:15 あなたがたの、ことばや名称や律法に関する問題であるなら、自分たちで始末をつけるのがよかろう。私はそのようなことの裁判官にはなりたくない。」
18:16 こうして、彼らを法廷から追い出した。
18:17 そこで、みなの者は、会堂管理者ソステネを捕らえ、法廷の前で打ちたたいた。ガリオは、そのようなことは少しも気にしなかった。【新改訳改訂第3版】

上の写真は、ローマ時代のコリントの遺跡にある法廷跡。パウロは、ここに引いて行かれて、アカヤの地方総督ガリオの前に立たされた。
下の写真は、コリント遺跡のアゴラの北側。アゴラの近くで「ヘブル人の会堂」という字の刻まれた石が発見されたので、このあたりに会堂があったと思われる。(いずれも、「聖書の世界 使徒行伝編 ミルトス社刊」より)