音声:使徒の働き(121) 不恐語続 18:4~11 コリントに滞在

使徒の働き18:4~11
18:4 パウロは安息日ごとに会堂で論じ、ユダヤ人とギリシヤ人を承服させようとした。
18:5 そして、シラスとテモテがマケドニヤから下って来ると、パウロはみことばを教えることに専念し、イエスがキリストであることを、ユダヤ人たちにはっきりと宣言した。
18:6 しかし、彼らが反抗して暴言を吐いたので、パウロは着物を振り払って、「あなたがたの血は、あなたがたの頭上にふりかかれ。私には責任がない。今から私は異邦人のほうに行く」と言った。
18:7 そして、そこを去って、神を敬うテテオ・ユストという人の家に行った。その家は会堂の隣であった。
18:8 会堂管理者クリスポは、一家をあげて主を信じた。また、多くのコリント人も聞いて信じ、バプテスマを受けた。
18:9 ある夜、主は幻によってパウロに、「恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。
18:10 わたしがあなたとともにいるのだ。だれもあなたを襲って、危害を加える者はない。この町には、わたしの民がたくさんいるから」と言われた。
18:11 そこでパウロは、一年半ここに腰を据えて、彼らの間で神のことばを教え続けた。【新改訳改訂第3版】

上の写真は、古代コリントの遺跡(Wikimedia commons より)
都市国家コリントスは、BC146年にローマに征服されて町は廃墟となったが、ローマ皇帝ジュリアス・シーザーは、BC44年から、コリントをローマの植民都市として再建し、パウロが訪れた紀元50年頃には、多くのローマ人、ギリシャ人、ユダヤ人が住む、この地方の有数の大都市となっていた。