音声:使徒の働き(144) 主と出会った迫害者 26:9~15 アグリッパ二世への弁明


使徒の働き 26:9~15
26:9 以前は、私自身も、ナザレ人イエスの名に強硬に敵対すべきだと考えていました。
26:10 そして、それをエルサレムで実行しました。祭司長たちから権限を授けられた私は、多くの聖徒たちを牢に入れ、彼らが殺されるときには、それに賛成の票を投じました。
26:11 また、すべての会堂で、しばしば彼らを罰しては、強いて御名をけがすことばを言わせようとし、彼らに対する激しい怒りに燃えて、ついには国外の町々にまで彼らを追跡して行きました。
26:12 このようにして、私は祭司長たちから権限と委任を受けて、ダマスコへ出かけて行きますと、
26:13 その途中、正午ごろ、王よ、私は天からの光を見ました。それは太陽よりも明るく輝いて、私と同行者たちとの回りを照らしたのです。
26:14 私たちはみな地に倒れましたが、そのとき声があって、ヘブル語で私にこう言うのが聞こえました。『サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。とげのついた棒をけるのは、あなたにとって痛いことだ。』
26:15 私が『主よ。あなたはどなたですか』と言いますと、主がこう言われました。『わたしは、あなたが迫害しているイエスである。【新改訳改訂第3版】

上の写真は、イタリアのバロック後期の画家 Luca Giordano (1634–1705) により1690年頃に描かれた「La conversion de Saint Paul(聖パウロの回心)」(フランスのMusée des Beaux-Arts de Nancy蔵、Wikimedia commons より)