週報No.2246 希望の預言エゼキエル書(30)「神の愛といつくしみ」 エゼキエル書 16:14~34

2020年8月2日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エゼキエル書 16:14~34
16:14 その美しさのために、あなたの名は諸国の民の間に広まった。それは、わたしがあなたにまとわせたわたしの飾り物が完全であったからだ。──神である主の御告げ──
16:15 ところが、あなたは、自分の美しさに拠り頼み、自分の名声を利用して姦淫を行い、通りかかる人があれば、だれにでも身を任せて姦淫をした。
16:16 あなたはまた、自分の衣服のいくらかを取り出して、自分のために、まだらに色どった高き所を造り、その上で姦淫を行った。こんな事はあったことがなく、あってはならないことだ。
16:17 あなたは、わたしが与えた金や銀の美しい品々を取って、自分のために男の像を造り、それと姦淫を行った。
16:18 あなたはまた、あや織りの着物を取って、それをおおい、わたしの油と、わたしの香とをその前にささげた。
16:19 あなたは、わたしが与えたわたしのパンや、あなたに食べさせた上等の小麦粉や、油や、蜜までも、その前にささげてなだめのかおりとした。そうしたのだ。──神である主の御告げ──
16:20 あなたはまた、わたしのために産んだ自分の息子や娘たちを取り、その像にいけにえとしてささげて食べさせた。あなたの姦淫はささいなことだろうか。
16:21 あなたは、わたしの子どもたちを殺し、これを焼いて、ささげ物とした。
16:22 あなたは、あらゆる忌みきらうべきことや姦淫をしているとき、かつて自分がまる裸のまま、血の中でもがいていた若かった時のことを思い出さなかった。
16:23 あなたはこのすべての悪行の後──ああ。わざわいがあなたに来る。神である主の御告げ──
16:24 あなたは自分のために小高い家を建て、どこの広場にも高台を造り、
16:25 どこの辻にも高台を築き、通りかかるすべての人に身を任せ、姦淫を重ねて自分の美しさを忌みきらうべきものとした。
16:26 あなたは、良いからだをした隣のエジプト人と姦通し、ますます姦淫を重ねてわたしの怒りを引き起こした。
16:27 見よ。わたしは、あなたに手を伸ばして、あなたの食糧を減らした。そして、あなたを憎む者、あなたのみだらな行いによってはずかしめを受けたペリシテ人の娘たちの思いのままに、あなたを任せた。
16:28 あなたはそれでもまだ飽き足らず、アッシリヤ人と姦通した。彼らと姦通しても、まだあなたは飽き足らず、
16:29 商業の地カルデヤとますます姦淫を重ねたが、それでも、あなたは飽き足らなかった。
16:30 なんとあなたの心は、あえいでいることよ。──神である主の御告げ──あつかましい遊女のするようなこれらのことをことごとく行って。
16:31 あなたは、どこの辻にも自分の小高い家を建て、どこの広場にも高台を造った。しかし、あなたは報酬をあざけったので、遊女のようではなかった。
16:32 姦婦は、自分の夫の代わりに、ほかの男と通じるものだ。
16:33 遊女には、すべて代価が支払われるのに、あなたは、自分のほうから持参金をすべての愛人たちに与え、彼らに贈り物をして、四方からあなたのところに来させて姦淫をした。
16:34 だから、あなたの姦淫は、ほかの女の場合と反対だ。だれもあなたを求めて姦淫をする者はいなかった。あなたが報酬を支払い、だれもあなたに報酬を支払わなかった。だからあなたは反対のことをしたのだ。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

「その美しさのために、あなたの名は諸国の民の間に広まった。それは、わたしがあなたにまとわせたわたしの飾り物が完全であったからだ。-神である主の御告げ-」(エゼキエル書16:14)

ルカ15章で、放蕩息子が悔い改めて、愛に満ちた父のもとに帰って来た時、父は最大級の祝福をしました。
「ところが父親はしもべたちに言った。『急いで、一番良い着物を持って来て、この子に着せなさい。それから、手に指輪をはめさせ、足にくつを履かせなさい。そして肥えた子牛を引いて来てほふりなさい。食べて祝おうではないか。』」(ルカ15:22~23)

「一番良い着物」は、神の愛を受けていることを示しています。神の御国を相続する権利が与えられていることを表わしています。

創世記37:3で、ヤコブは17歳のヨセフに「そでつきの長服を作ってやっていた。」これは、ヤコブがヨセフを愛していたことと、ヨセフが神の偉大な権威を相続することを預言していたのです。

全てのクリスチャンは、イエス・キリストの十字架を信じることによって、義の衣を着せられているのです。それは、目に見える衣ではありませんが、確かな神の国を相続する権威です。

その義の本質は、イエス・キリストです。

「…キリストは、私たちにとって、神の知恵となり、また、義と聖めと、贖いとになられました。」(コリント第一、1:30後半)

「手に指輪をはめ」は、神と、父と子の、親子関係の契約を結んでいることを示しています。
「…子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父。』と呼びます。」(ローマ8:15後半)

「足にくつを履かせなさい。」これは、もはや、しもべではなく、使用人でもなく、放蕩者でもなく、神の国を相続する、神の家族、神の子どもとしての生活を営むことを、示しています。

「食べて祝おうではないか。」これは、子牛をほふっていますから、イエス・キリストの十字架の贖いを受けており、神の愛を分かち合う礼拝の交わりと、恵みと祝福を分かち合う交わりを始めています。

私たちが、霊とまことをもって、礼拝をささげている時には、礼拝のプログラムを一緒に行なったというだけでなく、喜びも悲しみも、重荷も痛みも、分かち合っているはずです。

「自分だけが幸いなら、他人のことはどうだってかまわない。」と言う人は、主を礼拝する人には、いないはずです。

神は、旧約においても、新約においても、真理を求めて、ご自分のみもとに来る者には、愛といつくしみとを持って、豊かに扱われるからです。

この部分のメッセージは、神の愛といつくしみです。

人の罪深い心の状態は、貧しく痛めつけられた、荒野の放浪者にたとえられています。しかし、神の愛は、罪の中にいる者、滅びの運命の中にいる者を捜し出して、光の国に入らせるのです。

私たちの救いは、比類のない、聖なる、輝かしい奇蹟の中の奇蹟なのです。

私たちに与えられている聖なる性質は、「あや織りの着物」や「綿の着物」で表わされています(エゼキエル書16:13)。それは、主の御目にすら、一点のしみもないように見られるのです。

「ご自身で、しみや、しわや、そのようなものの何一つない、聖く傷のないものとなった栄光の教会を、ご自身の前に立たせるためです。」(エペソ5:27)

主から賜わった聖なる衣は、主が惜しむことなく、御子イエス様の十字架の血によって与えられた、善と美を極め尽くしたものなのです。

それを、惜しげもなく、私に与えて下さったのです。
それ故、私たちは、己が身をもって、神の栄光を現わすべきなのです。

<今週の活用聖句>

コリント人への手紙第一、6章20節
「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって、神の栄光を現わしなさい。」

<集会案内>

◇8月5日(水)聖別会 午前10時半
訓練された人々(26)「クリスチャン生活の訓練(6)祈り」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421

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