週報No.2294 希望の預言エゼキエル書(75)「新しい奉仕」 45:1~25

2021年7月4日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エゼキエル書 45:1~25
45:1 あなたがたがその地を相続地として、くじで分けるとき、その地の聖なる区域を奉納地として【主】にささげなければならない。その長さは二万五千キュビト、幅は一万キュビト。その周囲の全域は聖なる地である。
45:2 このうち、縦横五百キュビトの正方形を聖所に当て、その回りを五十キュビトの空地にしなければならない。
45:3 先に測った区域から、長さ二万五千キュビト、幅一万キュビトを測れ。そして、その中に聖なる至聖所があるようにせよ。
45:4 これは国の聖なる所である。これは、聖所で仕え、主に近づいて仕える祭司たちのものとしなければならない。ここを彼らの家の敷地とし、聖所のために聖別しなければならない。
45:5 また、長さ二万五千キュビト、幅一万キュビトの地は、宮で奉仕をするレビ人のものとし、二十の部屋を彼らの所有としなければならない。
45:6 聖なる奉納地に沿って、幅五千キュビト、長さ二万五千キュビトを町の所有とし、これをイスラエルの全家のものとする。
45:7 君主の土地は、聖なる奉納地と町の所有地との両側にあり、聖なる奉納地と町の所有地に面し、西側は西のほうへ、東側は東のほうへ延びている。その長さは一つの部族の割り当て地と同じで、この国の西の境界線から東の境界線にまで及んでいる。
45:8 これがイスラエルの中の彼の所有地である。わたしの君主たちは、二度とわたしの民をしいたげることなく、この地は部族ごとに、イスラエルの家に与えられる。
45:9 神である主はこう仰せられる。イスラエルの君主たちよ。もうたくさんだ。暴虐と暴行を取り除き、公義と正義とを行え。わたしの民を重税で追い立てることをやめよ。──神である主の御告げ──
45:10 正しいはかり、正しいエパ、正しいバテを使え。
45:11 エパとバテとを同一量にせよ。バテはホメルの十分の一、エパもホメルの十分の一とせよ。その量はホメルを単位とせよ。
45:12 一シェケルは二十ゲラである。二十シェケルと二十五シェケルと十五シェケルとで一ミナとせよ。
45:13 あなたがたがささげる奉納物は次のとおりである。小麦一ホメルから六分の一エパ、大麦一ホメルから六分の一エパをささげ、
45:14 油の単位により、油のバテで、一コルから十分の一バテをささげよ。一コルは一ホメルと同じく十バテである。
45:15 また、イスラエルの潤った地の羊の群れから二百頭ごとに一頭の羊を、ささげ物、全焼のいけにえ、和解のいけにえのためにささげ、彼らのための贖いとせよ。──神である主の御告げ──
45:16 国のすべての民に、この奉納物をイスラエルの君主に納めさせよ。
45:17 君主は、祭りの日、新月の祭り、安息日、すなわちイスラエルの家のあらゆる例祭に、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、注ぎのぶどう酒を供える義務がある。彼はイスラエルの家の贖いのため、罪のためのいけにえ、穀物のささげ物、全焼のいけにえ、和解のいけにえをささげなければならない。
45:18 神である主はこう仰せられる。第一の月の第一日に、あなたは傷のない若い雄牛を取り、聖所をきよめなければならない。
45:19 祭司は罪のためのいけにえから、血を取り、それを宮の戸口の柱や、祭壇の台座の四隅や、内庭の門の脇柱に塗らなければならない。
45:20 その月の七日にも、あなたは、あやまって罪を犯した者やわきまえのない者のためにこのようにし、宮のために贖いをしなければならない。
45:21 第一の月の十四日に、あなたがたは過越の祭りを守り、その祭りの七日間、種を入れないパンを食べなければならない。
45:22 その日に君主は、自分のためと国のすべての民のために、罪のためのいけにえとして雄牛をささげなければならない。
45:23 その祭りの七日間、彼は全焼のいけにえとして傷のない七頭の雄牛と七頭の雄羊を、七日間、毎日、【主】にささげなければならない。また一頭の雄やぎを、罪のためのいけにえとして、毎日ささげなければならない。
45:24 穀物のささげ物は、雄牛一頭に一エパ、雄羊一頭に一エパをささげなければならない。油は一エパごとに一ヒンとする。
45:25 第七の月の十五日の祭りにも、七日間、これと同じようにささげなければならない。すなわち、罪のためのいけにえ、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、それに油を、同じようにささげなければならない。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

45:18~25

三つの大きな祭りが、強調されています。

新年の祭り、過越の祭り、仮庵の祭りです。

45:18~20、「第一の月の第一日」の新年の祭りは、聖所をきよめることと、誤って罪を犯した者や、わきまえのない礼拝者を贖い、きよめるためです。

祭司も、誤って罪を犯してしまったり、わきまえのない者のために、特別な規定があります。

祭司のあやまちは、いけにえをささげることにおける間違いが多いでしょう。野心や欲が入ってくることもあるでしょう。

わきまえのない者は、霊的に鈍い者、何でも知ったかぶりをする者、主を畏れることをしないで、慣れでいけにえをささげてしまうこと、などでしょう。

これに対して、「宮の柱や、祭壇の台座の四隅や、内庭の門の脇柱に、いけにえの血を塗らなければなりません。」と指示されています。

奉仕者が、高慢になったり、わきまえがなかったり、過失、無知は、私たちの教会や家族の間でも、よくあることです。

主は、主を否定したペテロを見捨てませんでした。主を捨てて逃げ出した弟子たちに、聖霊を注がれました。「傷跡を見、そこに差し入れてみなければ、決して信じません。」と言ったトマスを、見捨てませんでした。

あなたの近くにいる、心に傷を受けている人、病を負っている者は、いたわりを受けているでしょうか。

老人は、夢を見ているでしょうか。

信仰の弱い者、迷子の羊、無知な者、高慢な者、わきまえのない者ばかりです。
お互い、へりくだって、主のあわれみを求めようではありませんか。

毎年、年が新しくなるごとに、古いものは過ぎ去り、新しい人を着るために、新しいきよめをもって、始めたのです。

21~24節、「第一の月の十四日」の過越の祭りは、過去に神が成し遂げて下さった贖いの恵みを思い起こして、感謝をささげる時です。

回復した神の民は、七日間、自分たちが罪から釈放されたことを思い起こして、信仰を新たにし、感謝をささげるのです。

過越の祭りは、国民的祭りですが、個人個人の霊的な経験の記憶ですから、君主が国民の先頭に立って、模範的に礼拝をささげるのが、ふさわしく、望ましいでしょう。

22節、「その日に君主は、自分のためと国のすべての民のために」いけにえにする雄牛や、雄羊や、穀物のささげ物をささげなければなりません。

今日、私たちも、聖なる記念日に感謝のささげ物を、ささげたいものです。

25節、「第七の月の十五日」の仮庵の祭は、収穫祭であり、感謝の時です(出エジプト記23:16,34,22、レビ記23:33~43、申命記16章)。

この祭りも、七日間、続けられます。

この祭りのささげ物は、罪のためのいけにえと、
全き献身を表わす全焼のいけにえと、
感謝を表わす穀物のささげ物をささげます。

私たちは、時々立ち止まって、主の恵みと祝福を思い起こし、献身を新たにし、感謝をささげたいものです。

<今週の活用聖句>

ローマ人への手紙12章1節
「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」

<集会案内>

◇7月7日(水)聖別会(47)午前10時半
第二の恩寵のみわざ(2)「新生から聖化までどれ位の期間が必要か」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421

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牧師 真部 明