週報No.2295 希望の預言エゼキエル書(76)「新しいいけにえ」 46:1~24
2021年7月11日(日) 午前10時半
礼拝メッセージ 眞部 明 牧師
エゼキエル書 46:1~24
46:1 神である主はこう仰せられる。内庭の東向きの門は、労働をする六日間は閉じておき、安息日と、新月の祭りの日にはあけなければならない。
46:2 君主は外側の門の玄関の間を通って入り、門の戸口の柱のそばに立っていなければならない。祭司たちは彼の全焼のいけにえと、和解のいけにえをささげ、彼は門の敷居のところで礼拝して出て行かなければならない。門は夕暮れまで閉じてはならない。
46:3 一般の人々も、安息日と新月の祭りの日には、その門の入口で、【主】の前に礼拝をしなければならない。
46:4 君主が安息日に【主】にささげる全焼のいけにえは、傷のない子羊六頭と、傷のない雄羊一頭である。
46:5 また、穀物のささげ物は、雄羊一頭について一エパ。子羊のためには、彼が与えることのできるだけの穀物のささげ物。油は一エパごとに一ヒンである。
46:6 新月の祭りの日には、傷のない若い雄牛一頭と、傷のない子羊六頭と雄羊一頭である。
46:7 穀物のささげ物をするために、雄牛一頭に一エパ。雄羊一頭に一エパ。子羊のためには、手に入れることのできただけでよい。油は一エパごとに一ヒンである。
46:8 君主が入るときには、門の玄関の間を通って入り、そこを通って出て行かなければならない。
46:9 しかし、一般の人々が例祭の日に【主】の前に入って来るとき、北の門を通って礼拝に来る者は南の門を通って出て行き、南の門を通って入って来る者は北の門を通って出て行かなければならない。自分の入って来た門を通って帰ってはならない。その反対側から出て行かなければならない。
46:10 君主は、彼らが入るとき、いっしょに入り、彼らが出るとき、いっしょに出なければならない。
46:11 祭りと例祭には、穀物のささげ物は、雄牛一頭に一エパ、雄羊一頭に一エパ。子羊のためには与えることのできるだけのもの。油は一エパごとに一ヒンである。
46:12 また、君主が、全焼のいけにえを、進んでささげるささげ物として、あるいは和解のいけにえを、進んでささげるささげ物として【主】にささげるときには、彼のために東向きの門をあけなければならない。彼は安息日にささげると同じように、全焼のいけにえと和解のいけにえとをささげなければならない。彼が出て行くなら、彼が出て行って後、その門は閉じられる。
46:13 あなたは毎日、傷のない一歳の子羊一頭を全焼のいけにえとして、【主】にささげなければならない。これを毎朝ささげなければならない。
46:14 それに添えて、毎朝、六分の一エパの穀物のささげ物、上等の小麦粉に振りかけるための油三分の一ヒンをささげなければならない。これが【主】への穀物のささげ物であり、永遠に続く定めである。
46:15 こうして、子羊や穀物のささげ物や油を、常供の全焼のいけにえとして、毎朝ささげなければならない。
46:16 神である主はこう仰せられる。もし、君主が、贈り物として自分の相続地を自分の息子たちに与えるなら、それは息子たちのものとなり、それは相続地として彼らの所有地となる。
46:17 しかし、もし、彼が自分の相続地の一部を贈り物として奴隷のひとりに与えるなら、それは解放の年まで彼のものであるが、その後、それは君主に返される。ただ息子たちだけが、相続地を自分のものとすることができる。
46:18 君主は、民の相続地を奪って彼らをその所有地から押しのけてはならない。彼は自分の所有地から自分の息子たちに相続地を与えなければならない。それは、わたしの民がひとりでも、その所有地から散らされないためである。」
46:19 それから、彼は私を、門のわきにある出入口から、北向きになっている祭司たちの聖所の部屋に連れて行った。すると、西のほうの隅に一つの場所があった。
46:20 彼は私に言った。「ここは祭司たちが、罪過のためのいけにえや、罪のためのいけにえを煮たり、穀物のささげ物を焼いたりする場所である。これらの物を外庭に持ち出して民を聖なるものとしないためである。」
46:21 彼は私を外庭に連れ出し、庭の四隅を通らせた。すると庭の隅には、それぞれまた、ほかの庭があった。
46:22 庭の四隅に仕切られた庭があり、それは長さ四十キュビト、幅三十キュビトであって、四つともみな同じ寸法であった。
46:23 その四つとも、回りは石の壁で囲まれ、石の壁の下のほうには料理場が作られていた。
46:24 彼は私に言った。「これは、宮で奉仕をしている者が、民からのいけにえを煮る料理場である。」
【新改訳改訂第3版】
<礼拝メッセージ>(一部分)
46:16~18、二重の目的(贈り物と相続財産)
16節、君主が自分の相続地を自分の息子に贈り物として与える場合、その地は息子の所有地となります。
17節、奴隷に与える場合は、奴隷から解放されるまでの間、その土地は奴隷のものとなるが、その後は、君主に返さなければなりません。自由にされる年か、ヨベルの年に返還されるのです。
これは君主の所有地に変動が起きないためです。神から与えられた所有地は、他人に与えたり、奪ったりして、増やしたり、減らしたりしてはならないのです。これは神が定められた富が、君主や特定の人間に偏らないためです。
この規定は、モーセの律法と関係しています。
マタイ19章の金持ちの青年は、富み過ぎていたのです。彼は幼い時から律法を守ってきましたと言いましたが、富を持ち過ぎる律法に違反していたのです。
神の愛に満たされていないと、自分中心の欲が働くのです。主イエス様は、このことを金持ちの青年に、神のみこころを求めるように促されたのです。
イスラエル王国の初期の時代には、君主たちは相続する支配地を、戦いで勝ち取っていましたが、捕囚から回復されたユダヤ国民の間では、各部族ごとに各領地が割り当てられたのです。
ダビデは、自分の相続地を次のように言っています。
「主は、私へのゆずりの地所、また私への杯です。あなたは、私の受ける分を、堅く保っていてくださいます。測り綱は、私の好む所に落ちた。まことに、私への、すばらしいゆずりの地だ。」(詩篇16:5~6)
ダビデは、地上の相続地ではなく、神ご自身がダビデの相続分である、と言っています。
神の臨在の霊的祝福を、自分の相続分とする者は、この地上の生活と、永遠の御国を受け継ぐのです。
「もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」(ローマ8:17)
私たちが神の国を相続するのは、私が単独で相続するのではありません。キリストとの共同相続人です。イエス様の無限の功績に、私も与かって、相続人とさせて下さるのですから、これ以上確かなことはありません。
「イエスは、彼に言われた。『まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。』」(ルカ28:43)
この犯罪人も、イエス様の功績によって、「イエス様とともに、パラダイスにいる」のですから、これ以上に確実なことはありません。
それ故、私たちは無限の祝福を与えられているのですから、主と交わり、主に仕え、主を喜ばせ、みことばと聖霊の光と主の血潮の中で、生活を営ませていただきましょう。
<今週の活用聖句>
ローマ人への手紙12章1節
「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。」
<集会案内>
◇7月14日(水)聖別会(48)午前10時半
第二の恩寵のみわざ(3)「なぜ信仰の荒野をさまようのか」
地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
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牧師 真部 明