週報No.2333　詩篇（34）　14篇「主が避け所」　14:5～7

2022年4月3日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

詩篇 14:5～7
14:5 見よ。彼らが、いかに恐れたかを。神は、正しい者の一族とともにおられるからだ。
14:6 おまえたちは、悩む者のはかりごとをはずかしめようとするだろう。しかし、【主】が彼の避け所である。
14:7 ああ、イスラエルの救いがシオンから来るように。【主】が御民の繁栄を元どおりにされるとき、ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

6節「おまえたちは、悩む者のはかりごとを、はずかしめようとするだろう。しかし、主が彼の避け所である。」

主は、苦しむ者の避け所です。神を畏れない不法者は、正しい者の警告を嘲笑い、神に信頼することを軽んじ、馬鹿にします。

しかし、神は、不法者の攻撃に対して、正しい者の避け所となってくださるのです。

6節の「悩む者」とは、解決策を見失っている者、助け手を持っていない者、無防備な者、力のない者、乏しい者たちのことです。

「避け所」とは、そこに入って行って、そこに留まり続ける限り、神によって安全に守られる所、そこを離れて外に出ると、再び敵から攻撃を受けること、私の代わりとなって敵の攻撃を受けて下さる、力強いお方がいて下さる所、です。

ノアは、家族の救いのために、全て神を信じる者のために、神のご命令を受けて、救いの根拠となる箱舟を造ったのです。

「信仰によって、ノアは、まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき、恐れかしこんで、その家族の救いのために箱舟を造り、その箱舟によって、世の罪を定め、信仰による義を相続する者となりました。」（へブル11：7）

今日、私たちにとっては、イエス・キリストの十字架が、避け所となっています。ノアの箱舟は、旧約におけるその象徴です。

7節「ああ、イスラエルの救いがシオンから来るように。主が、とりこになった御民を帰されるとき、ヤコブは楽しめ。イスラエルは喜べ。」

これは、神の救いを受けた者の喜びと、賛美する祈りです。ここでは、ダビデと忠実な従者たちが、神の救いによって勢力を回復し、敵対していた反乱軍から解放して下さった神をほめたたえています。主なる神の臨在の回復は、主を信じる者たちに霊の楽しみと喜びを与えて下さるのです。

7節中ほど「主が、とりこになった御民を帰されるとき」

作者ダビデは、回りの殆どの人々が、「神はいない」と言っている悪の力が強い中で、やがて来る勝利の日を望んで、主を見上げています。

天路歴程の著者ジョン・バンヤンも、「その行く途中の道で、信仰が行き詰まってしまわないように。」と勧めています。

どの人の人生も、現実の生活は楽なものではありません。苦しいことが執拗に続きます。クリスチャンも例外ではありません。

その苦しみの場面、場面で、主イエスと交わり、心が主の愛に満たされ、みことばを通して主と語らう時、御顔の輝きを味わうのです。

私たちの人生の時は、苦難の中で飛び去って行きます。

私にとっての輝かしい日は、いつ来るのか、待ち遠しい。

主イエスと顔と顔とを合わせてお会いする日は、近づいています。

「『光が、やみから輝き出よ。』と言われた神は、私たちの心を照らし、キリストの御顔にある神の栄光を知る知識を輝かせてくださったのです。」（Ⅱコリント4：6）

私たちクリスチャンは、主イエスの再臨の日まで、或いは私が地上の旅路を終えて、主イエスとお会いする日まで、

「隣人を愛しましょう。」
「善を行ないましょう。」
「助け合いましょう。」
「互いに赦し合い、重荷を負い合うことに励みましょう。」

そう思って励むのですが、思ったほどにできない時がしばしばです。

その時、信仰がいつの間にか、自分の知恵と力に頼ることに変わっていることがあります。ここに陥る時、私たちは嫌になり、倦怠感に陥り、失望します。

これに対して、聖書は何と言っているでしょうか。

「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心からしなさい。」（コロサイ3：23）

「キリストでさえ、ご自身を喜ばせることはなさらなかったのです。むしろ、『あなたをそしる人々のそしりは、わたしの上にふりかかった。』と書いてあるとおりです。」（ローマ15：3）

「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」（ヘブル11：6）

＜今週の活用聖句＞

へブル人への手紙11章6節
「信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神を求める者には報いてくださる方であることとを、信じなければならないのです。」

＜集会案内＞

◇4月6日（水）聖別会（86）午前10時半
「心の性質の聖化（3）不充分性と充分性」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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牧師　真部　明