週報No.2332 詩篇(33) 14篇「愚か者」 14:1~4

2022年3月27日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇 14:1~4
< 14 > 指揮者のために。ダビデによる
14:1 愚か者は心の中で、「神はいない」と言っている。彼らは腐っており、忌まわしい事を行っている。善を行う者はいない。
14:2 【主】は天から人の子らを見おろして、神を尋ね求める、悟りのある者がいるかどうかをご覧になった。
14:3 彼らはみな、離れて行き、だれもかれも腐り果てている。善を行う者はいない。ひとりもいない。
14:4 不法を行う者らはだれも知らないのか。彼らはパンを食らうように、わたしの民を食らい、【主】を呼び求めようとはしない。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

1節、人の不法

「愚か者は心の中で、『神はいない。』と言っている。彼らは腐っており、忌まわしい事を行なっている。善を行なう者はいない。」

「愚か者」とは、「神はいない」と言っている者です。

「もはや、しれ者が高貴な人と呼ばれることがなく、ならず者が上流の人と言われることもない。なぜなら、しれ者は恥ずべきことを語り、その心は不法をたくらんで、神を敬わず、主に向かって迷いごとを語り、飢えている者を飢えさせ、渇いている者に飲み物を飲ませないからだ。ならず者、そのやり方は悪い。彼はみだらなことをたくらみ、貧しい者が正しいことを申し立てても、偽りを語って身分の低い者を滅ぼす。」(イザヤ書32:5~7)

彼らの不法、不義、悪と愚かさの根源は、心の中で「神はいない」と、神の存在を否定しているからです。

口で無神論を唱えていなくても、心で神の存在を否定していれば、その人の言葉、行動、生活の全てが無神論になっています。

ペテロが三回、主イエスを「知らない」と否定したときは、単純な神否定だけでなく、サタンに取り囲まれてしまって、神に敵対するようになる危険な状態にあったのです。

不信仰な者は、知識の上で神の存在を否定していますが、それだけでなく、「神は霊です」(ヨハネ4:24)から、霊の目が開かれていない人で、神を見ることができません。

「そこでイエスは言われた。『わたしはさばきのためにこの世に来ました。それは、目の見えない者が見えるようになり、見える者が盲目となるためです。』パリサイ人の中でイエスとともにいた人々が、このことを聞いて、イエスに言った。『私たちも盲目なのですか。』イエスは彼らに言われた。『もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなたがたは今、「私たちは目が見える。」と言っています。あなたがたの罪は残るのです。』」(ヨハネ9:39~41)

自分の良識で、神も分かるし、善悪の判断もできると思っている人には、聖霊に拠らず、自分の知恵に拠っているので、罪は残っているのです。神の御霊に拠らず、自分の知恵に拠っているからです。

「いったい、人の心のことは、その人の内にある霊のほかに、だれが知っているでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。ところで、私たちはこの世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、聖霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。」(Ⅰコリント2:11~14)

「神の、目に見えない本性、すなわち、神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。」(ローマ1:20)…

こういう人は、外見上、礼拝儀式に参加していても、神のみこころと、みことばに全く無関心です。まして、自分の生活を神に喜ばれるものにしようと、本気で考えたりしようとはしないのです。神のみこころである、善を行なおうとはしません。

私たちは、彼らと同じ愚かさを、犯してはなりません。

2~4節、神の尋問と判決

2節、捜し求めておられる神「主は、天から人の子らを見下ろして、神を尋ね求める者、悟りのある者がいるかどうかをご覧になった。」

神は、心が神を飢え渇いて捜し求めている者を、捜しておられます。大勢の者が愚か者になり、「神はいない」と言っている社会では、神を求めている人はいないのでしょうか。聖書の真理を悟る者は、いないのでしょうか。

これは神が、人間の生活行動の中に、何を基準としているか、神を基準としているか、どうかを、問うているのです。

3節、「彼らはみな、離れて行き、だれもかれも腐り果てている。善を行なう者はいない。ひとりもいない。」

すべての人が、神を基準とした正しい生活から迷い出して、各々の本性も汚されてしまっています。その結果、すべての人が悪を行なうようになってしまっているのです。

だれでも、心が神から離れると、人間の本質的性質を腐らせ、汚れるようになり、悪を行なう生活をするようになります。…

<今週の活用聖句>

コリント人への手紙第一、2章12節
「ところで、私たちはこの世の霊を受けたのではなく、神の御霊
を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったも
のを、私たちが知るためです。」

<集会案内>

◇3月30日(水)聖別会(85)午前10時半
「心の性質の聖化(2)新生しただけの危険」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421

**************************************************

【メッセージCDの販売】

メッセージCDは、一回分CD1枚500円+送料で販売しています。
(送料1~3枚160円、4~8枚210円、9枚310円、10枚以上送料無料)

【礼拝メッセージ・CD、テープのホットサービスのご案内】

毎週、日曜日の礼拝メッセージをお送りしています。全国どこでも、火曜日か、水曜日には、お手元に届きます。一年間ご予約下さると幸いです。
1年間ご予約(60分CD、52~53回分)36,000円(送料含む)
1ケ月毎の分割(1ケ月3,000円4~5回分)もできます。

いずれも代金前納で、お申し込み下さい。
お支払いは、郵便振替をご利用ください。
口座番号 00250一1-14559
加入者名 宗教法人 地の塩港南キリスト教会
電話・FAX 045(844)8421
牧師 真部 明