週報No.2339　詩篇（39）　16篇「私の前に主を置いた生活」　16:7～11

2022年5月15日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

詩篇 16:7～11
16:7 私は助言を下さった【主】をほめたたえる。まことに、夜になると、私の心が私に教える。
16:8 私はいつも、私の前に【主】を置いた。【主】が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。
16:9 それゆえ、私の心は喜び、私のたましいは楽しんでいる。私の身もまた安らかに住まおう。
16:10 まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。
16:11 あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

7節「私は助言を下さった主をほめたたえる。まことに、夜になると、私の心が私に教える。」

「助言を下さった主」は、真のたましいの奥底まで知って下さっている、カウンセラー、「諭し導いて下さる指導者」です。

「夜になると」一日の働きを終えて、神の前に出て、静まる時、そこで、足りなかった点を反省したり、悔い改めたり、感謝したり、すべてを主に委ねて、解決する時です。

「私の心が私に教える」主の御霊が、私の心に語りかけて、諭して下さる時、たましいが主をほめたたえるようになります。

8節「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。」

ダビデは、7節のように、毎日、主のみことばを聞き、さとしや教えを受けて、主と交わり、主に従う生活を続けている間に、生ける真の神を体験するようになって来たのです。

そうすると、自己主張が真っ先に出るのが止んで、いつも主を、自分の考えや願いや、要求や訴えより前に、置く生活をするようになったのです。

これが、真の信仰生活です。これについては、詳しいことを記した「主をわが前に置いた生活」のプリントがありますので、それをお読みください。

この箇所での「私」は、ダビデの自発的な信仰の強い意志を表わしています。

「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主は、とこしえの岩だから。」（イザヤ書26：3～4）

「いつも」とは、一時、熱心な時だけではありません。継続して、生活に根付いています。問題の大小に関わらず、例外なしにとる態度です。

小さいことを軽んじていると、自分の知恵と力に頼るようになり、信仰を軽んじるようになります。どんなときにも、主を身近に持っていることは、必須のことです。

この「主」は、1節でダビデが、信頼することを誓い、保護を求めた神です。その「主」が、5節では「私へのゆずりの地所」、「私への杯」と、更に親密な交わりの関係に深まっています。

「私の前に」は、自分の考えや願いを優先させず、神に先頭に立っていただき、神のみこころを第一にしたことです。これは自己中心の自我が打ち砕かれ、内に住む生けるキリストを優先させる、きよめの恵みのことです。

「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私がこの世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」（ガラテヤ2：20）

いつも主に対して、このような信仰の態度を取ると、主は私のために先頭に立って戦って下さり、お守りくださいます。

「主を置いた」は、物を置くようにイメージしてはいけません。この表現は、ダビデの強い信仰の態度を表わしています。実際に主は、ダビデの信仰に答えて、ダビデの前に立って、戦って下さったのです。

「私の右におられる」「右」は、神の権威と力を表わしています。ここでは、主が私の力、私の権威となって下さることです。

「主よ。あなたの右の手は、力に輝く。主よ。あなたの右の手は、敵を打ち砕く。」（出エジプト15：6）…

「あなたの右の手は私をささえ、」（詩篇18：35二行目）…

「あなたは力ある腕を持っておられます。あなたの御手は強く、あなたの右の手は高く上げられています。」（詩篇89：13）

「おられるので」は、主が臨在して下さることです。私が神の側に立って、従い続けることです。

「私はゆるぐことがない。」

「神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。」（詩篇46：5前半）

「主は私の味方。私は恐れない。人は、私に何ができよう。主は、私を助けてくださる私の味方。私は、私を憎む者をものともしない。主に身を避けることは、人に信頼するよりもよい。主に身を避けることは、君主たちに信頼するよりもよい。」（詩篇118：6～9）

「では、これらのことからどう言えるでしょう。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」（ローマ8：31）

＜今週の活用聖句＞

詩篇16篇8節
「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。」

＜集会案内＞

◇5月18日（水）聖別会（92）午前10時半
「品徳的恩寵（2）成長の法則」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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