週報No.2348 詩篇(48) 19篇「大宇宙の啓示」 19:1~6

2022年7月17日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇 19:1~6
< 19 > 指揮者のために。ダビデの賛歌
19:1 天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
19:2 昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。
19:3 話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。
19:4 しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた。
19:5 太陽は、部屋から出て来る花婿のようだ。勇士のように、その走路を喜び走る。
19:6 その上るのは、天の果てから、行き巡るのは、天の果て果てまで。その熱を、免れるものは何もない。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

1~6節、頭上に輝く大宇宙の栄光(自然界に現わされる主の啓示)
1~4節前半、大空の栄光

大空によって啓示された大きな驚きは、詩篇に多く歌われています。29篇、93篇、104篇、136:5~9節、148篇です。

ここでは主なる神が、全宇宙の創造者であることを、自然界の美を初め、規則正しさ、秩序正しさ、精密さ、偉大さを通して、客観的に証明しています。

1節「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。」

人間にとって、宇宙の天空の存在自体が、人間が生きるのに必要な状況を造り出し、保っている創造者の栄光を鮮明に語り出しています。明らかにこの大空と大地は、人間が生きていくための環境を整えて、設計されています。

その宇宙の秩序の正確さ、精密さは、全知全能の神の御手のみわざを告げ知らせています。全知全能の神以外に、偶像の神々に創造できるはずがありません。

しかし、信仰者の中にも、自然界の中に神を見い出すことができない人がいるようです。自然の語りかけに、無関心の人です。自分たちの生活のことにのみ没頭している人です。他方、小鳥のさえずりの中に、神にささげる賛美を聞き、小川のせせらぎにさそわれて、歩き出す人もいるでしょう。こういう自然を愛する人でも、自分の行く所どこにおいても、神を見い出すことができない人がいます。

自然の中に神を見い出すためには、「神に対して、開かれた心」が必要です。

望遠鏡を使って大空を見るなら、肉眼で見ることができない宇宙の奇跡を見ることが出来ます。顕微鏡を使って見るなら、神が創造された分子の構造まで見ることができます。

みことばと聖霊によって、信仰の目で自然界を見るなら、創造者なる神のみわざを見るはずです。私の存在自体が、神の奇跡のみわざであることに気づいて、圧倒されるでしょう。

 2節「昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ知識を示す。」

主は、昼は光をもって、人の心にメッセージを伝え、夜は、人の心にさとしを与えられるのです。

詩篇50:1「神の神、主は語り、地を呼び寄せられた。日の上る所から沈む所まで。」

主なる神は、地上に住むすべての人に、ご自身の啓示のメッセージを語っておられます。

詩篇113:3~4「日の上る所から沈む所まで、主の御名がほめたたえられるように。主はすべての国々の上に高くいまし、その栄光は天の上にある。」

 3~4節前半「話もなく、ことばもなく、その声も聞かれない。しかし、その呼び声は全地に響き渡り、そのことばは、地の果てまで届いた。」

天も大空も、それ自体は、何も言葉も声も発していませんが、それらの存在自体が発している神の啓示の証しは、地の果てまで届いています。これは、この宇宙の規則正しい動きや変化の軌道を指しています。

ローマ1:19~20「なぜなら、神について知りうることは、彼らに明らかであるからです。それは神が明らかにされたのです。神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。」

ローマ10:18「でも、こう尋ねましょう。『はたして彼らは聞こえなかったのでしょうか。』むろん、そうではありません。『その声は全地に響き渡り、そのことばは地の果てまで届いた。』」

 4節後半~6節「…神はそこに、太陽のために、幕屋を設けられた。太陽は、部屋から出て来る花婿のようだ。勇士のように、その走路を喜び走る。その上るのは、天の果てから、行き巡るのは、天の果て果てまで。その熱を免れるものは何もない。」

被造物である太陽の、神を啓示する役割に、並外れたほめことばを与えています。これは太陽を拝んでいるのではありません。

主なる神は、太陽が神の啓示のメッセージを天の果て果てまで行き渡らせるように、大空という幕屋を設けられたのです。
これは、人間が太陽を見て、これを創造された神を知るためです。

5節は、擬人化されていますが、太陽は、婚礼の時に部屋から出て来る花婿のように、晴れやかさを示し、勇士のように勇気を与えて、一日を喜び走り去って行くようです。

太陽には、そのような啓示の役割を与えているようです。

イザヤ60:19~20「太陽がもうあなたの昼の光とはならず、月の輝きもあなたを照らさず、主があなたの永遠の光となり、あなたの神があなたの光栄となる。あなたの太陽はもう沈まず、‥‥‥…」

<今週の活用聖句>

ヨハネの福音書8章12節
「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、いのちの光を持つのです。』」

<集会案内>

◇7月20日(水)聖別会(101)午前10時半
聖化の法則と過程(4)「聖別のしるしと力」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421

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牧師 真部 明