週報No.2444 詩篇（138）詩篇51篇9～12節「きよめの渇望」
2024年5月12日(日) 午前10時半
頌 栄 私たちはほめたたえる 2番
讃 美 渇ける我は天よりたもう 702番
使徒信条
賛 美 御霊のみ光に 706番
聖書交読 イザヤ書8章1～12節
主の祈り
讃 美 いのちの御霊が 705番
聖書朗読 韓篇51篇9～12節
メッセージ 詩篇（138） 眞部明牧師
「きよめの渇望」
讃 美 私の心に主イエスの御霊が 707番
頌 栄 栄光あれや 3番
詩篇51篇9～12節
51:9 御顔を私の罪から隠し、私の咎をことごとく、ぬぐい去ってください。
51:10 神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。
51:11 私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を、私から取り去らないでください。
51:12 あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。
【新改訳改訂第３版】
＜礼拝メッセージ＞「きよめの渇望」（一部分）
9～12節、きよめの渇望の二つの強調点
①第一の渇望の強調点
11節、「私をあなたの御前から、投げ捨てず、あなたの聖霊を私から取り去らないでください。」
ダビデは、自分の罪のために、永遠に神から捨てられてしまい、神の聖い聖霊を取り去られてしまうのではないかと、極度に恐れていました。恐らくダビデは、神に捨てられて滅んだサウル王のことを思い出して、祈っていたと思われます。
「主の霊はサウルを離れ、主からの悪い霊が彼をおびえさせた。」（Ⅰサムエル記16：14）
その「おびえ」こそ、自分中心の罪が生んだ、たましいの中の地獄にほかなりません。
②第二の渇望の強調点
10節、「神よ。私にきよい心を造り、ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」
この「きよい心を造り」の「造り」は、ヘブル語でbara（創世記1：1）で、神が天地創造の時、無から有を造られた、神の創造のみわざを意味しています。
ダビデは罪の中にあって、地獄を見るような落ち込みの中にあっても、神の御霊を求めることによって、非常に積極的な祈りをしています。そして10節後半「ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」と、霊的いのちを保つ鍵を求めています。ダビデは絶望状態の中にあっても、積極的になって、御霊を祈り求めています。
ゆるがない、きよい神の御霊が、私の内に働き続けるためには、私の信仰が働き続けていなければなりません。これを信仰の更新と呼んでいますが、この信仰の更新を、自分の心の中での思いの更新で済ませている人がいます。これだと、確実な、力強い信仰の更新になりません。直ぐに信仰がうやむやになってしまいがちです。
主イエスは、次のように言っておられます。
「だから、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。（マタイ7：24）
主イエスは、主から聞いて信じたみことばを、毎日の実際の生活に活用するように命じています。毎日の働きを主に仕える思いで行なうこと、キリストの愛をもって隣人を愛することです。こうすることによって、容易に、忘れることなく毎日、信仰の更新ができます。毎日、ディボーションの時に、聖書を読むだけで終わってしまう人と、毎日の働きでしっかりとみことばを握って働いている人とみことばの知り方が同じであるはずがありません。
しかし、みことばを聞いても行なわない人について、主はこう言われました。
「また、わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかしそれはひどい倒れ方でした。」（同7：26～27）
信仰を更新することにおいて、みことばを実際生活で活用することは、極めて重要なことです。
「このように、あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。」（マタイ5：16）他に、Ⅰヨハネ3：18、ヤコブ2：26。
日毎の信仰の活用をしていなければ、たましいはキリストの霊のいのちを失っていき、衰えます。どんなに多くのクリスチャンが、毎日、キリストの血潮を仰がず、みことばの探求によって、いのちの糧を食べずに、心がキリストから離れて行ったことでしょうか。
信仰を衰えさせ、死なせる原因は、みことばと、キリストの血潮と、聖霊によって、キリストと交わることをしなくなるからです。
毎日の生活は、朝のすがすがしい時を過ごした後は、日常の仕事の繰り返しです。日常生活の中で起きることは、同じことの繰り返しです。これは、人の心を鈍感にし、眠らせます。ですから、私たちは「ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」と祈らなければならないのです。昨日の信仰で、今日生きることができません。日毎に、新しい神のいのちの御霊を求めて生きるのです。
主イエスは、ヨハネ10：10後半で「わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに持つためです。」と約束してくださいましたが、これは、私たちが信仰を活用して、求め続けることによって、実現するのです。（Ⅰコリント15：58）
12節「あなたの救いの喜びを、私に返し、喜んで仕える霊が、私をささえますように。」
ダビデは罪が赦され、神との交わりが回復することの喜びを、渇き求めて祈っています。これこそ、きよめられた人の健全な心の状態です。……
＜今週の活用聖句＞
詩篇51篇10節
「神よ。私にきよい心を造り、
ゆるがない霊を私のうちに新しくしてください。」
＜集会案内＞
◇5月15日（水）聖別会（194）
聖潔の必要性（2）「聖潔が必要な理由」
地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5－22－2 TEL/FAX 045（844）8421
牧師 真部 明
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