週報No.2146 涙の預言エレミヤ書(56)「預言者ウリヤ」エレミヤ書26:20~24

2018年9月16日 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エレミヤ書26章20~24節
26:20 ほかにも【主】の名によって預言している人がいた。すなわち、キルヤテ・エアリムの出のシェマヤの子ウリヤで、彼はこの町とこの国に対して、エレミヤのことばと全く同じような預言をしていた。
26:21 エホヤキム王と、そのすべての勇士や、首長たちは、彼のことばを聞いた。王は彼を殺そうとしたが、ウリヤはこれを聞いて恐れ、エジプトへ逃げて行った。
26:22 そこでエホヤキム王は人々をエジプトにやった。すなわち、アクボルの子エルナタンに人々を同行させて、エジプトに送った。
26:23 彼らはウリヤをエジプトから連れ出し、エホヤキム王のところに連れて来たので、王は彼を剣で打ち殺し、そのしかばねを共同墓地に捨てさせた。
26:24 しかし、シャファンの子アヒカムはエレミヤをかばい、エレミヤが民の手に渡されて殺されないようにした。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージの要点>
  
 エルナタンとデラヤとゲマルヤは巻き物を焼かないように願いましたが、王は聞き入れなかったのです(エレミヤ36:25)。

 バルクがエレミヤの書物を読む時、そこにいて、エホヤキム王に巻き物を焼かないように願いましたが、王は聞き入れなかったのです。

 エルナタンが、もっと神に忠実に仕えている、実力のある人だったら、ウリヤは助けられていたかも知れません。主のお役に立つ人にならせていただきましょう。

 「ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。」(テモテ第二、2:21)

 23節、「彼らはウリヤをエジプトから連れ出し、エホヤキム王のところに連れて来たので、王は彼を剣で打ち殺し、そのしかばねを共同基地に捨てさせた。」(エレミヤ26:23)

 ウリヤは、本当に真実な神の預言者でしたので、エジプトに行くべきか、行かざるべきか、相当、迷ったと思います。

 預言者でも、与えられた使命、置かれている状態が異なっていますので、ウリヤの信仰がエレミヤより劣っていたことにはなりません。

 彼は、エレミヤほどには、神の摂理にゆだねて行動しなかったのかも知れません。自分で信じて確信した道を、進んで行ったのかも知れません。

 どちらにしても、殉教を覚悟して、預言していたのですから、エジプトに逃げて行かないでほしかったと言うのは、今日の迫害を受けていない、私の安易な考えでしかありません。

 しかし、幼児イエス様のいのちをへロデが狙っていた時、エジプトに逃れるように、神はヨセフとマリヤに命じられていますから、エジプトに逃れることが、主に喜ばれないと言いきれない面もあります。主が命じられた時は、良いのでしょう。

 ウリヤは、エジプトから連れて来られて、殺され、エレミヤは、後に、エジプトに無理矢理送られて、殺されています。

 ふたりとも、ヤーウェへの忠誠と献身のために、殉教されたのです。

 ウリヤは、真理と正義のための殉教者の一人として、永遠に堅く立っています。

<今週の活用聖句>

テモテ第二、2章21節 「ですから、だれでも自分自身をきよめて、これらのことを離れるなら、その人は尊いことに使われる器となります。すなわち、聖められたもの、主人にとって有益なもの、あらゆる良いわざに間に合うものとなるのです。」

<集会案内>

◇9月19日(水)聖別会 午前10時半
    聖潔とは何か(19)
     「聖潔の道を歩む(7)」

地の塩港南キリスト教会
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