週報No.2399 詩篇(96)37篇7~17節「主の前に静まれ」

2023年7月9日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ 37篇7~17節「主の前に静まれ」  眞部明牧師

詩 37:7 【主】の前に静まり、耐え忍んで主を待て。おのれの道の栄える者に対して、悪意を遂げようとする人に対して、腹を立てるな。
37:8 怒ることをやめ、憤りを捨てよ。腹を立てるな。それはただ悪への道だ。
37:9 悪を行う者は断ち切られる。しかし【主】を待ち望む者、彼らは地を受け継ごう。
37:10 ただしばらくの間だけで、悪者はいなくなる。あなたが彼の居所を調べても、彼はそこにはいないだろう。
37:11 しかし、貧しい人は地を受け継ごう。また、豊かな繁栄をおのれの喜びとしよう。
37:12 悪者は正しい者に敵対して事を図り、歯ぎしりして彼に向かう。
37:13 主は彼を笑われる。彼の日が迫っているのをご覧になるから。
37:14 悪者どもは剣を抜き、弓を張った。悩む者、貧しい者を打ち倒し、行いの正しい者を切り殺すために。
37:15 彼らの剣はおのれの心臓を貫き、彼らの弓は折られよう。
37:16 ひとりの正しい者の持つわずかなものは、多くの悪者の豊かさにまさる。
37:17 なぜなら、悪者の腕は折られるが、【主】は正しい者をささえられるからだ。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>「主の前に静まれ」(一部分)

主は、働き人がいつも疲れた状態ではなく、休息して十分に充電した状態で奉仕につくことを望んでおられるのです。

休むことには、二つの重要な効果があります。

先ず第一は、神のみこころと調和しやすくなることです。
「あなたのみおしえを愛する者には、豊かな平和があり、つまずきがありません。」(詩篇119:165)
これは、主のみこころと調和している状態です。

第二は、信頼することです。
「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。」(イザヤ書26:3)
欽定訳では、「志の堅固な者」は、「その思いがあなたにとどまっている。」となっています。

これは、文字通りには「自分の知恵と考えで思い煩うことをやめること」です。イライラする質問や問題に、答えようとすることをやめることです。これは、悪魔が私の心の中に巻き起こす混乱に対処する方法です。
それは神の前に静まり、考えることさえも止めることです。

エバのように、悪魔の誘いの声に、自分の考えや判断などで答えてはいけません。
「やめよ。わたしこそ神であることを知れ。」(詩篇46:10前半)
「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ14:1)

心を騒がせないで、主に拠り頼んでいることが出来るのは、神ご自身との交わりにかかっているのです。いらいら、やきもきして思い煩っても、罪に陥るだけです。

私たちは知恵や知識が多くあるから、思い煩い、苦しむのだと思いやすいけれどもそうではありません。自分中心で、不信仰だから、心配して、思い煩うのです。

主イエス様が思い煩っていることは、一度もありません。それは、ご自分の考えではなく、御父のみこころを求めておられたからです。
私たちも、全能者の陰に宿り、全く信頼しましょう。

しっかりした信仰は、私たちのものです。それを支え、保持して下さっているのは、神です。それ故、私の信仰を働かせて、神の安息に入り、そこにとどまって、平安を保つように、主に信頼しようではありませんか。神は私たちに平安を約束されたからです。

「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」(ピリピ4:7)

しかし、7節で「耐え忍んで主を待て。」と言っていますから、ダビデは、祈っても、祈っても、主を待ち望んでも、待ち望んでも、主とお会いすることができなかったのか、心が平安にならなかったのか、事態が何も動かずに、疲れ果ててしまっていたようです。

彼は主とお会いできない、神と交わることを妨げる状態にあったものと思われます。

「もしまだ見ていないものを望んでいるのなら、私たちは、忍耐をもって熱心に待ちます。」(ローマ8:25)

主がみわざを行なわれることは、主が臨在されることによって行なわれます。

主は、私に今何が必要なのかを、私よりもよく知っておられます。

主は私を待たせて、忍耐させます。それは更に大きな栄光を現わすためです。しかし、私はその忍耐している期間、思い煩います。自分の考えが出て来て、苦しみます。落胆します。悩みます。

この私が忍耐する期間は、思い煩いが取り去られる期間、自分の知恵によるわざが取り去られる期間なのです。

「すると彼らはイエスに言った。『私たちは、神のわざを行なうために、何をすべきでしょうか。』イエスは答えて言われた。『あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神のわざです。』」(ヨハネ6:28~29)

この忍耐の期間に、主は私たちの不十分な弱い信仰を、神のみわざを受けるにふさわしい状態にまで、強めて下さるのです。
忍耐の間に、私の全ての弱さの中に、神の恵みと力を与えられます。

「その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。」(ヤコブ1:4)

このヤコブのみことばは、この経験を言ったものです。
あなたが忍耐を働かせている間に、神はあなたの内にあるふさわしくないものを取り除き、信仰を強めて下さっているのです。

<今週の活用聖句>

詩篇37篇7節
「主の前に静まり、耐え忍んで主を待て。
おのれの道の栄える者に対して、
悪意を遂げようとする人に対して、腹を立てるな。」

<集会案内>

◇7月12日(水)聖別会(152)午前10時半
聖化の信仰(19)神の賜物である信仰(2)「祈りの信仰」

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