週報No.2210 涙の預言エレミヤ書(117)「エレミヤの最後のことば」+死について エレミヤ書 51:51~58

2019年12月1 (日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

エレミヤ書 51:51~58
51:51 『私たちは、そしりを聞いて、はずかしめを受けた。他国人が【主】の宮の聖所に入ったので、侮辱が私たちの顔をおおった。』」
51:52 「それゆえ、見よ、その日が来る。──【主】の御告げ──その日、わたしは、その刻んだ像を罰する。刺された者がその全土でうめく。
51:53 たといバビロンが天に上っても、たとい、そのとりでを高くして近寄りがたくしても、わたしのもとから荒らす者たちが、ここに来る。──【主】の御告げ──」
51:54 聞け。バビロンからの叫び、カルデヤ人の地からの大いなる破滅の響きを。
51:55 【主】がバビロンを荒らして、そこから大いなる声を絶やされるからだ。その波は大水のように鳴りとどろき、その声は鳴りどよめく。
51:56 荒らす者がバビロンを攻めに来て、その勇士たちは捕らえられ、その弓も折られる。【主】は報復の神で、必ず報復されるからだ。
51:57 「わたしは、その首長たちや、知恵ある者、総督や長官、勇士たちを酔わせる。彼らは永遠の眠りについて、目ざめることはない。──その名を万軍の【主】という王の御告げ──」
51:58 万軍の【主】はこう仰せられる。「バビロンの広い城壁は、全くくつがえされ、その高い門も火で焼かれる。国々の民はむなしく労し、諸国の民は、ただ火に焼かれるために疲れ果てる。」【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

 「万軍の主はこう仰せられる。『バビロンの広い城壁は、全くくつがえされ、その高い門も火で焼かれる。国々の民はむなしく労し、諸国の民は、ただ火で焼かれるために疲れ果てる。』」(エレミヤ書51:58)

 バビロンの権力と繁栄を誇っていた、広い巨大な城壁は完全に覆され、偶像ベルを建てていた高い門も火で焼かれてしまいました。

 私たちの生涯の最後に、神の御国を逃さないようにしなければなりません。人生の途中では、苦難の時もあるでしょう。しかし、御国を獲得すれば、すべては報われます。人の生涯には、必ず、主の前で清算する時が来るのです。

 「思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るのです。…」(ガラテヤ6:7~10)へプル10:34~39も、お読み下さい。

 今日は、最後に、死についてお話します。

 私たち誰もが、一度は死の時を迎えますが、それが早いのか遅いのかさえ、わかりません。十分な備えもできていないのではないでしょうか。そこで、少し、重要なことをお話しておきたいと思います。大体、殆どの人が死に対する無知から来る恐怖に取りつかれています。

「…主は死の門から私を引き上げてくださる。」(詩篇9:13)

「まことに、あなたは、私のたましいをよみに捨ておかず、あなたの聖徒に墓の穴をお見せにはなりません。」(詩篇16:10)これらの詩篇は、私たちの死について、重要なことを教えています。

 死は、絶対的専制君主の暴君のようで、私たちと取り引きをしたり、妥協に応じたりしません。しかし、私たちは、ただ一つ間違いを犯しています。死は人間が恐れているほど、強くもなく、絶対的専制君主でもないということです。

 「最後の敵である死も滅ぼされます。」(コリント第一、15:26)コリント第一、15:54、イザヤ25:8も、お読み下さい。

「あなたは人をちりに帰らせて言われます。『人の子らよ。帰れ。』」(詩篇90:3)
これは、「人を死なせるのは、あなたです。」と言っているのです。人をちりに帰らせているのは神ですから、私たちを死の力から救い出し、よみがえらせるのも神です。

 アブラハムも、エリヤも、モーセも新約聖書に現われており、サムエルも死後に現われており、彼らは地上から去っても生きていて、主に仕えていたのです。

 私たち罪ある者に、死に打ち勝つ勝利は、神の初めからのご計画です。そのために、三位一体の神の、第二位の主イエス・キリスト「いのちの君」を、お与え下さったのです。
そして主は、「…わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」と言われました。

 主イエスが、死の原因である罪咎を私の代わりに負って下さったので、主イエスを信じる人のたましいに永遠のいのちを与えられるのです。主イエスは、ご自身で、復活により、死に打ち勝って下さいました。主は、ご自身をよみがえらせたキリストの御霊を与えることによって、キリストを信じる私たちをも、死の門から引き上げて下さるのです。

「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。」(ローマ8:11)

 主イエスを信じて、キリストの御霊を内に持っている人は、「死んでも生きる」のです。

<今週の活用聖句>

コリント第一、15章58節
「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」

<集会案内>
         
◇「志道会」 毎聖日礼拝後30分くらい
◇12月4日(水)聖別会 午前10時半
  「神との和解の条件(5)悔い改め」

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【お知らせ】

☆12月22日(日)聖誕節礼拝 午前10:30

☆12月22日(日)クリスマス感謝会 礼拝後
  私たちの救い主イエス様のご降誕と一年の感謝をささげて、お交わりの時を持たせていただきます。時間の許される方は、お気軽にご参加下さい。退室はご自由です。

☆2020年1月1日(水)元旦礼拝 午前10:30
  主に礼拝をささげて、信仰を新たにして、新年を始めましょう。

☆クリスマス感謝献金のお顔い
  主イエス様のご降誕の恵みに感謝して、クリスマス感謝献金を実施します。信仰と感謝を込めてお加わり頂ければ幸いです。

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421