2021年　復活節礼拝「復活のいのちは、今、実を結ぶ」ヨハネの福音書12:24～25

 

2021年4月4日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

ヨハネの福音書12:24～25
12:24 まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。
12:25 自分のいのちを愛する者はそれを失い、この世でそのいのちを憎む者はそれを保って永遠のいのちに至るのです。
【新改訳改訂第３版】

上の写真は、「One Grain of Wheat(麦の一粒）」（Clip Art Libraryより）

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

復活というと、肉体が死んだ後で経験するものだと思い込んでいて、自覚が乏しいかもしれません。しかしそうではありません。

朽ちる肉体を持っている間も、私たちは復活のいのちを活用して生活しているのです。

このことについて、お話しておきましょう。

ヨハネ11：23～27で、マルタは主イエス様に、「あなたの兄弟はよみがえります」と言われた時、マルタは、「私は終わりの日のよみがえりのときに、彼がよみがえることを知っております。」と答えています。

この答えは間違っていないけれども、明らかにイエス様を喜ばせていません。

更にイエス様は言われました。「わたしは、よみがえりです、いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」（ヨハネ11:25～26）

マルタは「はい。主よ。私は、あなたが世に来られる神の子キリストである、と信じています。」

この答えも、正しい理解でしたが、主は喜んでおられません。マルタは、アブラハムも、モーセも、エリヤも、サムエルも、すでに地上生涯を終えていましたが、生きて主に仕えているのを、変貌山や、顕現で、知っていたはずです。

そこで主は、マルタに、復活の信仰を今の生活で活用することを求められたのです。

「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」（ヨハネ11:40）

私たちも、今の生活の中で、復活のいのちを実際に、経験し、活用させていただきましょう。

それは、主イエスを大いに喜ばせることです。

内住の御霊に信頼して、生活しましょう。

「もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。」（ローマ8：11）

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」（コリント第一、13：13）

よみがえられた主に信頼し、復活の希望を確信し、聖霊によって神の愛が注がれる生活を営むなら、復活のいのちが内に働いて下さっています。私たちはこの世にあって、今の実際生活から、復活のいのちによって生きているのです。

「私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに御霊なる主の働きによるのです。」（コリント第二、3：18）

主の栄光を心に経験しつつ、祈って下さい。

心に主の恵みを味わいつつ、賛美をささげて下さい。

神の愛を持って、隣人を助けて下さい。

これが、今の世で、復活のいのちを活用する生活です。

復活のいのちを活用する生活を続けていると、復活は私にとって毎日、非常に現実のことになります。

・・・私たちが地上に生きている間に持っている、復活のいのちは、私たちの信仰によって、主イエスの血潮とみことばと聖霊による永遠のいのちの泉から、毎日受けて更新しているものですから、信仰が揺らぐと、復活のいのちも揺らぎます。

信仰によって喜びたい、恵まれたい、確信を持ちたいと思っても、いっこう力が湧いてこないのは、信仰を知識の理解と納得で終わらせているからです。アブラハムのように、エル・シャダイの神、いのちを与える神によって、イサクをささげる時、自分の知恵と力に頼る生き方は主イエスとともに十字架にかけて、死んでしまいます。

第一歩を踏み出して下さい。

「自分のいのちを愛する者はそれを失い、この世でそのいのちを憎む者はそれを保って永遠のいのちに至るのです。」（ヨハネ12：25）

自分中心の思いにこだわっていると、たましいのいのちは死滅します。私たちをよみがえらせて下さる御霊は、私たちの心に神の愛を注いで下さっています。

キリストの復活のいのちは、神の愛です。互いに、神の愛を分かち合いましょう。

私たちは、復活のいのちを活用して生活できるのです。

＜今週の活用聖句＞

ガラテヤ人への手紙2章20節
「私はキリストとともに十字架につけられました。もはや私が生きているのではなく、キリストが私のうちに生きておられるのです。いま私が、この世に生きているのは、私を愛し私のためにご自身をお捨てになった神の御子を信じる信仰によっているのです。」

＜集会案内＞

◇4月7日（水）聖別会（34）　午前10時半
「聖潔の転機（5）きよい生活は可能」

◇4月4日（日）復活節礼拝　午前10時半

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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牧師　真部　明