週報No.2296　希望の預言エゼキエル書（77）「生ける水の川の幻」　47:1～12

2021年7月18日(日)　午前10時半

礼拝メッセージ　 眞部　明　牧師

エゼキエル書 47:1～12
47:1 彼は私を神殿の入口に連れ戻した。見ると、水が神殿の敷居の下から東のほうへと流れ出ていた。神殿が東に向いていたからである。その水は祭壇の南、宮の右側の下から流れていた。
47:2 ついで、彼は私を北の門から連れ出し、外を回らせ、東向きの外の門に行かせた。見ると、水は右側から流れ出ていた。
47:3 その人は手に測りなわを持って東へ出て行き、一千キュビトを測り、私にその水を渡らせると、それは足首まであった。
47:4 彼がさらに一千キュビトを測り、私にその水を渡らせると、水はひざに達した。彼がさらに一千キュビトを測り、私を渡らせると、水は腰に達した。
47:5 彼がさらに一千キュビトを測ると、渡ることのできない川となった。水かさは増し、泳げるほどの水となり、渡ることのできない川となった。
47:6 彼は私に、「人の子よ。あなたはこれを見たか」と言って、私を川の岸に沿って連れ帰った。
47:7 私が帰って来て見ると、川の両岸に非常に多くの木があった。
47:8 彼は私に言った。「この水は東の地域に流れ、アラバに下り、海に入る。海に注ぎ込むとそこの水は良くなる。
47:9 この川が流れて行く所はどこででも、そこに群がるあらゆる生物は生き、非常に多くの魚がいるようになる。この水が入ると、そこの水が良くなるからである。この川が入る所では、すべてのものが生きる。
47:10 漁師たちはそのほとりに住みつき、エン・ゲディからエン・エグライムまで網を引く場所となる。そこの魚は大海の魚のように種類も数も非常に多くなる。
47:11 しかし、その沢と沼とはその水が良くならないで、塩のままで残る。
47:12 川のほとり、その両岸には、あらゆる果樹が生長し、その葉も枯れず、実も絶えることがなく、毎月、新しい実をつける。その水が聖所から流れ出ているからである。その実は食物となり、その葉は薬となる。
【新改訳改訂第３版】

＜礼拝メッセージ＞（一部分）

この川の幻は、私たちが聖霊に満たされるなら、他人に及ぼす、恵みあふれる影響力がどんなに大きいかを示しています。

この章の川の幻が、イスラエルの民の将来にどんな意味付けを持っているにせよ、霊的には今日の私たちが経験すべき聖霊のみわざを示しています。

「わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れでるようになる。」（ヨハネ7：38）

主は、救われたご自分のたましいを通して、永遠のいのちの水の川を流れ出させようとしておられます。私たちは、この主のご期待に応えていっているでしょうか。主は、この川によって、新しい事を行なおうとされているのです。

「見よ。わたしは新しいことをする。今、もうそれが起ころうとしている。あなたがたは、それを知らないのか。確かに、わたしは荒野に道を、荒地に川を設ける。野の獣、ジャッカルや、だちょうもわたしをあがめる。わたしが荒野に水をわき出させ、荒地に川を流し、わたしの民、わたしの選んだ者に飲ませるからだ。」（イザヤ書43：19～20）

47：1～2、ここにも「東」が強調されています。これは、このみわざの起点が神であることを、示しています。

主イエスは、信仰の礎です。

「なぜなら聖書にこうあるからです。『見よ。わたしはシオンに、選ばれた石、尊い礎石を置く。彼に信頼する者は、決して失望させられることがない。』」（Ⅰペテロ2：6）

私が主の御前に座って、私のたましいに主イエスの血潮を受けて、聖霊の生ける水の川を体験し、神との交わりを持ってから、人々との働きに出て行くと、他人に、隣人に良い影響を与えることができます。

47：1後半、「祭壇」即ち、神の小羊が永遠のいのちの大川の源となっていることを示しています。この生ける水の源が神であることを、信仰者が悟ることが重要だったのです。

この生ける水の流れは、…別の流れが川に加わっていないのに、水かさが急速に増しています。それ故、この水の流れは象徴的なものです。…足首まで、…ひざに達し、…腰に達し、更に…渡ることのできない川となったのです。

同じように、キリストの贖いの恵みが、生まれ変わったたましいの内に、永遠のいのちの泉を湧き出させているのです。

「しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」（ヨハネ4：14）

いのちの泉の水の源は、イエス・キリストです。このいのちの泉の水も、ついには「生ける水の川」となって、勢いよく人々の心に流れ込んで、飢え渇いている貧しい心を生き返らせていくのです。

このいのちの水の川の源について、「御使いはまた、私に水晶のように光るいのちの水の川を見せた。それは神と小羊との御座から出て、」（ヨハネの黙示録22：1）とあります。

47：3～5、「…渡ることのできない川となった。」このように主は、私たちの内に溢れて、止めおくことができない、永遠のいのちと恵みの力を、溢れさせて下さいます。

…47：9、神は、私たちが聖霊に満たされて、導かれて行く所、どこにおいても、私たちを用いて、霊的に死んでいたたましいを生き返らせ、私たちの周りの全ての人に、永遠のいのちを分かち与えようとしておられるのです。

＜今週の活用聖句＞

ヨハネの福音書7章37～38節
「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」

＜集会案内＞

◇7月21日（水）聖別会（49）午前10時半
第二の恩寵のみわざ（4）「生かされていることと十字架にかけられること」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5－22－2　TEL/FAX 045（844）8421

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