週報No.2315 詩篇(18) 7篇「さばき主は弁護者」 7:6~9

2021年11月28日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇 7:6~9
7:6 【主】よ。御怒りをもって立ち上がってください。私の敵の激しい怒りに向かって立ち、私のために目をさましてください。あなたはさばきを定められました。
7:7 国民のつどいをあなたの回りに集め、その上の高いみくらにお帰りください。
7:8 【主】は諸国の民をさばかれる。【主】よ。私の義と、私にある誠実とにしたがって、私を弁護してください。
7:9 どうか、悪者の悪があとを絶ち、あなたが正しい者を堅く立てられますように。正しい神は、心と思いを調べられます。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

3、6~9節、さばきの要求

ダビデは、現状の危険な状態を激しく主に訴えた後、神の審判を求めました。自分の考えに頼らず、他人の意見にも頼らず、直ぐに神に持っていったことは、ダビデの信仰のすぐれている点です。

6節の終わりに注目して下さい。

6節終わり、「あなたはさばきを定められました。」

「あなたがたは、自分に関する限り、すべての人との平和を保ちなさい。愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それはこう書いてあるからです。『復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。』もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。」(ローマ12:18~21)

ダビデは祈りの中で、突然、神の光を受けたようです。ダビデは、自分の祈りが突然聞かれ、「さばきを始めてください」という訴えが、かなえられたという確信に到達しました。

彼は、神の御座の前で、すべての人のさばきを思い浮かべて、自分の苦しみの解決と結び付けています。

祈りは、祈るだけでなく、神の臨在の中にとどまって、思い巡らすことは大事なことです。

神のみことばを活用し続けている人は、神の光を受けるようになり、自分の祈りが答えられて行くのを体験します。

【ダビデが神に求めた、さばきの内容】
1、敵のための求め

6節前半、「主よ。御怒りをもって立ち上がってください。」

6節2行目、「私の敵の激しい怒りに向かって立ち、」

9節前半、「どうか、悪者の悪があとを絶ち、」

2、ダビデ自身のための求め

6節後半、「私のために目をさましてください。」

主は、私のことを忘れているのではない。眠っているのでもない。

一人の人も滅びず、悔い改めに進むことを望んでおられるのです。正しいさばきの判断を下してくださいます。

8節後半、「主よ。私の義と、私にある誠実とにしたがって、私を弁護してください。」

ダビデは、信仰による義と誠実を持っていることを確信していました。

「しかしあなたがたは、神によってキリスト・イエスのうちにあるのです。キリストは、私たちにとって神の知恵となり、また、義と聖めと、贖(あがな)いとになられました。」(Ⅱコリント1:30)

私たちが主イエスのご人格を持つことです。そのご人格とは、聖霊です。この聖霊が私たちの内に働いて下さり、実を結んでいくのです。

イエス様は、ぶどうの木のお話をして下さいました。枝は身を結ぼうと、焦って努力しているでしょうか。枝は幹につながって、いのちの水を受け続けているだけです。そうしているうちに、内に宿っているイエス様のいのちが働いて、実を結ぶ準備を着実に整えて、おいしい実を結んでくれるのです。実を結ぶのは、私の努力ではありません。私の内に住んで下さり、働いて下さるキリストの御霊、聖霊によるのです。

ダビデが光を受けたというのは、このことを悟ったことです。私たちも、このことを悟りましょう。そうすれば、嘆くことも、焦ることもなくなります。

「私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯したなら、私たちには、御父の御前で弁護してくださる方があります。それは義なるイエス・キリストです。」(Ⅰヨハネ2:1)

ここでは、ダビデは神を、法律上の弁護士にしています。早くも、ダビデは天に裁判所を開いてもらって、すべての人に対する裁判を始めてもらうように言っています。

その時、イエス・キリストは審判の座において、私たちの弁護をして下さるのです。

キリストのさばきは、滅ぼすためではありません。滅ぼすためなら、イエス様は十字架にかかる必要はなかったのです。滅びる人は、キリストが滅ぼしたのではありません。自分自身が、キリストを拒んで、信じないからです。

<今週の活用聖句>

ヨハネの手紙第一、2章1節
「私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯すことがあれば、私たちには、御父の御前で弁護する方がいます。それは、義なるイエス・キリストです。」

<集会案内>

◇12月1日(水)聖別会(68)午前10時半
新約聖書における聖化(2)「聖化は私をどう変えるか」

地の塩港南キリスト教会
横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421

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牧師 真部 明