週報No.2367 詩篇(67) 25篇1~22節「道と待ち望み」

2022年11月27日(日) 午前10時半

礼拝メッセージ  眞部 明 牧師

詩篇 25篇1~22節
< 25 > ダビデによる
25:1 【主】よ。私のたましいは、あなたを仰いでいます。
25:2 わが神。私は、あなたに信頼いたします。どうか私が恥を見ないようにしてください。私の敵が私に勝ち誇らないようにしてください。
25:3 まことに、あなたを待ち望む者はだれも恥を見ません。ゆえもなく裏切る者は恥を見ます。
25:4 【主】よ。あなたの道を私に知らせ、あなたの小道を私に教えてください。
25:5 あなたの真理のうちに私を導き、私を教えてください。あなたこそ、私の救いの神、私は、あなたを一日中待ち望んでいるのです。
25:6 【主】よ。あなたのあわれみと恵みを覚えていてください。それらはとこしえからあったのですから。
25:7 私の若い時の罪やそむきを覚えていないでください。あなたの恵みによって、私を覚えていてください。【主】よ。あなたのいつくしみのゆえに。
25:8 【主】は、いつくしみ深く、正しくあられる。それゆえ、罪人に道を教えられる。
25:9 主は貧しい者を公義に導き、貧しい者にご自身の道を教えられる。
25:10 【主】の小道はみな恵みと、まことである。その契約とそのさとしを守る者には。
25:11 【主】よ。御名のために、私の咎をお赦しください。大きな咎を。
25:12 【主】を恐れる人は、だれか。主はその人に選ぶべき道を教えられる。
25:13 その人のたましいは、しあわせの中に住み、その子孫は地を受け継ごう。
25:14 【主】はご自身を恐れる者と親しくされ、ご自身の契約を彼らにお知らせになる。
25:15 私の目はいつも【主】に向かう。主が私の足を網から引き出してくださるから。
25:16 私に御顔を向け、私をあわれんでください。私はただひとりで、悩んでいます。
25:17 私の心の苦しみが大きくなりました。どうか、苦悩のうちから私を引き出してください。
25:18 私の悩みと労苦を見て、私のすべての罪を赦してください。
25:19 私の敵がどんなに多いかを見てください。彼らは暴虐な憎しみで、私を憎んでいます。
25:20 私のたましいを守り、私を救い出してください。私が恥を見ないようにしてください。私はあなたに身を避けています。
25:21 誠実と正しさが私を保ちますように。私はあなたを待ち望んでいます。
25:22 神よ。イスラエルを、そのすべての苦しみから贖い出してください。
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

第二のテーマは、「主を待ち望む」ことです。

1節「あなたを仰いでいます。」これは主を礼拝していることです。

「地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神である。ほかにはいない。」(イザヤ書45:22)

「しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む。私の神は私の願いを聞いてくださる。」(ミカ書7:7)

だれでも、主イエス様の十字架の血潮を仰ぐ者は、救われます。

2節「あなたに信頼いたします。」神のご人格、契約、みことばを信じて、委ねて、お任せしていることです。

3節「待ち望む者」主の臨在とみわざの約束を確信して、忍耐している者のことです。

5節「あなたの真理のうちに私を導き、私を教えてください。あなたこそ、私の救いの神、私はあなたを一日中待ち望んでいるのです。」真理の解き明かしと、導きを待ち望んでいます。

「あなたの恵みが私の目の前にあり、私はあなたの真理のうちを歩み続けました。」(詩篇26:3)

「主よ。あなたの道を私に教えてください。私はあなたの真理のうちを歩みます。私の心を一つにしてください。御名を畏れるように。」(詩篇86:11)

「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。」(ヨハネ16:13)

ダビデは、すでに多くのことを知っていました。しかし彼は、苦難に囲まれて、自分の無知、無力を思い知らされました。そして彼は、真理を体験し、直接、神から教えてもらうことを求めたのです。

4~5節では、その思いがつのっています。自己満足している間は、このような渇きは起きません。
苦難の中にあって、神の真理の道を求め、聖霊がきよめられた理解力を与えてくださいます。

あなたは、御子イエス・キリストの十字架の贖(あがな)いと、御霊の生かす力、よみがえりの力が、すべての永遠の望みの基礎であることを、悟っていますか。
その確信は、私たちの祈りに大いなる力を与え、試みの時に慰めとなります。私たちの信仰は、苦難を経て来た信仰です。神がこれまでも、いかに長く、いつくしみ深くあってくださったかを思い起こせば、主を待ち望むのに倦みつかれることはありません。

12節「主を恐れる人」主をいつも自分の前に置いて、心に主を畏れかしこむ生活をしている人。この人は、神ご自身に心が捕えられている人です。

親の愛に満たされて育った子供は、健全です。神の愛に抱かれて育ってきた信仰者は、神の臨在の経験をよく自覚しています。神の内に生き、行動し、全ての事を神にあって判断します。

私の心が神に捕らえられているなら、苦難も、敵対者サタンも近づくことができません。それなのに、何故クリスチャンは、思い煩いの罪に陥るのでしょうか。心が神に捕らえられていない隙間があるからです。心が神に捕らえられることは、あらゆる敵の攻撃に対して、神ご自身が私の避け所となってくださることです。その人は13節「その人のたましいは、しあわせの中に住み、その子孫は地を受け継ごう。」と言われています。

14節前半「主はご自身を恐れる者と親しくされ、」この「親しく」は、「神との密かな交わり」のみわざです。

パウロは、Ⅱコリント12:2~4で、第三の天、パラダイスに引き上げられた経験をしたことを証言しています。更にパウロはⅡコリント2:12「ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。」

「わたしはもはや、あなたがたをしもべとは呼びません。しもべは主人のすることを知らないからです。わたしはあなたがたを友と呼びました。なぜなら父から聞いたことをみな、あなたがたに知らせたからです。」(ヨハネ15:15)

15節「私の目はいつも主に向かう。」
いつも心を集中して、主の助けを待ち望んでいる人です。

16節「私に御顔を向け」
訴えと祈りに対する神の応答を、集中して待っている人。

17節「苦悩のうちから私を引き出してください。」
苦しみから引き出されて、解放されることを、今か今かと、集中して待ち望んでいる人。

<今週の活用聖句>

詩篇25篇10節
「主の小道はみな恵みと、まことである。その契約とさとしを守
る者には。

<集会案内>

◇11月30日(水)聖別会(120)午前10時半
第二のみわざの四重の面(3)
消極面…罪は取り除くことができる(1)

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牧師 真部 明