週報No.2495 2025年 復活節メッセージ(2)「信じるなら、神の栄光を見る」ヨハネの福音書11章3~4節、40節

フランスの画家 Léon Bonnat (1833–1922) が1857年に描いた「The Resurrection of Lazarus(ラザロの復活)」(Wikimedia Commonsより)


2025年4月27日(日) 午前10時半

頌   栄   すべてのものみな         1番
讃  美   わが心のうちに         752番
使徒信条
讃  美   いのちの冠受けて        836番
聖書交読   ピリピ人への手紙3章10~14節
主の祈り
讃  美   この世にない愛の        837番
聖書朗読   ヨハネの福音書11章3~4節、40節
復活節メッセージ(2)          眞部明牧師
「信じるなら、神の栄光を見る」
讃  美   主イエスは私の         840番
頌   栄   栄光あれや            3番

ヨハネの福音書11章3~4節、40節
11:3 そこで姉妹たちは、イエスのところに使いを送って、言った。「主よ。ご覧ください。あなたが愛しておられる者が病気です。」
11:4 イエスはこれを聞いて、言われた。「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。」
11:40 イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」
【新改訳改訂第3版】

<礼拝メッセージ>(一部分)

イエス様を愛していても、悲しいことに出会います。

一番下のラザロが、死の病にかかってしまったのです。

二人の姉は、この緊急事態をイエス様にすぐに知らせました。二人の姉は、この知らせを聞いたイエス様は、すぐに飛んで来てくれると思ったのです。しかし、イエス様は、いつも最善のことしかなさいません。しかし、私たちの目にはイエス様のなさることが最善のことに思えません。

イエス様はこの二人の姉妹に、「イエス様が慕わしいナザレのイエスだけでなく、私たちを死からよみがえらされる、今すぐにでも復活のいのちを与えられる『よみがえりであり、いのちの与え主』エルシャダイの神であられる」ことを、信じさせる必要があった。
マルタとマリヤは、「終わりの日に、よみがえらせて下さる神である」と、信じていました。

マタイ16:15で、「あなたがたは、わたしをだれと言うか」と質問しておられます。その時ペテロは、「あなたは生ける神の御子キリストです。」と、立派な答えをしています。その後、彼は三回、主を否定しております。この時の信仰は、聖霊の降られる前だったので、ペンテコステの聖霊の降臨を待たなければなりませんでした。信仰は、知識が正しくても、十分でないことを示しています。

ヨハネ11:4「イエスはこれを聞いて言われた。『この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです。神の子がそれによって栄光を受けるためです。』」

先ず、イエス様は、「この病気は、死で終わるだけのものではなく」と言っておられます。また「ラザロは死んだ」と、言われました。ラザロも人間に定められた死を経験しなければならないと、言われたのです。へブル9:27「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、」

更に、ローマ8:2にある「罪と死の原理」から、キリスト・イエスにある「いのちの御霊の原理」によって、解放される必要があります。

しかし、誰もが嘆き悲しむ死を、主はなぜ、「喜ばしい神の栄光を現わすことになる」と言われたのでしょうか。

イエス様は、ラザロを愛していたのに、直ぐに行きませんでした。二日間もそこにとどまっていたのです。それは、だれの目にも、ラザロの死を確定してしまいます。二日後に、主は「さあ、行こう。私たちの友ラザロは眠っています。しかしわたしは彼を眠りから覚ましに行くのです。」と言われました。イエス様のしていることが分からなくなります。イエス様が二日間とどまったことは、人々の心の中でラザロの死を確定させたのです。復活は死が存在する時にだけ起きるのです。マリヤとマルタは、ラザロを葬る時にラザロの死を確かめたはずです。ですから、11:39で、主が「その石を取りのけなさい。」と言われた時、マルタは自分の考えに従って、「主よ。もう臭くなっておりましよう。四日になりますから。」と主のおことばを拒否しています。

21節を見ると、マルタは主に不満があったようです。
「マルタはイエスに向かって言った。『主よ。もしここにいてくださったなら、私の弟はしななかったでしょうに。』」

マルタたちは、ラザロが病気になった時、直ぐ知らせたのに、二日もとどまっておられたのです。マルタたちは、「イエス様が遠く離れていたから、助けられなかった。」と、制限して考えていたのです。

ここでイエス様は、マルタとマリヤの信仰にチャレンジされました。

21節「イエスは彼女に言われた。『あなたの兄弟はよみがえります。』

24節「マルタはイエスに言った。『私は、終わりの日のよみがえりの時に、彼がよみがえることを知っております。』」

ここで主は、マルタとマリヤの信仰を神の栄光を現わす信仰に、変えなければならなかったのです。

それで、イエス様が遠くにいるか、近くにいるかではなく、また、いつよみがえるかではなく、「イエス様御自身が、よみがえりであり、復活のいのちである」ことを、信じることです。

25、26節「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。』」

マルタとマリヤには、もう一つの課題があります。墓の入口の石を取り除くことです。石を取り除くことは、主のみことばを信じた証しになります。埋葬していて四日経っていて、ラザロの体は臭くなっていたとは記されていません。むしろ、イエス様の大声の「ラザロよ。出て来なさい。」のご命令に、44節「死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたまま出て来た。」

<今週の活用聖句>

ヨハネの福音書11章25~26節
「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。』」

<集会案内>

◇4月30日(水)聖別会(217)午前10:30
聖潔を求める人へのメッセージ(5)「六つのみわざ」(2)

地の塩港南キリスト教会
〒233-0022 横浜市港南区上永谷5-22-2 TEL/FAX 045(844)8421
牧師 真部 明

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