音声:使徒の働き(047)  神出不滅 5:33~40


使徒の働き 5:33~40
5:33 彼らはこれを聞いて怒り狂い、使徒たちを殺そうと計った。
5:34 ところが、すべての人に尊敬されている律法学者で、ガマリエルというパリサイ人が議会の中に立ち、使徒たちをしばらく外に出させるように命じた。
5:35 それから、議員たちに向かってこう言った。「イスラエルの皆さん。この人々をどう扱うか、よく気をつけてください。
5:36 というのは、先ごろチゥダが立ち上がって、自分を何か偉い者のように言い、彼に従った男の数が四百人ほどありましたが、結局、彼は殺され、従った者はみな散らされて、あとかたもなくなりました。
5:37 その後、人口調査のとき、ガリラヤ人ユダが立ち上がり、民衆をそそのかして反乱を起こしましたが、自分は滅び、従った者たちもみな散らされてしまいました。
5:38 そこで今、あなたがたに申したいのです。あの人たちから手を引き、放っておきなさい。もし、その計画や行動が人から出たものならば、自滅してしまうでしょう。
5:39 しかし、もし神から出たものならば、あなたがたには彼らを滅ぼすことはできないでしょう。もしかすれば、あなたがたは神に敵対する者になってしまいます。」彼らは彼に説得され、
5:40 使徒たちを呼んで、彼らをむちで打ち、イエスの名によって語ってはならないと言い渡したうえで釈放した。
【新改訳改訂第3版】

上の写真は、スペインのバルセロナで作られた”The Sister Haggadah”(ハガダーとは、ユダヤ教のペサハ(過越祭)の晩餐で読み聞かせられる書物)に描かれた挿絵「Rabban Gamliel seated in a niche flanked by two of his disciples(二人の弟子が側面に並んだ場所に座るラビ・ガマリエル)」(14世紀頃の作、作者不明、Wikimedia Commonsより、大英図書館蔵)